キノコと休日

キノコ写真のブログです。でも冬場はキノコが極端に少ないので、身近な写真などアップしながら、長く継続したいと思っています。

ブナハリタケ

2009年09月27日 | キノコ
低い山はダメだろうと思い、またブナ林を求めて遠出をした。今日行ったのは、
群馬県奥利根の水源の森公園。紅葉がすでに始まっている。

ブナ林は光が地上の届く率が高いのか、下は笹でおおわれている。
営林署の看板に、ブナ林を育てるためには、笹を時々刈り、小さいブナに光が
当たるようにしないと駄目だと書いてあった。

キノコを探すのにも、笹は邪魔だ。おまけに笹の中にクマがいると思うと、
遊歩道から大きく外れて笹原の中へ踏み出すことなどとても無理。

今日も着いたらさっそくキノコ狩りの人に、”一人で山に入るの?クマちゃんが
いるのに”などと先制パンチを食らってしまった。
そんなわけで、今日はひたすら遊歩道を歩くのみ。当然キノコは見つからない。

こちらのキノコ狩りの人は、大きなカゴを背負っていたり、スーパーの買い物カゴ
を持っている。
まことに堂々としたキノコ狩りスタイルで、こそこそしていないのが良い。

_dsc1178
<ブナハリタケ>

_dsc1168
<ヒメベニテングタケ・・・小さいカミキリムシがヒダを食べている?>

_dsc1174
<不明菌・・・傘の色に緑色が少し入っている>

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サンゴハリタケ

2009年09月26日 | キノコ
今日は知り合いのご夫妻と乙女高原にキノコ狩りに行ってきた。
カラカラなのであまり期待できなかったが、こちらが招待する側なので、なんとか
採ってもらわないといけないと、朝からプレッシャーが掛っていた。

結局、ニセアブラシメジ、ムキタケ、ハナイグチ、ヌメリスギタケモドキなどそこそこ
採れ、なんとか格好をつけることができた。

一昨日久しぶりに紀伊国屋書店をのぞくと、「東北キノコ図鑑」を売っていた。
この図鑑は今年8月に出たばかりのようだ。監修は菌蕈研究所の長澤先生である。

さっそく購入。掲載種は約500種とのことであるが、いままで疑問に思っていたキノコ
などが多く掲載されており、大変参考になる。

連休中に撮影したフチドリベニヒダタケや、それと間違えそうになったクロフチシカタケも
ちゃんと載っており、ようやく区別がつけられるようになった。

当分の間、会社の行き帰りはこの図鑑とにらめっことすることになりそうだ。

_dsc1112
<サンゴハリタケ>

_dsc1116
<ニセアブラシメジ…出るときは一度にたくさん出るが、通常落ち葉の下に隠れて
                        発生するので見つけにくいキノコ。とってもおいしい>

_dsc1131
<ムキタケ>

_dsc1136
<キヌハダトマヤタケ?・・・カラマツ林にたくさん出ていた。基部が球根状に膨れており
                  カブラアセタケかと思ったが、胞子は楕円形で平滑のためキヌハダトマヤタケ?とした>

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シワカラカサタケ

2009年09月23日 | キノコ
連休の最後。本当はのんびりと都心の公園でもと思ってたが、こうカラカラだと
きっと出ていないので、また富士山に行ってきた。

6時にいつもの場所に行ったが、さすがに1台も車が止まっていない。連休に取り尽く
されてもう何も残っていないと思う人が多いからだろう。

でもちゃんと出ているんです。
写真を撮りながら、ぼちぼちショウゲンジ、ハナイグチを集めていたら、結構たくさん
になった。今シーズン1、2を争う収穫だ。

昼はまた柳原うどんに行った。やっぱりおいしい。吉田うどんはとっつきが悪いが、
一旦慣れるとおいしさが分かり、これなしには生きられない体(?)になってしまう。

_dsc1060
<シワカラカサタケ>

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<カラマツシメジ・・・カラマツ林に生えていた、ヒダは湾生、やや疎、味は苦くないのだか>

_dsc1027
<ツバアブラシメジ・・・マムシフウセンタケかとも思うが、柄の裂けた表皮が
                             少し紫色なのでツバアブラシメジとした>

_dsc1106
<ウツロベニハナイグチの幼菌・・・ツバの感じや柄が中空であるなどから、
               カラマツベニハナイグチではなく、ウツロベニハナイグチとした>

_dsc1075
<弱い青変性のあるハナイグチ・・・取った後、石付をハサミで切ったら青変しビックリ>

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フチドリベニヒダタケ

2009年09月22日 | キノコ
関東最後のブナ原生林と呼ばれているブナ林のある玉原高原に行ってきた。

玉原はスキー場としての方が有名で、自分もスキーを始めたころ、一度来たい
と思っていた所だ。結局スキーで来ることはなかったが、キノコで来ることに
なるなんて、当時はとても予想できなかっただろう。

今日は昨日同様、倒木を探すキノコ観察となった。地面からはドクツルタケ、
ベニタケなどボツボツ出ていたが、倒木の方が面白いキノコが多かった。

かつて兵庫県の氷ノ山で、倒木の探し方を教えてもらったことがある。
それは”折れているブナを探すこと、その下には必ず倒木がある”というもの。

今日も一日折れたブナの木ばかり探していた。
ただ、笹の中を何かが走って逃げる音がしたり、10mぐらい離れたところを、
何かが歩いている音がしたりなどがあって、なかなか笹原の中に入っていく
勇気が出ない。

でもこれで正解。キノコは見たいが、無理をしないに限る。

_dsc0977
<フチドリベニヒダタケ…山渓の図鑑のクロフチシカタケにすごく似ているのだけれど>

_dsc0996
<アカチシオタケ>

_dsc1009
<ヌメリスギタケモドキ・・・食菌、カサに強いぬめりがある>

_dsc1005
<ツキヨタケ・・・キノコ中毒御三家のひとつ、キノコを割って根元の黒点を確認するか、
                                   ヒダと柄の間のつば状突起で確認する>

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ヌメリツバタケモドキ

2009年09月21日 | キノコ
乙女高原に行ってきた。
朝4時に出て、現地へは7時ごろ着いた。この時間帯だと渋滞に引っかからないが、
8時過ぎには40kmぐらいの渋滞が発生していた。
とにかくこの連休、高速道路の渋滞がすごい。早く出て早く帰る、これしか渋滞に
打ち勝つ手段はない。

乙女高原もカラカラでキノコはない。
こういう時は、腐食の進んだ倒木を探すに限る。どんなに乾燥していても、倒木を
手で触るとしっとり濡れている。

あと1か月すると倒木においしいキノコが出るのだが。

_dsc0875
<ヌメリツバタケモドキ・・・食菌です>

_dsc0884
<クリタケ・・・10月になると株立ちして一度に数10本もとれる、食菌>


_dsc0883
<ホコリタケ・・・一応食菌とされているが、無理をして食べなくてよい>

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