観るも八卦のバトルロイヤル

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「あんみつ姫2」待ってました。なんちゃって時代劇の決定版!

2009年01月13日 | 映画・ドラマ
 なぜか、土田よしこの漫画「つる姫じゃ~っ!」が原作だと思ってて、途中で、「あっ、違う」と思った次第。実は、倉金章介作品の漫画でした。
 甘辛城のじゃじゃ馬プリンセス・あんみつ姫(井上真央)が今度は、小姓の甘栗の助(今井悠貴)の生き別れの母を探して、吉良吉良国に行く。「母を探して三百里」のお話し。
 甘辛国の殿様(あんみつ姫の父)が今回出てないのは柳葉敏郎のスケジュールの問題か?
 祖母・しぶ茶(白川由美)、母・てん茶(和久井映見)、家老、彦左エ門(泉谷しげる)、家庭教師カステラ夫人(夏木マリ)、隠密同心金つばのリュウ(京本政樹)ら前回と同様のキャストに加え、中尾彬、大塚寧々、竹内力、杉本彩、お正月っぽくにぎやかしに、お笑いタレントらが出演。
 で、今回のあんみつ姫のほのかなラブのお相手は、野牛九兵衛こと実は吉良吉良国の若様(内田朝陽)。井上真央おいしいよなー。F4従えたお姫様で、「あんみつ姫の大冒険」では小出圭介で、今度は、内田朝陽かよ。しかし、まあ井上真央のお姫様はかなり可愛いから、手荷物もほとんど無しに、三百里の旅してたのに、5回も着替えたことや(どこで調達した? 甘栗の助は着た切り雀)には触れないでおこう。
 が、いくらなんちゃって時代劇でも、落ちが…???
 確か、吉良吉良国の殿様は代官・阿久田偉観(中尾彬)に暗殺された。んで、跡取りの若様・内田朝陽が行方不明。そんで国を牛耳ってたのは代官って、ありえねぇ。家老でしょーが。
 更に追い打ちは、甘栗の助の母親が実は吉良吉良国の姫・胡桃姫(大塚寧々)で、甘栗の助の父と一緒になるために身分を捨てたが、父と兄が流行病で死んだために、国に戻ったってどーよ。そしたら内田朝陽の父親の殿様は、大塚寧々の父親か兄となるのだが…。そんでもって、内田朝陽を主君に任命しますなんて言ってるけど、だったら今までお前は何してたんだって? あんたが婿養子取って国仕切るよね。
 分からない?
 もっと分からないのが、自分の子の甘栗の助をなぜに甘辛国に置いておくのか? 和久井映見が、立派な侍になるように預かってるとかそれっぽいこと言ってたけど、普通、自分の国で育てねーか? 息子もはや父も無く、天涯孤独なんだからさ。へんなかんざしさしてる場合じゃないって胡桃姫。
 いくらなんちゃってでも、もすこし話しの辻褄合わせませんか?
 と、悪態付いても、深く考えなければ、それはそれで楽しい作品でした。3作目、待ってます。

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