歩けない身体になったことを悔やむ。
昨日の転倒。
転倒した時点では打ち身はないように見えた。
触っても何処も痛くない。
安心したのもつかの間。
朝になって立ち上がったとたん麻痺のある右足が・・・
ぐにゃりとなって立てない。
これはどうしたのかどうなったのかわからない。
歩けないと大きな声で叫んだ。
座って足を押さえてみても痛みは無い。
骨折ではないようだ。
どうしても歩こうとすると足が崩れるようになる。
また倒れると大変なことになりそう無理しないようにしよう。
リハビリ施設には行くことが出来るのか。
リハビリ中には車椅子を用意してもらおう。
勝手にいろいろなことを考えてしまう。
家族には歩いてトイレに行けないことになったのだから・・・
なに?
「紙おむつをしてくれ。」
意地悪口を言って驚かす。
絶対それはない、使わない。
完全拒否。
午後になって家族はボランテァに出掛けた。
見られていると無理するなとか歩かなくても良いと言われる。
でもじっとしてはいられない。
歩けない恐怖が押し寄せる。
何とか数歩でも歩けるようにしなければ。
座っていても足を左右に繰り返し床に打ちつける。
何度も繰り返す。
立ち上がりの練習を繰り返す。
歩く為に一歩足を出してはベッドに座る。
また一歩出す、何度か繰り返す。
5歩歩いてみる。
歩ける、歩ける。
5,6歩歩けた。
ゆっくり歩けばトイレまで歩けるだろう。
トイレまでの廊下に倒れそうになった場合の為に椅子を2脚置いた。
倒れそうになったら掴まれる。
なんで午前中には歩けなかったのか。
倒れる恐怖があるからなのか。
恐怖で身体が硬直したのだろうか。
少しでも歩けたことは恐怖に打ち勝った証拠だ。
油断しないで、慎重に行動しよう。
周りに心配をかけないで過ごそう。
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