ベルママのリハビリ日記    

写真付きでリハビリの様子、リハビリ生活の喜怒哀楽、季節の愛する花々と生き物。

新年を迎えると新しい洋服を用意してくれた母。頼まれたニットを渡してから私たちのセーターを編んでくれた。

2020-01-12 16:54:48 | リハビリ生活、胡蝶蘭

   正月を迎えると思い出す母。

 近所から頼まれてセーターをいつも編んでいた。

 新しい編み機を買うのは父と一緒に東京の会社まで出掛けた。

 

 ニットの本がいつも何冊か出ている。

 今度はどんな編み模様が欲しいのと聞いてくれた。

 ページを開くと綺麗な色、複雑な編み模様どれも新鮮。

 モデルがにこやかに写っているページ。

 これ出来るの?

 説明を見ながらこれだったら何とか編めそうよ。

 この言葉に私が躍り上がって喜んだのは今も見えるようです。

 まだ誰も着ていない新しい編み模様。

 母のセーターは自慢でした。

 

 頼まれたセーターを全てお渡ししてから急いで編んでくれた。

 お節料理を作る合間に編んでくれる私のセーター。

 父が許さなかった内職。

 近所の方は編める事を聞きつけて頼んでくる。

 頼まれると断れない内気な母。

 父の帰る時間には作りかけの毛糸を急いで片付ける母。

 

 母のそばでファッション紙をいつも見ていた。

 ブティックを始めたのは母の思い出があったからなのか。

 

 思い出す新年の新しい洋服。

 見るまではワクワクしている。

 

 いつものメーカーに冬から春まで着られる薄手のニットを注文。

 これで安心だ。

 

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