喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

タイガーウッズの考え方

2010-07-10 | ブログ
 今日は、新チームになって初めての合同練習会・練習試合がありました。
広見中学校・大洲北中学校・大洲南中学校そしてうちの三崎中学校。
 それぞれの学校を率いる尊敬する大好きな指導者がおられます。
広見の徳田・大洲北の坂本・大洲南の濱本先生。
 みなさん、テニスに対してとても情熱があり、
それ以上に子どもたちの人間形成に対して情熱のある方ばかりです。

 いつもそのことに気づかされ、大きな学びとなっています。

 タイガーウッズにこんな有名な話があります。

『トーナメントの最終日、タイガーウッズ選手は、
2位の選手と1打差をつけて先にホールアウトしました。

そして、2位の選手がホールアウトするのを待っていました。

1打差で2位の最終組の選手が、
最終ホールのグリーン上で5メートルぐらいの
バーディーパットに挑戦しようとしています。

もし、この選手がこのパットを外せば、ウッズ選手の優勝が決まります。

 あなたがタイガーウッズ選手の立場だったらどうでしょうか?
「頼む、外してくれ!」
と祈らずにはいられないと思います。

 タイガーウッズ選手は違いました。
 2位の選手のバーディーパットが決まった瞬間、
なんとタイガーウッズ選手はガッツポーズをとっていました。

 試合が終わった後、記者に
「なぜ、彼のパットが入って喜んだのですか?」
と聞かれたタイガーウッズ選手は、
「私は勝負の勝ち負けではなく、
 常に自分にとって最高のゴルフをしたいんだ。
 そのためにはほかの選手も応援する」
と答えました。

 この試合はプレーオフになって、タイガーウッズ選手が優勝しました。
 もしも、彼が「外してくれ」と祈っていたら、
果たして優勝できたでしょうか?』

 テニスでも相手のミスを期待するのではなくて、
自分にとっての最高のテニスを目指して試合に出れば、
良い結果が出るかもしれません。


 タイガーウッズ選手の目標は優勝だったかもしれませんが
目的は最高のゴルフをすることでした。

 誰にも目標と目的があると思います。

 私の場合、試合で勝つことは目標ですが、
目的ではありません。
 目的は、テニスを通じて子どもたちが自分の人生を豊かにたくましく生きていく、
そんな力をつけさせていくことです。

 目標を具体的に立てて努力することは大切ですが
目的を忘れてしまうと、
せっかくの努力が何の役にも立たなくなります。

 目的を達成するためにはタイガーウッズ選手のように
目先の目標にとらわれないで、自分との戦いに勝たないといけません。

 常に自分の人生の目的と
戦っている感覚が大切だと思います。

「最大の敵は、自分」なのです。

                岬人(はなんちゅう)


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