喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

喜久家国際ワークキャンプ 明日、スタート

2012-02-29 | ブログ
 毎年恒例の今年で5回目の喜久家国際ワークキャンプ。
過去、いろいろなできごと、そして何より感動がありました。

 明日からいよいよスタート。
今回は、こじんまりと6名。
まとまりがさらに良さそうです。

 4日から6日まで、NPOナイスのスタッフ、ヤス。
5日から7日まで、過去の参加者フランスのトニー。
2人の途中参加と、もう一人松山から橘さんというすごく興味を持ってくれている女性の参加希望もあったり。

 今回のキャンプリーダー、フレッドと弟と打ち合わせを入念に行いました。

 3月10日(土)午後6時から平礒、喜久家にてに交流会を行う予定。
より多くの人とさまざまな話をして、お互いの刺激、学びにしようというもの。
希望される方はぜひ声をかけていただきたいものです。

 若者たちと共によりよい郷にしていきたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんよ協働推進フォーラム

2012-02-28 | ブログ
 なんよ協働推進フォーラムで、喜久家プロジェクトが発表することになった。

 テーマは、絆と結! ~ちからを紡ぐまちづくり~

 南予の未来をつくるためには、人々が世代や分野をこえて共に地域を考え、
課題に取り組む「ちから」が大切。
 
 もう一度地域を見つめン直し、ネットワークのさらなる発展と、
誰もが安心して暮らせるまちづくりをめざして、このフォーラムが開催されます。 

 日時は、3月4日(日)10:30~16:30

 場所は、JAにしうわ会館 5階ホールにて。

 参加者は300名をめざしている。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喜久家国際ワークキャンプ 2012

2012-02-27 | ブログ
 今年で5回目の喜久家国際ワークキャンプが、3月1日から2週間実施される。
 
 国籍は、日本(大阪)1人、韓国1人、アメリカ1人、フランス1人、イタリア1人、ドイツ1人。
現在ワークキャンプ中の2人も含めて計6人のまとまりのいい人数。

 毎年のことながら、OBやOGも途中参加。
ナイス事務局から担当の井口ヤス、フランスのトニー、韓国のヘミ、
そして国際ワークキャンプと入れかわりで鈴木恭平君が来られるとのこと。

 みんなこんなにも喜久家や平礒を大切にしてくれて、本当に感激。

 3月4日(日)には、「なんよ協働推進フォーラム」で
喜久家プロジェクトの取組を発表することになっている。
 かなり充実したフォーラムで250人以上の参加があるようだ。
 国際ワークキャンプメンバー全員で参加する。

 時間は、10:30 開会式
 10:50~12:00まで第1部で成果発表。

 午後からは、パネルディスカッションと讃岐幸治先生の講演。
終了16:20。

 このような地域イベントにも参加しながら、
柑橘の収穫作業を手伝ってくれる。

 毎年、大きな感動を呼ぶ喜久家国際ワークキャンプ。
今年は、どんな感動があるか楽しみだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森は海の恋人 ~人の心に木を植える~  畠山重篤 さん

2012-02-26 | ブログ
 森は海の恋人 ~人の心に木を植える~  畠山重篤 さん


 愛媛大学附属中学校の第91回愛媛教育研究大会に参加しました。

 お目当ては、畠山重篤さんの講演会。

 畠山さんは、宮城県気仙沼市舞根で牡蠣(かき)養殖業を営んでいます。
 そのかたわら、豊かな海を取り戻すため、
平成元年より漁民による広葉樹の植林活動「森は海の恋人」運動を続けています。 

 その活動は、小・中・高校の教科書にも紹介されています。
 子どもたちを養殖業へ招き、環境教育のための体験学習を続け、
その数は、1万人を超えています。

 そして今年2月、その活動が国連に認められ、
国連森林フォーラムより、森林保護に貢献した世界の6人「フォレストヒーローズ」に選ばれ、
ニューヨークの国連本部で表彰されました。

「森には3つある、山の森、海の森、心の森。それを教えてくれたのはカキだった。
河口の岩に何十年も生きているカキじいさんは何でも知っている。生命と地球の壮大な秘密までも…」

 巨大津波に襲われた大震災から1年、
フォレストヒーローズへの道は、東北再生のみならず、日本、そして、地球の再生への道につながっています。
 
 今まで聞いた講演会のなかで、双海町の若松進一さんと並ぶすばらしい講演会でした。
共通点は、実践と歩み続ける向上心。

 足元を見つめながらもその先を見通した着実な歩み。
すべての始まりは、自分の地域にあるような気がします。


 

 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森は海の恋人

2012-02-24 | ブログ
 今日は、愛媛大学附属中学校の研究大会に出席します。

そこで「森は海の恋人」運動で有名な気仙沼市の牡蛎養殖業、畠山重篤さんの講演会が聞けるのです。

昨年10月に初めてお話しをさせていただき、その魅力にひきこまれました。

実践をもとにした並々ならぬ向上心が感じられました。

どんな話が飛び出すか、とても楽しみです。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金子みすゞのふるさと仙崎から思う

2012-02-23 | ブログ


幻の童謡詩人、金子みすゞが生まれ育った町は、
日本海に面した小さな漁師町。
山口県長門市仙崎。

 瓦屋根の家が海岸線まで迫り、銀色に光る波が打ち寄せる。

 この町を金子みすゞ記念館、顕彰会事務局長の草場睦弘さんが案内してくれた。
 みすゞと出会い、みすゞを探し、みすゞをよみがえらせた一人でもある草場さんの
案内は、みすゞさんをそばで感じられるようなものだった。



 草場さんは、金子みすゞをよみがえらせ、金子みすゞ記念館の館長である矢崎節夫さんのことばを紹介されている。

「みすゞさんは心です。
心にブームはないはず。だからみすゞさんを安易な町おこしや村おこしに使わないでほしい。
それよりも心おこしをしてほしい。
そうすれば必ず町に人が集まってくる。」と。 

 そして今まさに、そのようにみすゞを訪ねる人が増えているらしい。
金子みすゞ記念館の年間入館者数は、約14万人。

 それらの人にこたえるかのように、地元の人たちはあたたかく迎えようとしてくれている。
 みすゞ通りを歩くと、各家々の軒先にみすゞの詩を書いた木札がつるされ、
私たちの目を楽しませてくれた。



 
 みすゞは「仙崎八景」と題した詩を残している。
その中の一つ「王子山」。
対岸にある青島の小高い王子山から仙崎の町を見たものだ。



「公園になるので植えられた、
桜はみんな枯れたけど、

伐られた雑木の切株にゃ、
みんな芽が出た、芽が伸びた。

木の間に光る銀の海、
わたしの町はそのなかに、
竜宮みたいに浮かんでる。

銀の瓦と石垣と、
夢のようにも、かすんでる。

王子山から町見れば、
わたしは町が好きになる。

干鰯のにおいもここへは来ない、
わかい芽立ちの香りがするばかり。」



 ふるさと仙崎は、キラキラと輝き浮かんでいる。
そしてわかい芽のように枯れることなく、勢いよく伸びていく。

 私のふるさと佐田岬もそうあってほしい。
いや、そんなふるさとにするのは、そこに住む私たちなのだ、
と仙崎で金子みすゞさんを感じそう思った。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人の修学旅行 ~山口県仙崎、萩~

2012-02-22 | ブログ
 「大人の修学旅行」、懐かしくもあり、ワクワクもするとてもいい響きだ。
観光カリスマ若松進一さんを塾長とする年輪塾のメンバーで大人の修学旅行に行った。
行き先は、山口県長門市仙崎、萩。
 松山と小倉を結ぶフェリーでの船中泊も含め2泊3日の旅。



 中学生の修学旅行では、見聞きすることのほとんどは初めてのことが多い。
それはとても新鮮で、将来好奇心をくすぐる源となる。

 それに比べ大人には、多くの知識や知恵そして体験が備わっている。
同じものを見聞きしても、見る視点がさまざまで深まりがある。
 今回の旅は、私たちにとってまさにそんなものだった。

それぞれが、おもいおもいのペースで、おもいおもいの見方をしていたように感じる。
そして自分が感じた思いをお互いに語り合い、共有していた。

 

 
 私がこの旅で感じたことは、ふるさとの輝きだった。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐田岬みつけ隊 「みつけ隊通信 75号」

2012-02-22 | ブログ


 伊方町町見郷土館の活動として、佐田岬みつけ隊というものがある。
これは、地域の有志が、地域のお宝を掘りおこしていこう、保存していこう、伝えていこう、
というサポーター組織。
 ちなみに伊方町以外の方でもOK。

 その活動たるやすごいもの。
2月は、恒例の三崎アコウ樹清掃、御殿雛飾り、幻の星「カノープス」観察会の案内、
3月の「ゆったり巡る佐賀関」ツアーの案内など。

 私は、隊員として名を連ねているものの、幽霊会員となっている。
ただ、毎月送られてくる「みつけ隊通信」がとても楽しみで、
その情報を見て、地域の良さを見つめさせてもらっている。

 今月、新たな隊員が加わりその自己紹介が載っていた。
この方は愛媛新聞社の記者で、その文章に胸が熱くなる想いがした。


『「暮らし」考察

 佐田岬半島で驚いたこと数あれど、ひとつ挙げるとすれば、
お盆の「おしょろ船」。

 白装束の市松人形が、故人が好きだったであろうヤクルトやらタバコやらをしょって並ぶ。
しかも船頭は漁師さん。
涙が出そうだった。こんなふうに家族や地域の人に見守られながら送ってもらえるなんて。

 いまいちど「暮らし」というものを考える。
 私が半島で見聞きしたことなんて、表面のほんの一部。
まだまだ知らないことがたくさんある。

 ただ、この土地で、自然を畏れ、先祖を敬い、工夫や遊びを加えながら「暮らす」。
それだけですごい。

 と、隣のコンビニのからあげを食べながら思うのでした。』

 
 なくしてはならないふるさとの宝をまた一つ感じた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金子みすず と ふるさと仙崎 

2012-02-21 | ブログ
金子みすず と ふるさと仙崎 


 山口県長門市仙崎は漁師町。
江戸時代は、北前船の港として、そして捕鯨の港として栄えた。

 人々の生活は、さかなや鯨の命の延長にあった。
鯨墓があちらこちらにあり、
先祖のお墓も生活のすぐ隣にあり、毎日お参りするのが人々の日課。

 命の愛おしさにあふれている。

 金子みすずさんは、このまちで生まれ、育った。

 彼女の詩が、今までよりも深く心に残る。

 ふるさとには、人を育てる風土がある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私と小鳥と鈴と 金子みすゞ

2012-02-20 | ブログ
私が両手をひろげても、
 お空はちっとも飛べないが、
 飛べる小鳥は私のように、
 地面を速くは走れない。

 私がからだをゆすっても、
 きれいな音は出ないけど、
 あの鳴る鈴は私のように、
 たくさんな唄は知らないよ。

 鈴と、小鳥と、それから私、
 みんなちがって、みんないい。



『金子みすゞ全集』(JULA出版局)
 『私と小鳥と鈴と』で、みすゞさんは
“お空はちっとも飛べないが、”“きれいな音は出ないけど、”
と、自分に出来ないことからうたっています。

「出来ることと出来ないこと」と、つい私たちは思いがちですが、
これでは出来ないことは劣っていることと考えてしまいます。
自分が出来ることを出来ない人を見ると、劣っているとすら考えてしまうのです。

 でも、みすゞさんは、「出来ないことと出来ること」と考える人なのです。
こう考えると、出来ることがとてもすばらしいことになるのです。

 同じように、「見えるものと見えないもの」と考えがちですが、
「見えないものと見えるもの」と、一度、自分の考え方、見方をひっくり返すと、気づけることがたくさんあります。

 こんなみすゞさん体験を、楽しんでくださるとうれしいです。

                       金子みすゞ記念館長  矢崎節夫
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白壁と川のある街

2012-02-19 | ブログ
 柳井市は降りただけで旧い町だと知れた。

 珍しい町の風景だ。

 近年、こういう古めかしい場所がだんだん少なくなっている。

 世に有名なのは、伊豆の下田と備中の倉敷だが、
ここにもそれに負けないような土蔵造りの家が並んでいる。

 歩いている人間も静かなものだし、店の暗い奥にすわっている商人の姿も、
まるで明治時代からその習慣を受けついでいるような格好であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

童謡詩人、金子みすず

2012-02-18 | ブログ
小倉から2時間半の日本海を見ながらの列車の旅。
第一の目的地である山口県仙崎に到着。

このまちは、今とても注目を集めている、童謡詩人の金子みすずのふるさと。
私と小鳥と鈴と。
こだまでしょうか。

 彼女のふるさとを歩きながら、人生にせまってみた。
命あふれるその詩にどんどんひきこまれていく。

 写真は、十数万人の顔写真をモザイクパネルにしたもの。
ギネスに認定されている。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊予海峡圏がおもしろい

2012-02-18 | ブログ
 大分と愛媛にはさまれた海を豊予海峡という。
 
 昨夜から、若松進一さんを塾長とする年輪塾で大人の修学旅行に出ている。
松山発、小倉着の船に乗り、豊予海峡をわたり、めざすは山口県仙崎。

 朝小倉では、小雪が舞っていた。
 大学時代以来の久しぶりの小倉駅を散策してみた。
ずいぶんとおしゃれに洗練されていた。

 写真は、街灯にフラワーバスケットをつるしたもの。
アメリカ、ミネソタ州レッドウィングで初めて見た。
目線に花が咲き、とてもきれいなものだった。

 花を大切にしたまちづくり。
すてきなまちに変わっていく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊方原子力発電所 原子力防災訓練

2012-02-16 | ブログ
原子力防災訓練


 昨日は、東日本大震災による福島原発事故後
国内で初めての大規模な原子力防災訓練があった。
参加者は、愛媛県内約1万人。

 三崎中学校では、室内退避、輸送船への乗船、原子力防災についての学習、
そしてグランドはヘリポートとして使用された。

 伊方原発は、佐田岬半島のなかほどにあるため、
もし事故があれば、最西端に位置する三崎地域は、
寸断され孤立する恐れがある。

 ふるさとに帰れない福島の人たちを思うと、
心が痛む。
 先人たちから脈々と受け継がれてきた歴史、文化、生活、アイデンティティなど。

 私の夢は、ふるさとを護ること。

                 岬人
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワインのおいしさ

2012-02-15 | ブログ


 仕事を終え、帰宅し、リビングでゆっくりとお酒を飲むのが最近の楽しみ。

 省エネもかね、それぞれの部屋でしていたこともリビングで。
私の仕事、子どもたちの学習など。
 リビングで家族が過ごす時間が多くなった。

 今夜は、先日買ったワインをあけ、飲みながら家族の団らん。
息子とのキャンプの話は、特に盛り上がった。
休みの日に、「亀の首」という場所にある我が家の雑木林の中でキャンプをしようというものだ。

 そんな話をワインを飲みながら、ほろ酔い気分で話し合う。

 以前は、ワインを飲むことはほとんどなかった。
最近、実家が柑橘農家をしていることを考えたとき、
ぶどう農家と重なって感じられることが多い。
 
 ワインのおいしさ、おしゃれさというよりも、
同じ果物を作っている農家として、その味を楽しみたいという気持ちが大きい。

 するとなかなか味わい深い。
みかんにも甘い、酸っぱいがあるように、ぶどうにもある。
 それは品種であったり、日当たりであったり、土壌であったり。
でも注がれる愛着は、変わらない。
それぞれの味なのだ。

 そんなふうにワインを味わっている。

 今夜もいい夜だ。

                岬人
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする