喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

八幡浜・西宇和総体  感動のコメント

2012-06-30 | 感動
 八西総体が終わって1ヶ月が経つ。
さまざまな思いを抱きつつも、時間だけは過ぎていった。

 総体後のブログに対して、松柏中学校の生徒からすぐに次のようなコメントをもらった。

『 2日間おつかれさまでした。
 私も長かったようで短かった2年2ヶ月の部活動が終わりました。

 昨日、試合が終わった後コートの外で他の試合を見ていると、
試合を終えた中島さん・中井さんペアがコートの外に出てきていました。
 中井さんは、大岩さんの肩で泣きながら「昨日も今日も私のせいで負けた。」と言っていました。
それだけ、勝ちへの思いが強くみんなのためにも勝ちをとりに行ける人なんだなって感動しました。
みんなのために勝ちをとりに行くのは当たり前だけど強くて、でも、みんなに優しい中井さんだからこそ聞いていて感動したんだなぁって思います。

 これから直接お会いすることは無くなるかもしれません。
だけど、三崎中がどんなに強くて、優しい学校だったかはずっと覚えていると思います。
本当にありがとうございました。

 三崎中学校とはたくさん練習試合しました。
そして一番得るものが多かったのも三崎中学校です。

・先生がいなくてもどれだけみんなで練習できるか。
・声の大きさ
・プレーのかっこよさ(ボレー・ストロークなど)

他にもたくさんありました。
この経験を活かしこれから卒業まで中学校生活頑張りたいと思います。

本当に本当にありがとうございました。』



 そして、あれから1ヶ月も経つのに新たに愛宕中学校の生徒から
次のようなコメントが届いた。


『はじめてコメントをさせていただきます。
私は愛宕中のものです。

 私は三崎中とはあまり練習試合がありませんでしたが、
三崎中のチームワークの凄さをあの総体の時に改めて知りました。
 まさに、一人はみんなのために、みんなは一人のために。
っという感じでした。

 私は三崎中の皆さんのことが大好きです。
 中島さん、中井さんペアが試合に負けた後に、
「お疲れ様でした。」
と、声を掛けたら、
「絶対に優勝してください。」
と言われました。
 私は凄く嬉しかったです。
そして、三崎中の皆さんが決勝戦の最後まで、
同じ学校じゃないのに、こんなにも応援してくれてるということが、
何よりも嬉しかったです。

 あの時もお礼を言いましたが、
この場を借りて、もう一度言わせて下さい。
本当にありがとうございました。
皆さんと楽しいテニスが出来て良かったです。』

 
 これらが、中学生の純粋な心から出た言葉。
本当に、すばらしい感性だと思う。

 周りに感動を伝えた三崎中学校の生徒もすばらしい。
それを感じて、純粋に感動した松柏中学校や愛宕中学校の生徒もすばらしい。

 こんな子どもたちが未来を拓いていくのだと思う。
田舎の未来・日本の未来も捨てたものじゃない。
未来は明るい。


              岬人(はなんちゅう)
 

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「おくりびと」そして「おくられびと」

2012-06-26 | 家族
 しばらくぶりのブログ。
あまりの辛さゆえ、書く気持ちがわき起こってこなかった。
 そしてようやく。

 6月20日夜9時過ぎ。
私と子どもたちは夕食をすませ、くつろいでいた。
そこにお見舞いに向かった妻からの電話。
「お父さんが亡くなったんよ。」

 おもわず「えーっ」という、驚きとため息の声しか出てこなかった。
義父との18年間の思い出が頭をかけめぐった。
同時に体からこみあげる熱いものを感じた。

 明るく照れ屋の義父だった。
初めて妻の家を訪れたときも、かた苦しいあいさつはほどほどにして、
「まあ、飲みなはいや。」
と声をかけられ、ビールをついでもらった。
一気に緊張が和らいでいったことが昨日のことのように思い出された。
 
 それ以来、義父とはよく飲んだ。
飲むほどに、息子に近づいていけたように思う。
私にとっては、二人目の父だった。


 人は、誰しも
「おくりびと」となる。
そして、誰しも「おくられびと」となる。

 1ヶ月にわたる集中治療。
6月20日、午後8時39分。
 79歳の誕生日をむかえた翌日のこと、
父は「おくられびと」となった。

 何らかの形で父のことを残しておきたいと思い、
ようやく書きとめることができた。

                    岬人(はなんちゅう)
 
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2・3日お休みします

2012-06-21 | ブログ
 悲しいことがありました。

 生きとし生けるものは、必ずいつかなくなる。
これが大自然の法則。

 それは、悲しいことですが、
受け入れていかなければならないこと。

 そこからまた何か生まれてくる。


 2・3日ブログをお休みします。

               岬人
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喜久家ボランティア 名児邪滋生 君

2012-06-18 | 喜久家の情報


 5月の連休が終わり、喜久家に新しい若者ボランティアが入ってきた。
東京生まれの東京育ち、名児邪滋生(なごやしげゆき)君。

 香りに興味があり、将来はそんな仕事がしたいと語ってくれた。
 
 平礒喜久家の印象は?と聞いたところ、
夜が静かで、真っ暗で驚いていますとの返事。
もしかしたらこの不便さ、不自由さ、自然さが彼を大きくゆさぶることになるかもしれないと思った。
 体格はそんなに大きくないのに、本当によく活動してくれた。

 昨夜は、出発前夜ということで、橋本さんもかけつけてくれ、
得意の料理に腕をふるってくれた。

 1ヶ月半の感動はどうだった?と聞いた。
「お母さんやお父さん、洋海さんや長武さん、みんなから
よく働いてくれて助かるって言われることがとてもうれしかったです。
今までたくさんの人からそんなふうに言われたことがなかったので。」
と、喜びの声を返してくれた。
 聞いていて本当にうれしかった。

 そして何度となく
「また帰ってきます。」
と生き生きとした顔でこたえてくれた。
 その顔を見て、うれしくてたまらなくなった。

 

 ふるさと平礒は、名児邪くんからとっても大きな元気をもらった。
再会を楽しみにしている。

 いってらっしゃい。

                 岬人
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ボランティアって?

2012-06-18 | ブログ
 先週からボランティア(活動)について考えてきた。
「そんなに深く考えず、もっと気軽に取り組めばいいんじゃない。」
といった気持ちになるときもある。

 確かに。
 アメリカでホームレスへの配給品の袋づめをしていたとき、
大学生の若い男性が3人作業に加わった。
楽しそうにおしゃべりしながら。
授業の合い間の時間らしい。
そしてしばらく作業したかと思うと再びもどっていった。
 何かとても自然な感じ。
これもいいなと思った。



 親友のおかけやさんからボランティア(活動)についてのコメントをいただいたので紹介したい。


『本質にせまる活動 (おかけや)

 岬人さんの「ボランティア活動の後、なぜかすっきりしない」という感覚、よくわかります。

すっきりしないのは、なぜ?
自分の活動の意味は?
本当に役立ったのか?

それらの疑問から目をそらさずに、自分のボランティアを問い直し続ける。
かぎりなく「当事者」に近づいて、「課題」に向き合ってみる。

そうするなかで、より本質にせまる活動となっていくのだと思います。

「もうここには必要ないね。」と言えるようになるための、ボランティア活動。
私が思い描くゴールです。』



 先週からおかけやさんと同じようなことを考えていた。
いろんな考えがあっていい。

 何か楽しくなる。

                 岬人

 
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マーシャルをふり返り、ボランティア活動を考える

2012-06-17 | 地域づくり



 美しき島国マーシャル。

 でもその1面では、ゴミの問題が山積している。
 落ちているゴミを拾い回収するというのもすばらしいボランティア活動ではあるが、
この国の根本的な課題は何か?

 それは、ゴミを落としてはいけないという考えが育っていないと言うこと。


 昔のマーシャルは、ほとんどを島でまかなわれていた。
物を入れる袋やお皿などは、ヤシの葉をあめば写真のようにできる。
それは、そのまま捨てられても自然に還っていく。

 ところが、日本の統治が終わり、戦後アメリカ主導のもとで、
大量消費のスタイルがもちこまれた。
 入れ物は、プラステックやナイロン、ペットボトルに変わっていった。
捨てることは自然なこと。そんな感覚でそれらを捨てていく。
でもそれらは自然には還らないのだ。



 環境省の職員が言っていた。
「環境教育が最も大切だが、なかなか国民に浸透していかない。」
「無人島で日本の子どもたちの清掃活動を見て、マーシャルの子どもたちも一緒になってやった。
こんな活動がとっても大切なのだ。」
と。
 写真は、ふり返りを一緒にしているところ。

 ボランティア活動で大切なことは、
課題をしっかりととらえること。
そうすれば自分の取組が変わってくる。

 そしてその課題は、ボランティアのサポートがあるにせよ、
地域の人が自立して解決に向けて取り組んでいかなければならないということ。

 「喜久家プロジェクト~若者と共に郷づくり~」においても
全く同じことがいえる。



 マーシャルはあれから変わっただろうか?
それを確かめに、また行ってみたくなった。

                        岬人
 
 
 
 
 
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美しき太平洋の島国マーシャルからボランティア活動を考える

2012-06-16 | ブログ
先週9日の土曜日、国立大洲青少年交流の家で、ボランティア養成講座があり、
講義の機会をいただいた。

 それを機会に自分のボランティア活動もふり返ってみたが、
活動をする際のある重要なポイントに気がついた。

 今までのふり返り。
写真は、6年前平成18年ミクロネシア連邦のマーシャル共和国に行ったときのもの。



 無人島キャンプの最終日、
「来たときよりも美しく」という日本人ならではの感覚で、海岸清掃等を行った。

「こんな美しい珊瑚礁の島国、マーシャル。ゴミもそんなに落ちていないだろう。」
というのが日本の子どもたち、そして私の考えだった。
 それでも水が入っていたペットボトルやビニールなどが回収された。

 たくさんのゴミを拾ったという充実感はなく、無人島を後にした。

 30分ほど船にゆられ、首都マジュロのある本島が近づいてきた。
本島といっても、細長い島で、一番幅のあるところでも200㍍しかない。
最も高い土地で3㍍。
周りを自然の防波堤である珊瑚礁に囲まれているため、大きな波をおさえてくれる。
そんなことを感動しながらながめていた。

 そのときだった。
私たちの目の前に広がった光景に開いた口がふさがらなかった。



 広がっていたのは、広大なゴミ捨て場。
波打ちぎわでは、廃車となりさびた日本製の車が積まれていた。
海底にも広がっている。
積まれた生活ゴミは、野焼きされていた。
立ちこめる黒い煙とプラスチックやビニールの焼けるにおい。
きれいな海に流れ出る汚れた黒い液。
 廃棄物処理場はない。

 これも現実なのだ。
「太平洋に浮かぶビーナスの首飾り」と言われているマーシャル諸島の現実なのだ。

 1時間前にした無人島のゴミ拾いボランティア活動がよみがえった。
この島々の1面しか見えず、思いもつかず、何となく拾っていた。
拾うというよりも島の自然を楽しんでいた。

 この島国のいろいろな面の現実を知っていれば、
先ほどのボランティア活動も全くちがっていたものになっていただろう。
 
 これが、ボランティア活動の大きなポイントだと思う。
現実の課題があって、ボランティア活動が行われる。
そしてその活動の結果があらわれてくる。
 現実の課題をしっかりととらえられていないと、
その後の活動や成果はうすっぺらいものとなってしまうだろう。

 そしてこの美しい島国マーシャルの1番大きな課題が見えてきた。
そのことについては、また次に。

                           岬人

        


 
 

 
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太平洋のど真ん中、マーシャル共和国でボランティア活動

2012-06-12 | ブログ
 先日9日の土曜日、国立大洲青少年交流の家で、ボランティア養成講座があり、
講義の機会をいただいた。

 それを機会に自分のボランティア活動もふり返ってみたが、
活動をする際のある重要なポイントに気がついた。

 今までのふり返り。
写真は、6年前平成18年ミクロネシア連邦のマーシャル共和国に行ったときのもの。


 白い浜に緑の椰子の木。そしてどこまでも青い空と海。


 毎日のように夕方になるとスコール。
そして雨が上がると、大きな虹。


 もぐると、初めてみるきれいな珊瑚。


 あるプライベート無人島で、マーシャルと日本の子どもたちが交流キャンプ。

 そして、2日間のキャンプを終え、無人島を出発するときに、
みんなで海岸清掃活動。

 こんなとびっきりのボランティア活動をしたのに、
何かすっきりとしない。
充実感が少ない。
 なぜだろう?

                 岬人
 



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アメリカ コロラド州でボランティア活動

2012-06-11 | ブログ
 先日9日の土曜日、国立大洲青少年交流の家で、ボランティア養成講座があり、
講義の機会をいただいた。

 それを機会に自分の活動などもふり返ってみたが、
ボランティア活動をする際のある大きなことに気がついた。



 写真は、平成15年にアメリカコロラド州にあるフォートコリンズ市の学校で日本文化の紹介を行った。
1ヶ月ほどこの町で、地域のさまざまなボランティア活動を行った。




 同じく、地域のコミュニティーセンターでも行った。
写真は、メンバーのひとり福岡県出身の因幡さんが発表をしている場面。



 
 これは、日本の学童保育のようなもの。

 


 これは、低所得者向けの家をボランティアたちが建てているもので、
私は、壁や天井のペンキ塗りをした。

 この他、ホームレス支援や食事の宅配サービスなど
アメリカならではの活動をすることができた。
 自分の中でも、めずらしい活動ができたということで、
少し誇らしい気持ちもあった。
 

 でも今ふり返ってみると、何か満たされない。
いったい、なぜだろう?

                岬人

 
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つながる!はじまる!ボランティア体験講座

2012-06-09 | ブログ
 今日9日、国立大洲青少年交流の家教育事業として、
「つながる!はじまる!ボランティア体験講座」が開かれる。

 これは、特に若者へのボランティアマインドを育てる目的で開催されるもの。
その一コマに、「喜久家プロジェクト ~若者と共に郷づくり~」
の取組を発表してほしいというお願いをされ、することになった。

 喜久家プロジェクトは、5年目に入り、
今までさまざまな若者たちとの思いで深い物語がたくさんあった。

 そんな物語を伝えたいと思っている。



 写真は、農作業の合間のひと眠り。

                 岬人
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東京スカイツリー・ソラマチ 「エスプリ・ドゥ・パリ」のお菓子秘話

2012-06-07 | ブログ


 東京スカイツリー・ソラマチにある洋菓子専門店「エスプリ・ドゥ・パリ」
に実家浅野農園の清見タンゴールが使われています。
写真もそのひとつ。

 そのきっかけを作ってくれたのは、二名津の田村菓子舗の田村義孝くんなのです。
お菓子作りを通してふるさとを元気にしようとするその姿勢には、頭がさがります。
そしていつも平礒で行われている喜久家プロジェクトを応援してくれています。

 よっくんからすてきなコメントがあったので、いつものように紹介させていただきます。

『故郷の仲間の丹精こめて作ったものが、
いろんなところでスポットをあびるのはうれしいです。
 今回の件は鈴木社長からうちの師匠、師匠から私、
私から洋海くんとつながっていきましたが、それぞれの信頼関係があるから成り立ちます。

 鈴木社長は一度、私が修行時代に吉祥寺のお店をたずねた時も、
厨房から何から全て見せて案内してくれたり、
二名津に帰ってオーブンの焼きで困っていた時にヒントとアドバイスをくれたりと、
とても面倒見のいい社長さんです。

 何にせよ、故郷の味が話題の「スカイツリー」で味わえるのはとてもうれしいです。
それも、丹精こめて作った「清見タンゴール」あってのことです。
 基本は、ものづくりですものね。
お互いこれからも、ふるさとを発信していきましょうね~(*^_^*)』

 つながりをもって、力を合わせれば、
何かすばらしいものが生まれてきそうな予感がします。

 基本は、ものづくり、そしてひとづくりだと思っています。

                    岬人

 
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八西総体をふりかえる  ~敗者の歩み~

2012-06-07 | ブログ
 さまざまなできごとや思いをブログに書き記す。
仕事がら、スポーツや部活動のことも多い。

 先日の八西総体の記事に関して、いつもながら多くの反響があり、
コメントを届けてもらったので紹介したい。

 23年前、野村町立野村中学校に勤務したてのころ、
入学してきた荻野君。
 小柄ながら、静かな闘志をうちに秘めた少年だった。
現在は、介護士としてホスピタリティーあふれる心で、
高齢者の介護に努めている。

 私の妻の祖母も彼にお世話になった。
そんな荻野君からのコメント。

『勝ち負けはありますけど…
負けてから得るものは多いとおもいます。
 悔しい思いして成長して得るものは多いと思うし、
だからこそ成長していくのではないですかね…

 中学生の同じ時期ひねくれて最後の方はあまり部活には顔出してませんでしたが、
後々後悔もしました…

 スポーツ見てると勝者より敗者に目がいってしまいますが(T-T)
勝者にしても敗者にしても得るものは大きいですね。

 松柏中の生徒さんがそう思っているのなら、
日頃の先生の御指導がいいので三崎中の生徒さんがそれについて来ている先生への信頼が大きいのではないですかね(^^)v』

 彼のコメントを読んでいると、
まさに「人生には無駄なことは何ひとつない」
ということを感じる。

 踏まれても踏まれても、立ち上がる
麦のような生き方をしていきたい。

               岬人
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八西総体をふり返って  ~ライバルからのメッセージ~

2012-06-06 | ブログ
 先日2・3日と行われた八西総体。
精一杯やったとはいえ、悔しさが残るものだった。

 そんな思いの中、翌日、最も多く練習試合をやってきた松柏中学校の選手から
次のようなコメントをもらった。

『2日間おつかれさまでした。
私も長かったようで短かった2年2ヶ月の部活動が終わりました。
 昨日、試合が終わった後コートの外で他の試合を見ていると、
試合を終えた中島さん・中井さんペアがコートの外に出てきていました。

 中井さんは、大岩さんの肩で泣きながら
「昨日も今日も私のせいで負けた。」と言っていました。
それだけ、勝ちへの思いが強くみんなのためにも勝ちをとりにいける人なんだなって感動しました。
 みんなのために勝ちをとりにいくのは当たり前だけど強くて、でも、みんなに優しい中井さんだからこそ聞いていて感動したんだなぁって思います。

 これから直接お会いすることはなくなるかもしれません。
だけど、三崎中学校がどんなに強くて、優しい学校だったかはずっと覚えていると思います。
 本当にありがとうございました。
そしてこれからもこのブログを見させていただきます。
よろしくお願いします。』

 このコメントを読んで、勇気をもらった。
中学校の部活動において、勝ち負けだけではない、大切なものを感じることができた。

 ありがとうございました。

             岬人


 
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八西総体 ソフトテニス女子

2012-06-03 | ブログ
 少しの不安と多くの期待を胸にのぞんだ総体。
団体戦、優勝候補の双岩中学校戦。

 1組目中島・松下ペア、先手必勝で圧倒的な強さでとりました。
 
 2組目は、梶原・宇都宮。
ねばり強いペアなので、最後まであきらめません。
自力で勝る相手との点がひらいていき、負けてしまいました。

 そして、調子をあげている平尾・中井ペア。
ねばり強く、強気な平尾のストローク。
一瞬の判断で点をとりにいく中井。
 これまでの部活動のすべてをかける。
相手もなかなか崩れず、強気で攻めてきます。
ほんの少しの差で点が相手に入っていきます。
そしてついに相手のマッチポイント。
きびしいコースに入ったボールを平尾が懸命に追いかけ、つないだボールは、
ゆるく大きな放物線をえがき、コートの外へ。

 全員でネットに集合し、お礼のあいさつ。
「ありがとうございました。」
と同時に、声をつまらせ、泣き崩れる子どもたち。
大岩と再び県大会のコートに立つことが、チームの誓い。
「ごめん。」「ごめんね。」

 どんなに思いをこめても叶わない夢があることを知りました。
でもその努力の道筋にすばらしい夢があったように思います。

 四国最西端、日本一細長い佐田岬の中学生。
この子たちの未来は、とても明るい気がします。

                       岬人






 


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明日2日、八西中学校総合体育大会

2012-06-01 | ブログ
 明日、6月2日は、八西中学校総合体育大会。

中学3年生にとっては、2年間の汗と涙の最終章。

精一杯、やりきってほしい。

 三崎中学校ソフトテニス部は、

伊方運動公園で、明日2日団体戦。

3日個人戦。

 チームワークのいい、本当、すばらしい3年生6人。

未来は、こんな子どもたちが拓いていくのだと心からそう思う。





写真は、緑に包まれたふるさと平礒。

                    岬人
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