喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

三崎高校ミニ同窓会 in 松山

2012-11-25 | ブログ


 11月23日(金)、勤労感謝の日。
松山JALシティーホテルで三崎高校のミニ同窓会があった。

 と言うのは、私たち第35回(昭和61年3月卒業、130名)の代の同窓会は、オリンピックの年に開くことになっている。
そこで今年のお盆にロンドン同窓会を開いたばかり。
 その時にとても盛り上がり、仕事や帰省で参加できなかった人のために、
ぜひ松山で再び開こうと一部の人で決まったようだ。

 そんなうれしい流れで20名の参加でミニ同窓会が開かれた。
 恩師の竹本先生、清水先生も参加していただき、会は盛り上がった。
清水先生とは、卒業以来の再会で、この日初めて正野出身ということもわかり、
一気に心の距離が近づいた気持ちになった。

 この日のために、伊藤幸満くん、木野本忠志くん、伊井(片山)久美子さんには、
さまざまな準備をしてもらい感謝の気持ちでいっぱい。
 そして何と、大阪でも上田晴彦くんの音頭で8名のミニ同窓会が開かれた。
途中、ライブ中継もあり、つながりを感じた。



 楽しい時間はあっという間に過ぎ、2時間の時間制だったので2次会へと。
伊藤くんの昔からの行きつけで、保内町出身の人が経営している「ツーフィンガー」。
午後9:30くらいに入ったのだが、朝5時まで飲み放題3000円という安さ。
 会計を気にすることなく、昔話に花が咲く。
酔うほどに、飲むほどに。

 隣には、何と大学4年生の時以来の再会だった宇都宮祥子ちゃん。
なつかしくて、なつかしくて。
でも気持ちは一気にあの頃に返れるもの。
これが同級生のよさ。

 さて、カクテルを何杯飲んだだろうか。
体はすっかり、アルコール漬け。
 再会を約束し、最終お開きになったのが、深夜2時頃。 

 もちろん朝はなつかしの心地よい気分とは裏腹に、
体と頭は二日酔いで沈没。

 三崎高校のこのつながりをいつまでも大切にしたい。

 今回の松山参加者は、
阿部勝也、伊藤幸満、浦田茂、木野本忠志、清家慎太郎、宮本英基、三好要、若杉政利、
石田朝江、上原富代、岡本真美、片山久美子、加藤真由美、田暁美、桝本みどり、吉森志穂、宇都宮祥子、
竹本先生、清水先生、そして私の計20名。


三崎人権の集い 「新得共働学舎 宮嶋望」

2012-11-20 | ブログ


 毎年恒例の三崎人権の集いが開かれる。
日時: 11月22日(木)午後2:15~3:30
場所: 伊方町三崎小学校・中学校体育館
講師: 宮嶋望 氏 (北海道にある新得共働学舎の代表)

 マザーテレサとも会話をされたことがある北海道新得共働学舎の宮嶋望さんの人権講演会。

 北海道十勝の大自然に囲まれ、「ひきこもり」「不登校」「障害者」「うつ」「非行少年」など、
社会的に弱い立場にある70人を超える人たちが共に暮らし、共に働いている。

 一人一人がもつ可能性を見い出し、認め合い、自然のリズムに沿った農業を行っている。
こうして作られたチーズは体にやさしく、とても美味。
世界のチーズコンテストで最高賞を受賞し、高く評価。
2008年北海道洞爺湖サミットの晩餐会で出され、各国首脳から大絶賛された。
 現在、JAL国際線のファーストクラスでも採用されている。

 宮嶋さんは、この人たちでなければ作れないチーズだ、と言われている。
このような共に生きていくすばらしさ、自然を生かす大切さなどを講演していただく。
 
 感動のお話が聞けるだろう。

 著書として、「みんな神様をつれてやってきた」がある。
実践をもとにしたとてもすばらしい本。


 

はんらんする音に囲まれた生活

2012-11-14 | ブログ

                「平礒の風景」

 田舎暮らしの楽しみ方の1つ。
車の窓を全開にして、自然の音に聞き耳を立てること。

 こんなふうにし始めたのには理由がある。
それは、今の生活が、自然の音ではない、人が作り出した音にあふれているから。

 家の中にいてもテレビ、パソコン、音楽、電気機器などから常にさまざまな音があふれ出ている。
そしてそれをかなり大音量で聞くことも多い。
 それらを消すと今度は、密封性が高い最近の家では、自然の音が聞こえない。
そんな音の世界に慣れてしまっている。

 それに比べて自然の音は、もっと小さく、やさしく、シンプル。
虫や鳥の鳴き声、川のせせらぎ、寄せては返す波の音、風の音に雨の音など。

 こう考えると、人はどんどん自然から離れた生活に向かっている。
自然の音に鈍感になっている。
自然に生きている生き物なら、音に鈍感ならば、命の危機となる。

 人は、いったいどこに向かっているのだろう。

 夕方、娘のさやかと車中こんな話をしながら帰った。
「お父さん、そうやなー。 思ってもみんかった。 こんなのいけんやん。」

 もっと、自然と共に暮らしていきたい。

                       岬人(はなんちゅう)

 




 

石垣の郷 平礒

2012-11-12 | ブログ
石垣の郷 平礒


この土日。
久しぶりに休みだったので、故郷平礒の集落をカメラ片手に歩いてみた。
我が家は、集落の一番下にあるので、普段は上の方には上がっていくこともない。
一番上の喜久家(きくや)に向かって歩いてみた。

 たまに歩くと、昔の思い出がよみがえる。
幼い頃は、集落全体が遊び場だった。
「いくつになっても思い出は色あせないものなんだなー。」
とつくづく思う。



 平礒は、海抜100㍍から200㍍あたりの斜面に集落がある。
崩れ落ちないように石垣が郷を支えている。

 先人たちが一つ一つ積み上げたもの。
その工夫と努力に尊敬の念を抱く。

 集落の様子は、実におもしろい。
生活空間と労働空間である柑橘畑がとなりあわせにある。

 石垣の郷、平礒。
未来に残していきたい風景だ。

                岬人(はなんちゅう)

愛媛県立三崎高等学校  武田大作 氏  講演会

2012-11-11 | ブログ
愛媛県立三崎高等学校  武田大作 氏  講演会



 昨日、11月10日(日)母校の愛媛県立三崎高等学校の文化祭に足を運んだ。
 ボートの武田大作さんの講演会を聞きたかった。

 武田さんは、日本ボート界のエース。
40歳にしてまだまだ進化中。
 
 6年前、武田さんと一緒に飲んだことがある。
武田さんと同じ株式会社ダイキに勤めていた、教え子古田良美さんのお世話で。
 古田さんは、伊方中学校、川之石高校とバレーをし、高校時代にビーチバレーの全国大会マドンナカップで優勝。
元オリンピック選手佐伯美香さんとのつながりもあり、同じ(株)ダイキでビーチバレーをしていた。

 武田さんは、同じ(株)ダイキの大先輩。
古田さんは、そんな武田さんを誘ってくれて飲み会を開いてくれた。

 僕は、少々緊張気味だったが、武田さんの気さくなこと気さくなこと。
しかも大好きになる共通点があった。
1つは、故郷が大好きで、それを生かそうとしていること。
もう一つは、みかん農家の長男で、いつかは家を継いで農家をしたいということ。



 そんな思いを、昨日も熱く語られていた。
全く変わっていない。
いや、体力が6年前よりも進化しているように、
その思いは強くなっているかもしれないと感じた。

 武田さんは、どこまでも自分の可能性を求め続ける人。
小さなことを積み重ねて、積み重ねて。

 故郷、母校の若者たちにも武田さんの気持ちは、
大いに響いたと思う。
 田舎者、地方だってやれる。
田舎者、地方だからやれる。
                       岬人
 

「赤福」 と 「き花」

2012-11-08 | ブログ


 日本の食べ物は、世界でもゆびおり。
お菓子にしても、歴史あるものから、現代風のものまでさまざま。

 昨日、金あんちゃんから伊勢参りのお土産にいただいたのが、「赤福」
日本を代表する伝統のお菓子。




そして最近食べたヒット商品が、北海道旭川の
「北の菓子補 壱屋の き花」



 これがおいしい。
1988年から現在までモンドセレクションで24年連続金賞を受賞している。
これは、日本一の最多受賞ということらしい。

 こだわりの一品。
そんなもの作りにあこがれる。

            岬人(はなんちゅう)

双子娘たちの12回目の誕生日

2012-11-07 | ブログ


 灯のない生活が多くなってきた。
でも年に何度かは、こんな灯がある。
特にあたたかい灯のぬくもり。




 今日は、双子娘の12回目の誕生日。
本人たちは、親の苦労も知らず、大きくなったような気持ちかも。
でもそれでいい。
やがてわかる。
私がそうであったように。

 今は、自分たちの誕生日を祝ってくれる人がたくさんいるってことを、
いっぱい感じておいてほしい。
そう思える人が、人を祝える心を育てることができると思うから。


 

 双子の妊娠・出産は、喜びと衝撃に満ちていた。
兄ちゃんの武蔵が、立ち入り禁止の分べん室に入っていき、
母の出産をのぞき見していたことが昨日のようだ。
 子ども心にいろいろ気になっていたのだろう。

 退院してたいへんな育児が待っていた。
同時に夜泣きされると、妻が一人、私が一人を抱きかかえあやす。
 かといって時間差で夜泣きされたら、眠れない。

 でも今となっては、そのたいへんさは忘れさられ、
なつかしさだけが残っている。


 

 今夜もそんな昔話をしてあげながら、
毎年恒例、田村菓子補のよっくんが手作りしてくれたケーキを両親、弟の洋海もいっしょにいただいた。

 こんなかけがえのない時間。
家族の絆は、少しずつ深まっていく。

 最後にフェイスブックでたくさんの方がお祝いの気持ちを届けてくださった。
ありがとうございました。

              岬人(はなんちゅう)


勝沼の一升瓶ワイン

2012-11-05 | 感動


 これでどうだーーー。
とでも言わんばかりの存在感を漂わせる一升瓶ワイン。

 ワインを一升瓶に入れているなんて。
最初は、驚いた、驚いた。

 もう7年前になる。
社会教育主事の資格をとるために、東京上野の研修所へ40日間通った。
宿泊所は、千葉県の松戸市。

 そこには全国から集まった50人近くの仲間がいて、
毎晩、全国のお酒が持ちこまれ、飲み・語りあった。
 そんな中、とても気のあった山梨県南アルプス市の松田さんがいた。
彼が知り合いの農家さんから分けていただいたというのが一升瓶ワインだった。
それが、おいしいの、おいしいの。

 農家さんは、ちゃんとおいしいものを知っている。
きっとみなさんが味わったこともないようなおいしいものを。
それは、佐田岬にある我が家の柑橘にしてもそうだ。


 あれからしばらく一升瓶ワインとはお目にかかっていなかった。
そしてある日突然、出会いがやってきた。

 「頑固一徹こだわりワイン
  生産者還元ワイン ベリーA
  勝沼仕込み  勝沼シャトー」

 

 今晩もこれを飲んでいる。

             岬人(はなんちゅう)

東京演劇アンサンブル 「銀河鉄道の夜」

2012-11-05 | 教育


 「銀河鉄道の夜」
この響きは、胸にジーンとくるものがある。
あわせて、心がドキドキ。

 男なら宇宙へのあこがれや夢を抱いた人は多いと思う。
僕もいまだに、夜空を見上げながら、宇宙への夢をはせる。

 宮澤賢治も大好きな作家の一人。
それは、農業を大切に思うところで、深く通じ合う。

 さて、その代表作「銀河鉄道の夜」が演劇となり、
三崎小学校・中学校に来てくれることになった。
期日は、12月3日(月)。

 本番に向けて、リハーサルに来られた。
中学生も一緒になって、演劇に参加し、創り上げるという考え方。
いいものだと思う。



 三崎中学校の子どもたちもだんだん本気モード。
 田舎にいて、演劇を楽しめる。
うれしいことだ。

 本番までにもう一度、
銀河鉄道の夜を読んでおこう。



 
 

消防団の語らい

2012-11-02 | ブログ
 昨日は、地元平礒の消防団定期点検。
毎月1日がその日。

 車やポンプのかかり具合。
ホースやパイプの水漏れチェック。

 手際よく済ませ、後は飲み会。
これが大切なのだ。

 普段は、すれちがうだけでなかなかゆっくりと話もできない。
昨夜は、消防詰所に行ったときには、すでに点検は終わっており、
2階からにぎやかな声がもれていた。

「遅くなりすみません。」
と言うと、
「おーっ、先やりよるで。 早よ、飲みなはいや。」
と返ってくる。

 話は、年金のことで盛り上がっていた。
「厚生年金がおらから下は、もらえんようなるで。」
「農業者年金は20年かけたけん、いくらもらえるで。」
「年金だけでだいぶんになるけん、税金かかるで。」
「介護保険に後期高齢者医療保険は、きついなー。」
など話が次から次へとわき出してくる。
 
 職場では、飲み会でこんな話は出てこない。
話の内容が偏ってくる。
 聞けない話が飛び交う。

 みんな真剣に、そして愉快に話す。
これが何ともいい。
 家庭だけで生きるのではなく、職場だけで生きるのではなく、
地域で生きる時間がとても大切に感じる。

                  岬人(はなんちゅう) 

秋を感じながら読書

2012-11-01 | ブログ
 田舎にいても日々の忙しさに追われ、時間だけがただ流れていくことがある。
つとめて、
「これじゃだめだ。」
と思い、時間を過ごすように心がける。

 先日、午後から時間が空いたので、読みたかった本をめくる。
天気もよかったので、ベランダに出てみた。



 いつもは家の中でしか読書をしない。
 明るい空の下、秋風を感じながら本をめくると、
まさに本の舞台である北海道を感じるような気がした。

 

 何の本を読んだかというと、
「みんな、神様をつれてやってきた」(宮嶋望)



 久しぶりにすごく引きこまれる本。
それは、内容がつくりものではないノンフィクションだから。
 北の大地、日高山脈のふところにある新得町が舞台。
ここでさまざまなハンディーキャップを持った人たちと共に生活し、
世界で評価されるチーズを作っている。

 実は、著者宮嶋さんに講演に来てもらうことになっている。
11月22日(木)に開かれる三崎人権の集い。

 北の大地、北海道を感じながらのアウトドア読書。
いいものだ。

                   岬人