喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

先週末の佐田岬の風景

2014-11-30 | ブログ
 先週は、何かと慌ただしかった。
と言うよりも充実していたとも言える。

 忙しさに流され、心を失ってはいけないというのが先輩の教え。

 いつも持ち歩いているカメラで、おだやかな佐田岬の風景を何枚か撮った。

 お昼前、伊方からの帰り。
伊方のレッドウィングパークでは、銀杏の紅葉が鮮やかだった。



 この日27日(木)はとても良い天気で、宇和海がまぶしいくらいにキラキラと輝いていた。



 そして夕方、三崎のえびすや旅館で懇親会があったので向かっていると、
夕日が九州の西方に落ち、空を茜色に染めていた。



 忙しい中にも心をハッとさせる美しさがふるさと佐田岬にはある。


               岬人(はなんちゅう)

レトロな昭和の町並み 三崎

2014-11-26 | ブログ
 11月21日(金)、おだやかな天気だった。
三崎のまちなかを通りながら、シャッターを何枚か押した。

 猫の目の目線で撮ってみた。






 えびすや旅館。



 いつもの目線にもどって、丸勝寿司と千どり



 何ともレトロな昭和の雰囲気。

 通りを浜に出ると、岬めぐりの伊予鉄バスが停まっていた。



 バスに乗って岬めぐりをしたい気分だった。


              岬人(はなんちゅう)




 

晩秋の海

2014-11-26 | ブログ
 この1週間、何かとスケジュールがありパソコンを開いていなかった。

 写真は、11月21日(金)の出勤途中に撮ったもの。
風もなく、おだやかな晩秋の二名津の海。

 1つは、松方面。



 そしてもう1つは、通ったばかりの平礒方面。




 この道を毎朝、散歩する人が何人かいる。
あいさつを交わすのが、お互いにとってちょっとした元気のもと。

「おっちゃん、今日も元気に歩いちょるなー。」

おっちゃんは、手をあげてこたえてくれる。

 写真の別なおっちゃんは、戦前生まれで、戦争を生きぬいてこられたらしい。



 いつかじっくりとそんな話を聞いてみたい。

 晩秋の海もいいものだ。

           岬人(はなんちゅう)


野路菊ってどんな花? 

2014-11-20 | ブログ
 野路菊。
今まであたりまえに見てきた、いやあたりまえすぎて、しっかりと見ようともしなかった花。

 野路菊ってどんな花だろう?
調べてみた。



「野路菊は我が国の植物学の父と言われている、故牧野富太郎博士が明治17年に博士の故郷である高知県仁淀川付近の路傍で発見され、
発見場所にちなんで名づけられました。

 野路菊はわが国固有の植物で、本州西部、四国から九州にかけて分布する野菊の一種です。
 海岸近くの崖や山の斜面などに群生する多年草で、内陸部では見あたりません。
兵庫県は自生地の東限及び北限で、自然分布の個体数が最も多いと言われています。

 兵庫県内では明治40年六甲山で最初に発見され、後の大正14年に牧野博士が姫路市大塩町で一大群落を発見し、
学会で発表した事から自生地として有名になりました。
 昭和29年にNHK等が各都道府県を代表する花を募集した時、兵庫県の郷土の花として選ばれました。

 草丈60~90㎝位の多年草で花は筒状花序。
11月から12月にかけて咲きます。
 花の直径は3~3.5cm位。
花びら(舌状花)は、通常白色ですがまれに淡黄色もあります。
 咲き始めはやや黄緑がかっていますが、やがて純白になり盛りを過ぎるとピンクに色変わりします。
 葉は、5裂または3裂し、長さ3~5cm幅3~4cm位で葉は厚く、裏面には毛が密生しています。」


 わが国だけの花。
オンリーワンの花。

 佐田岬にもピッタリの花だ。

                       岬人(はなんちゅう)
  
 


 



佐田岬の野路菊(ノジギク)

2014-11-20 | ブログ
 神社のイチョウやハゼの木が色づく佐田岬の晩秋。
花も少なくなるおりに、幸せの黄色いツワがふるさとを彩っている。

 そしてもう一つきれいな花がある。
白くて小さな野路菊。

 今朝、いつものようにドリップコーヒーをボトルに入れ、車に乗りこむ。
車内にコーヒーのいい香りが広がる。

 時速20㎞くらいのゆっくりとしたスピードで車を走らせる。
安全運転のためというよりも、周りの景色をゆっくりと楽しむために。

 今日のお目当ては、白い野路菊。
道ばたや石垣に野路菊の群生が広がっている。

 車を降り、いつも持ち歩いているニコンJ1のミラーレスカメラで近い距離から撮影。



 ゆったりとした朝の幸せな時間。
ちょっとした楽しみを創り出す。

 心変われば、田舎は楽しみと感動の玉手箱のようだ。


             岬人(はなんちゅう)


西宇和郡小学生サッカー大会  三崎小学校優勝をはたす

2014-11-18 | ブログ
 今日、三崎中学校グランドで西宇和郡小学生サッカー大会が開かれた。
児童数規模により、2つのグループに分から、熱戦がくりひろげられていた。

 今年度、佐田岬小学校と三崎小学校が統合し、新生三崎小学校としての大会。
地元ということもあり、たくさんの応援がつめかけていた。



 3チームによるリーグ戦1回戦は、守りの堅い伊方小学校と対戦し、多くのシュートを打ちながらもなかなかゴールをゆらすことができなかった。
 試合終了間近に待望の点が入り、1-0で勝利した。



 2回戦は、九町小学校と対戦。
ボールあつかいが器用なエースを中心にまとまったチーム。
 この試合では、スピードあるドリブルやパス回しで、次々と点が入っていった。
その度に、応援もにぎわった。
フリーキックで1点取られたものの、5-1のみごとな勝利。



 数ヶ月にわたる練習の成果が実を結んだ。

 子どもは、こんな小さな成功体験で、どんどん成長していく。
一生懸命に取り組み、成功体験を重ねていく大切さ。
これがやがて大きな成功へとつながっていく。

 佐田岬には、夢がある。

              岬人(はなんちゅう)
 

 

娘といっしょに夕食づくり

2014-11-17 | ブログ
 今日は、仕事が休みだったので、いつもお世話になっている妻のためにも、
娘といっしょに夕食を作ることにした。

 スーパーのまいどでジャガイモとタマネギ、ハヤシライスのルーを買い物した。

 帰宅してすぐに料理開始。



 中学2年の娘にとっても将来ひとり暮らしをしたり、
家庭をもったりしたときにとても大切なこと。

 いろいろな話をしながら調理が続いていく。

 そしてついにできあがり。
ちょうど帰って来た妻や息子もいっしょに夕食となった。

 娘といっしょに夕食づくりや家族そろっての夕ご飯。
ささやかではあるが、幸せなひと時。

 田舎では、こんなすてきな時間が流れている。


          岬人(はなんちゅう)

 

 

平成26年度 三崎中学校文化祭 橘岬祭

2014-11-17 | ブログ
 昨日、11月16日四国最西端の三崎中学校では、文化祭「橘岬祭」が開かれた。
テーマは、「Smile ~笑顔から生まれる絆~ 」

 階段の登り口には、地域の方から届けられたきれいな千羽鶴が飾られていた。
 この鶴は、三崎中学校が東日本大震災の被災地である宮城県気仙沼市の大谷中学校と交流をしていることを
知った地域の方から毎年贈られているもの。
 4人の方から合計4千羽もの折り鶴が届けられた。
今週、収穫したさつまいもといっしょに送る予定。



 作文発表や総合的な学習の時間の発表に続いて、合唱コンクールが始まった。
まずは、大谷中学校とのオリジナル交流ソング「きみの笑顔に逢いたくて」を全校合唱。
ずっと歌いつがれてきたすばらしい歌。



 その後、紅白に分かれて「アンパンマンのマーチ」の歌合戦。
どちらもすばらしく、審査員のみなさんを悩ませたようだが、わずか1点差で白組の勝利。

 喜久家ボランティアのキューちゃんとマヤも初めて見る中学生の文化祭に驚きの様子。



 中学生の合唱の後は、プロのソプラノ歌手宮田美智代さんと山地真理さんのピアノ演奏を聞いた。
これぞソプラノ。これぞピアノ。



 学級展示や教科展示、テーマ企画、おりづるの旅プロジェクトによる活動など
盛りだくさんのお昼時。
 大好評のフリーマーケットもにぎわっていた。





 PTAの協力によるバザーも開かれた。
おやじメンバーによる焼きそばづくり。
大人気のメニュー。



 娘たちも妻も大満足の様子。



 午後の部は、生徒によるステージ企画。
歌って、踊って、演じて。
 写真は、白雪姫とゆかいな小人たちによる  劇「白雪姫」





 こうして例年にも増して盛りあがった文化祭だった。
保護者や地域の方もたくさん来てくださり、改めて地域における学校の大切さを感じた。

 岬の子どもたちが、はじけた1日。
子どもが地域を明るくする。

               岬人(はなんちゅう)






花が少ない季節に咲く花

2014-11-12 | ブログ
 晩秋にもなると景色がシンプルな色になる。
それだけに咲いている花がよく目立つ。

 黄色の可憐なつわぶきの花もその1つ。



 その足下に小さな小さな花を見つけた。



 今までも咲いていたのだろうが、自分に気づく目がなかった。
心が変われば見えるものも変わってくる。
まさに「センス・オブ・ワンダー」



 はて、何という花なのだろう?

 知り合いのドングリ・ドンさんこと水本さんに聞いてみよう。

      
                岬人(はなんちゅう)

三崎中学校の校訓とつわぶき

2014-11-12 | ブログ
 日本一細長い四国最西端にある三崎中学校。

 校訓がすばらしい。

「正しく やさしく よく働く
個性のはっきりした 教養ある 国際的日本人になろう」


 その校訓碑の側にも「つわぶき」が。

互いに引き立てあっている。



 蝶々も寄ってきた。





 幸せの黄色いつわぶき。

        
         岬人(はなんちゅう)

ふるさとの味 うめ~しゅ

2014-11-11 | ブログ
 今日、台所の戸棚を整理していたら、奥からめずらしいものが出てきた。
それは、梅酒。
いったい、いつのものだろう?

 引っ越す時にいっしょに持って来た覚えがあるので、もう10年以上前のものかもしれない。
2種類のものがあった。

 1つは、梅がまだ瓶の中に残っているもの。



 ふたを開けるとツーンとしたすっぱさが鼻についた。
一杯、ロックで飲んでみる。
 んー、まだ酸味が残っているが、梅の香りと味が体の芯まで行きわたる感じ。

 すっきり甘く、さわやかに香る。
澄みわたる梅酒。
 疲労回復によさそう。


 そして、もう1つはかなりの年代物。
梅はもう瓶から取り除かれていて、中が透き通って見えない。
まるで濃いワインのような色。

 一杯、ロックで飲んでみる。
くー、濃くて味わい深いまろやかさ。
こんな梅酒は、飲んだことがない。
まさに、うめ~しゅ。

 他の瓶に入れかえてみた。



 ふるさとで取れた梅からできた絶品。

 いつか自分でも梅酒を作ってみたい。
手間ひまがかかるぜいたくさ。
 田舎暮らしの良さの1つだ。

                   岬人(はなんちゅう)



喜久家ボランティアの2人、がんばっています

2014-11-11 | ブログ
 ただ今、喜久家でワークキャンプをしてくれているキューちゃんとマヤ。
毎朝7:30までに母家に集合。
マヤはこのライフスタイルにまだ慣れないようで、眠たそう。



 キューちゃんは、朝から元気いっぱい。



 2人ともカラフルなヤッケとほおかむり。
どこからみても美しき農婦。

 今日から2人とも良あんちゃん家の手伝い。
喜ばれると思う。

 たくさんのギャップがありながら、一生懸命にとけこもうとしてくれる2人。
本当にありがたい。

 ふるさとの秋は、カラフルな季節。

             岬人(はなんちゅう)

朝活 ~朝の掃除~

2014-11-11 | ブログ
 秋も深まり、朝夕の冷えこみも徐々にきびしくなってきた。

 今朝は、朝活を行った。
 6時過ぎに家庭ゴミを出しに行ったついでに、
玄関や前の小道の掃き掃除。

 落ち葉も増えていたので、とても気持ちがいい。



 祖母が生前よく掃除していたことを思い出す。

 朝のちょっとしたすがすがしさだった。


            岬人(はなんちゅう)

晩秋のつわぶき

2014-11-07 | ブログ
 ふるさとを彩る晩秋のつわぶき。
寒さが深まるこの時期、花が少なくなる。
そんな中、白くて小さな野菊と黄色のつわぶきが目を楽しませてくれる。



 不思議なもので、あたりまえのように咲いているので、意識してみないとその良さがわからない。
意識してみると、咲いているところが限られていたり、その美しさに感動したりする。

 ふるさとの良さは足元にある。



 今朝、我が家の門の側に父が植えたつわぶきをじっくりと見てみた。
在来種であるつわぶきが、ピッタリ似合っている。







 青い空と海との組合せもいいが、朝日との愛称もピッタリだった。



 未来に残したいふるさとの風景の1つだ。



                岬人(はなんちゅう)

佐田岬のつわぶき

2014-11-06 | ブログ
今、ふるさとを彩っているのは、素朴だけれど、黄色い可憐な花「つわぶき」。
真っ青な空と海とその花の黄色の対照はあざやか。



 常緑の葉に艶がありフキに似ていることから、その名がついたのだろう。
「艶葉蕗(つやばふき)」からきたものとも言われている。
花期は10~12月。
半日陰でもよく育ち花の少ない時期に咲くため、庭植え用としても人気が高いようだ。
ちなみに実家の門の側にも父が植えています。


 
 葉には強い抗菌作用があり、古くから身近な薬として利用されてきた。
もんだり火であぶって軟らかくし、腫れ物や湿疹、やけど、しもやけなどの患部に貼る。

 幼い頃、山に手伝いに行き、大便をしたいときに、つわの葉でお尻をふいていたことをなつかしく思い出す。
全て両親が教えてくれたこと。
破れにくいのと抗菌作用まであったのだと感心する。

 春に摘み取った茎はフキと同じように食用になる。
ゆでてアク抜きしたものを煮物や炒め物、胡麻あえ、酢味噌あえなどに。
花やつぼみも天ぷらや酢の物になる。



 伊方町は、つわを町の花に制定している。
九町出身で現代俳句の代表作家の一人である坪内稔典さんが、ふるさとの母を慕った句を作られている。

 「つわぶきは 故郷の花 母の花」