喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

四国最西端の八幡浜・西宇和地区中学校新人大会  選手宣誓

2012-09-29 | ブログ
 四国最西端の八幡浜・西宇和地区中学校新人大会が開かれた。
 ソフトテニス女子の会場では、台風による雨雲が漂うなか、
それを吹き飛ばすようなさわやかな選手宣誓が行われた。
 選手宣誓は、三崎中学校主将。

『宣誓

 私たち選手一同は、
夢を追いかけ、汗を流してきた仲間とともに、
最後まで力いっぱいプレーし、
見る人に勇気と感動を与えられるよう競技することを誓います。

 また、良きライバルである八西地区の選手とも、
正々堂々としたプレーを通じて交流を深め、
新たな絆を築いていくことを誓います。

 平成24年9月29日  
 選手代表 三崎中学校ソフトテニス部主将  』

 元気いっぱいの力強い宣誓。
今まで聞いたなかでも、記憶に残るようなものだった。

 大会は、2時間後に雨のため中止。
後日、続きが行われる。

              岬人(はなんちゅう)

中秋の名月前夜 ~月より団子~

2012-09-28 | ブログ


 我が家は月が好き。
なぜか惹かれることが多い。
農家の遺伝子だろうか。

 何日も前から、月がしだいに満ちていくのを楽しみに眺めていた。
今夜の月もほぼ満月。
そして、明日が中秋の名月。

 ところが、台風が猛接近。
おそらく明日の夜は見られないだろう。

 ということで、急きょ、今夜月見の会。
妻と娘たちは、せっせと団子づくり。
楽しい話に花が咲く。



 娘たちは、できあがると、月見はそっちのけで、
団子をほおばる。
パクリッ。
「おいしいー。お父さんも食べてみて。」

そして、私も1つ、パクリッ。
「おいしー。」



 というわけで、月見そっちのけでお腹が満たされた。
さて、今から心を満たしにベランダへ。
 
 明るい月が、一家団欒の時をつくってくれた。

                     岬人(はなんちゅう)

田舎の和食のよさ

2012-09-27 | ブログ
 給食だよりにすてきなことが載っていた。

「一汁三菜」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
これは、ごはんと汁ものに3つのおかずを組み合わせたもので、
昔から和食の献立の基本となっている。

 天高く馬肥ゆる秋。
食べ物がおいしいこの時期、ごはんのおいしさ、旬の食材を上手に取り入れた和食の良さを
見なおしてみたい。



 例えば、乾物(かんぶつ)。
 日本には、昔からいろいろな乾物がある。
いい「だし」がでるだけでなく、いつでも使えてとても便利。
 太陽の光にあたって、さらにおいしくなり、栄養価が増えているものもある。
ビタミンDが増えるらしい。
 まめ、ひじき、ゆば、かつおぶし、かんぴょう、ふ、こんぶ、こうやどうふ、
ほししいたけ、切り干しだいこん、魚のひらき、ひがしやま、するめ……。



田舎のなつかしい味がする。
 早い、手間いらずという便利さだけが求められるのではなく、
遅い、手間がかかる、でもおいしい。 体にいい。
そんな料理を大切にしたい。



 天国のばあちゃんの味を思い出した。



徒然なるままに

2012-09-26 | ブログ
「徒然なるままに、日暮らしパソコンに 
 向かいて、心に映りゆく由無し事を
 そこはかとなく書きつくれば、  
 怪しうこそ物狂おしけれ。」

 今朝の起床は、4時。
昨夜は11時に床に就く。

 いつものように、メールやフェイスブックのチェックで30分。
持ち帰った仕事を少しする。

 5:30 大好きな風呂につかる。
辺りは白々と明け始め、東の空がオレンジ色に染まってくる。
窓からは、ひんやりとした秋の風が入ってくる。

 風呂からあがり、
日焼けした肌にシーブリーズをふりかけ、シャキッと。

 そのまま、マグカップに愛すコーヒーをつぎ、
カメラを手にベランダに出る。



 いつも見慣れた景色が広がるが、
同じではない。
 吹く風も、聞こえる音も、香りも…
そんなことを感じると、この瞬間が大切に思える。



 海からは、真珠養殖の作業船のエンジン音がこだまする。
早い朝だ。
そして防災無線からの6時のチャイム。

 徒然なるままに書いてみた。
パソコンを打ちながら、徒然草の一節を思い出した。



 故郷の田舎と徒然草。
けっこう合っている。

            岬人
 
   

最後の運動会「二名津小学校」

2012-09-25 | 農業
 23日(日)、娘たちが通う二名津小学校の運動会が行われた。
 前日の夜から降り始めた雨は、朝方近くまで降り続き、
娘たちもできるかどうか気になっていた。
 雨があがった空は、どんどん回復し、9時15分から始まった。

 来年度から三崎小学校へ統合するため、最後の運動会となる。
 私が入学したのは、釜木小学校。
3年生まで過ごし、4年生から松小学校と一緒に二名津小学校へ統合した。
あれからもう30年以上経ち、3年前息子が卒業し、今年で双子の娘たちも巣立つ。

 今年が最後かと思うと多くの寂しさがこみあげてくる。
地域の人も同じ思いで、大勢つめかけた。
 地域ぐるみで学校を盛り上げ、大切にしようとする思いは、
今も昔も変わらない良さ。

「あることの終わりは、あることの始まり。」
だと思う。
 明るい未来に向けて、歩み始める。

                    岬人(はなんちゅう)
 

最後の運動会「二名津小学校」

瀬戸内に沈むそれぞれの夕日

2012-09-22 | ブログ

 
 先日、瀬戸内にある松に沈む夕日を眺めていた。
さまざまな思いを感じながら。

 「夕日のまちづくり」
と言えば、全国的にも有名な双海町の若松進一さん。
こんなコメントをいただいた。


『同じ瀬戸内海に沈む夕日でも、見る場所や時間、季節によって随分違うもんだと、
あなたの夕日の写真を見て実感しました。
 
 私の町では秋分や春分の日に、恋人岬のモニュメントの穴の中に、
夕日がスッポリ入る仕掛けを造っています。
 この夕日を見ると幸せになるなんて大嘘をついて、パロディ豊かに生きています。

 双海の春分の日の夕日はブラジルリオデジャネイロの朝日です。不思議ですね。

 夕日が海に落ちる姿を見えるふるさとに住めて幸せです。
幸せとは幸せと感じる心ですから・・・・。
                         人間牧場主 若松進一』

 僕は、幼い頃からこの夕日を見てきた。
このヒラバヤにみかん畑がある。
家族で作業をし、松地区に落ちる夕日に照らされた。

 中学校から高校までは、自転車で通い、
時間が合えばこの夕日を見ながら、家路を急いだ。

 同じ夕日でも見る場所の思い出がつまっている。
そんな思い出を心の奥で感じながら、同じ夕日を見ることができる。

 故郷っていいな。

                岬人

お彼岸

2012-09-22 | ブログ
 今日22日は、お彼岸の中日。
平礒は、とても先祖を大切にする地域で、
1年間にお墓掃除を7回も行う。

 先日母が掃除を済ませ、シャシャキの花をお供えしている。

 部活動が終わったら、夕方にお墓掃除に行こうと思っている。

瀬戸内に沈む夕日

2012-09-19 | ブログ
 いつもの帰り道。
二名津から平礒へ向けて、峠の平バヤにさしかかる。
松灯台の向こうに夕日が沈んでいく。

 いつもバックに入れているカメラを取り出し、シャッターを切る。




 あの向こうは、九州の別府あたり。




 夕日を追いかけるように……




 瀬戸内に沈む夕日がきれい。
ここで生まれてよかった。


         岬人
 

故郷の朝焼け

2012-09-18 | ブログ


 最近、睡眠を大切にしている。
大ざっぱに言うと、早寝早起き。
細かく言うと、夜11時就寝、朝5時起床。
 いつものようにカーテンを開け、ベランダに出る。

 風船かずらごしに東方にある釜木の朝焼けを望む。
台風一過。
朝日が雲をオレンジ色に照らす。
さわやかな1日になりそうだ。


 カメラの焦点を風船かずらにあわせると。


 何か、いい感じ。


 そしてさらに。


 風船かずらも体いっぱいに朝日の恵みを受ける。

 僕の体にも力がわいてくる。

                   岬人(はなんちゅう)

田舎の人たちの良さ ~喜久家ボランティア あっこちゃんの言葉より~

2012-09-17 | 喜久家ボランティア
 昨日まで2泊3日で平礒へ郷帰りしてくれていたあっこちゃん。
ドラマ「美丘~君がいた日々~」の吉高由里子に似たとっても明るい子。
昨年2011年の3月に2週間の喜久家国際ワークキャンプに参加してくれた。

 このときのメンバーでは、リーダーだったちあきちゃんに次いで2人目の郷帰り。
受け入れしている僕たちにとって、初めて来てくれる以上に、再び帰って来てくれることがうれしい。
なつかしい話に花が咲く。

 佐田岬リゾートに住む大利さん夫婦を弟とあっこちゃんと3人で訪ねた。
広い自然の庭に、さまざまな草花や木々。



 大きな自然の木の下にブランコがある。
大利さんにすすめられ、あっこちゃんも乗ってみる。



 庭を歩きながら楽しい話をする。
辺りが暗くなり始め、家の中へ。



 大利さん夫婦の話に聞き入るあっこちゃん。
そしてあっこちゃんの話を聞きたがる大利さん。
おじいちゃん・おばあちゃんと孫のように見える。



 話は尽きないが、夜9時になったので、帰ることにした。
わずか2時間半前の出会い。
でもお互いに大きな感動が生まれた。

 帰りの車の中で、あっこちゃんが言ってくれた言葉が強く心に残った。

「こちらで出会った人って、
(洋海さん、長武さん、田村さん、そして大利さん夫婦も)
みんな私の話に耳を傾けてもらえます。
 都会では、こんなに歳の離れた若者だから、見下ろされているような話ぶりの人もいるんです。
だから一緒の気持ちで、話を聞いてもらえるみなさんとの時間がとってもうれしく思えます。」




 とてもうれしい言葉だった。

 僕たちは、自分たちの良さに気づいていないが、
誰の言葉にたいしても耳を傾ける姿勢は、
とっても人を大切にしているということを。

 都会に住む若者に、田舎の人の良さを気づかせてもらえる。

 ありがとう。

                  岬人(はなんちゅう)

 

喜久家ボランティアあっこちゃんの郷帰りと新たな出会い ~よっくん と 大利さん~

2012-09-17 | 喜久家ボランティア
 1年半前の3月。
喜久家国際ワークキャンプで活動してくれたあっ子ちゃん。
昨日まで2泊3日の里帰り。

 このように里帰りしてくれることが最高にうれしい。
いろんななつかしい話に花が咲く。
 彼女は、あれからもさまざまな経験をし、
ますますすてきな女性になっていた。

 経験や人との出会いを大切にする。
その考え方が、清々しいほどぶれない。



 会ってもらいたい人がいた。
田村菓子補の3代目、よっくん。
リホームした田村菓子補で、2時間ほどの話。
両方にとって、新鮮な考えを感じるものになったようだ。




 もう一人は、佐田岬リゾートに住む大利さん夫婦。
僕の大好きな夫婦。
自然の中で、ゆったりと過ごす生き方はまさに理想。
時々、喜久家の若者を連れては訪れる。
1000坪の庭には、もともとあった自然の森。
少しずつ植えていった四季折々の草花。
手のひらに種を乗せると、それを食べに来る鳥たち。
そしてあたたかい木の家。

 

 自然な生き方の話で盛り上がった。

 大利さん夫婦もあっこちゃんのことをとても気に入り、
「都会にもこんなすてきな娘さんがいるのね。」
と、喜ばれた。
 それは、あっこちゃにとっても同じだっただろう。

 出会いが、また新たな出会いを生み出していく。
田舎には、人の数こそ少ないが、心をゆさぶる出会いがあるものだ。



 

家族を大切にしたいなら…  

2012-09-14 | 家族
 陰山コラムより

『30年前、家族が一番と思う人は少数派だったが、
今は一番多い。

 希薄化したのは、家族関係だけではない。
親戚や職場、地域の人間関係だ。

 だからこそ、相対的に家族が重要となり、
その家族関係が危機になると、
修正してくれる親戚などいないため、
一気に悲劇になる。

 家族を大切にしたいなら、
家族だけでなく、
周囲の関係を大切にするべきなのだ。』


 全くその通りだと思う。
気軽なホームパーティーなどをじゃんじゃん
したらいいのに。

 そのためには、妻の理解が必要不可欠

            岬人(はなんちゅう)

「早寝・早起き・朝ごはん」の大切さ ~陰山コラムより~

2012-09-11 | ブログ
 全国数多い教員の中でも陰山英男さんは非常に有名。
小学校教員として百ます計算や漢字練習の反復学習を続け、基礎学力の向上に取り組んだ。

 陰山さんの著書も多く読んだ。
次のようなコラムがある。



「早寝・早起き・朝ごはん」の国民運動で、
朝ごはんを毎朝食べる小学生の割合は、
8割から9割に、中学生は7割から8割にあがったことが、
文部科学省の全国調査でわかった。

 生活習慣の改善は難しい。
にもかかわらず、これだけよくなった理由は、生活習慣をちょっと変えただけで、
子どもの状態が目に見えてよくなるという証ではないだろうか。」

 成長のきっかけは、案外シンプルで、
あたりまえのことのなかにあるのかもしれない。

                     岬人

田舎の早寝・早起き・朝ごはん

2012-09-11 | ブログ
 最近、生活習慣を大きく変えた。
特に睡眠に関する早寝・早起き。

 これまでは、平気で午前1時くらいに寝ていた。
そして起きるのが6時頃。

 ここ最近は、午後11時頃寝ることにしている。
しなければならないこと、したいことも多くあるのだが、
わりきって床に就く。

 そして起きるのが5時前。
 この時間、まだ夜は明けておらず暗いのだが、
ひんやりとした空気がいい。



 今朝もいつものように冷蔵庫から、お気に入りの「愛すコーヒー」をカップにつぎ、
ベランダに出る。
 風船かずらの様子、対岸の東側の釜木の山並み、見下ろせば波静かな湾。
いろいろと見るものがある。
秋の虫たちも鳴いている。一晩中鳴いていたのだろうか。

 白々と明け始めると、周りの山々から鳥たちが一気に鳴き始める。
そして朝焼けの空。
黄金色の陽ざし。



 今朝は、この夏子どもたちと訪れた東北の被災地のことを思い返していた。

 ゆっくりとふり返る時間、今日の力をためる時間。
田舎の早寝・早起きが気に入っている。

                  岬人

風船かずら  (ハートシーズ)

2012-09-09 | ブログ


 妻が夏の初めに二名津の水本さんからいただいた種。
ハートの形がとてもかわいい。

 こんなかわいい種が、どんな植物に育つのだろう。
それが、風船かずら。

 朝、白々と夜が明け、やがて陽が差し始める。
そんな陽をいっぱい受けて、すくすくと育ったハートシーズ。
それを見るのが、朝のちょっとした楽しみ。

 かわいい花。



 もうしばらく、楽しませてくれそうだ。


                 
                          岬人