喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

父から息子へのプレゼント

2014-06-28 | ブログ
 まだ体が本調子ではない。
こんなやわなことではたくましく生きていくのはむずかしい。

 もう2週間前になる。
川口拓さんのサバイバル教室に息子と参加。

「この自然豊かな佐田岬、ふるさとで、もっと自然を感じながら、
自然を大切にしながら暮らしていけたらおもしろいな。」

という誘いに息子はのった。

 川口さん自身が、ネイティブアメリカンの生き方考え方に影響され、
その教えを大切に教室を開かれている。
 私も息子も心地よい時間を過ごすことができた。





 石器時代のような活動もいいのだろうが、ナイフという道具があれば、格段に自然を楽しむことができる。
川口さんが数あるナイフを使いこなし、値段的にも手頃なナイフを使わせてくれた。
 息子もその切れ味、使い良さに興味津々。

 今月の最初に17歳の誕生日を迎えた息子。
昔のように誕生日プレゼントをせがむことはなくなった。
いつもより、ちょっと豪華な妻の手料理が誕生日のお祝いだった。



 そんな息子にこのナイフをプレゼントしようと思った。
自分の生活を豊かにするために。
川口さんから予備のナイフを分けてもらい、息子にプレゼント。
父から息子への贈り物。

 たくましく、やさしく育ってほしいと願う。


                 岬人(はなんちゅう)

アラスカからの便り  太陽の恵み

2014-06-23 | ブログ
 アラスカ州フェアバンクスに住んでいる知り合いが、先日6月21日夏至の日の写真とメッセージを伝えてくれた。
驚きと感動。

「夏至がこんなに特別に感じたのは生まれて初めて。
 真っ暗な冬を乗り越えて、太陽の大切さをここに来て知ったからかもしれない。



標高1000mを越える、イーグルサミットというところに『沈まぬ太陽』、『転がる太陽』を観に行って来ました。



 野生の勿忘草をはじめ、たくさんの素敵なお花と出会い、
太陽を眺めながら、アラスカの大自然に触れてきました。







 ひとつひとつが私にはとてもと〜っても輝いて観えました。」



 このような太陽を日本では見ることはできない。
アラスカでは、人も動物も植物も全てが太陽を待ち望んでいるようだ。
そして短い夏を思いきり生きるのだろう。
 
 日の本と言われる日本では太陽がいつも身近にあるので、
ふだん太陽の大切さをなかなか感じることはない。
 でもどれほどその恵みを受けていることか。

 あたりまえのことを見なおしてみようという気持ちになる。
 
 この日三崎では、昼間が約15時間で、夜間は9時間くらい。
冬至になるとこれがほぼ逆になります。
 
 今まさに太陽の季節。

                     岬人(はなんちゅう)

最悪の1週間でした

2014-06-22 | ブログ
 先週15日の日曜日。
 保内町三島神社にて一宮かな子さんのお誘いで、
川口拓さんのすばらしい「サバイバル教室」に参加。

 1日楽しませてもらったので、帰宅してから3時間ほど
家の周りの掃除や小道の掃除をしていたところ腰に張りを感じた。
いつもの透り、少し腰を痛めたようだった。

 翌日月曜日、少し熱っぽさもあり、前かがみで歩きながら出勤、仕事。
加えてお腹の調子がグルグル。
吐き気もあり、それから3日ほどほとんど何も食べられずの状態。

 同時に一緒に行った息子も月曜日の夜から39度の熱。
そして火曜日の朝は嘔吐。
学校を休んだ。

 そんな感じで最悪の1週間。
ブログを書く力もなく、ただただ時間があればベッドで横になっていた。
ようやく昨日から食欲も戻り、形ある物を食べられるようになった。

 体重は今も2㎏ほど戻らず。
なくして分かる健康。
良い休養だったのかもしれない、ということにしておこう。



 体調と同じく、カラッと晴れない天気の1週間だった。
でも目にする周りの緑は、ますます濃さが増してきたように感じる。

 梅雨は、元気をたくわえる時期なのだろう。

                  岬人(はなんちゅう)

川口拓さんのサバイバル教室に参加

2014-06-17 | ブログ
 15日の日曜日、八幡浜市保内町三島神社で行われた
「川口拓さんのサバイバル教室」に参加。

 これは、ネイティブアメリカンの教えが基本となっているので、
芯がぶれない学び多いものだった。

 内容は、①フォックスウォーク

②シェルター(テント)づくり




③火をおこす
 火おこしの道具を作る



 火おこし(川口さんのアドバイス)



 命の火がおきる




 息子を誘ったところ
「行きたい」
ということだったので、一緒に参加。

 川口さんの大らかな人柄もあり、
自然をゆったりと感じられる心地いい時間を過ごすことができた。

 自然豊かな佐田岬半島で、自然との共生をもとにした
今回のような活動を創っていきたいと思う。
新しいライフスタイルであり、地域の魅力を感じる取組であると思う。

         
                    岬人(はなんちゅう)

涼しい6月

2014-06-14 | ブログ
 6月と言えば雨が多く、湿っぽい。
そんなイメージ。

 ここ佐田岬の梅雨は、今のところそういった感じではない。
どんよりとした雲がたれこめていたりもするが、
大きな雨にはならず、昼間も外の活動ができている。

 3日前、近辺で一番高い伽藍山に上った。
ここからの眺めがいい。


                     「三崎湾」


                     「大分県佐賀関へ出航した九四フェリー」


                     「三崎小・三崎中学校のグランド」

 風がひんやりと涼しい。

 すばらしいふるさと。
ここは、四国の玄関口とも言える。

                  岬人(はなんちゅう)

豊かな夏の実り  佐田岬より

2014-06-13 | ブログ
 初夏。
こちら佐田岬では、たくさんの豊かな実りがある。

 11日、半島で一番高い伽藍山に上がった。
そこでは、おいしそうな実りがたくさん。

 
「いちじくの実」


「すもも」


「びわ」

そして

「桜の実」

 春、山をピンク色に染め、目を楽しませてくれた桜。
今はたくさんの実をならせている。

 桜の実は、さくらんぼとはちがう。
赤い実は、まだ熟しておらず、すっぱい。
熟して黒ずみ、やわらかくなったころが食べごろ。



 幼い頃は、よく食べたものだ。
今は誰も食べる人がいないので、もったいないが地面が黒くなるほど落ちている。

 酸化防止作用があり、体にはとてもいいらしい。
ジャムをつくるのもいい。
飲み物に入れるのもいいだろう。



 その他、タブの実、まくわうり、なし、ぶどう、スイカ、トマトなど
自分の畑で作ったりするものもあわせると、
店で買わなくても旬の味を楽しめるものがたくさんある。

 ここ佐田岬の夏は、豊かな実りの季節。

                   岬人(はなんちゅう)


四国最西端の母校三崎高校を訪ねる

2014-06-12 | ブログ
 昨日11日、母校三崎高校を訪ねた。
国道から高台にある校舎へ続く道沿いに、高校生が自分の夢をつづったパネルをはりつけているところだった。
「こんにちは」
という元気の良いあいさつが響く。

 名付けて未咲輝ロード。
それぞれが、色とりどりの夢をかかげていた。

 校舎2階の会議室に入り、生徒玄関を見下ろす。
三崎高校がこの高台へ移転して25周年。
 当時植えられた木々もうっそうと大きく成長し、暑い日差しをさえぎるまでになっている。



 移転して2、3年後に教育実習をした時のことをなつかしく思い出す。

 すばらしい母校だ。

朝の家事  自然な暮らしより

2014-06-11 | ブログ
 昨日の朝があまりにも早かったため、
昨夜は眠気に襲われ、10時にはベッドについた。

 ということは、今朝もまた早くから何やらできるということ。
4時に起きると、妻はパソコンで仕事をしていた。
 妻は、毎朝料理、洗濯などで忙しく、仕事を持ち帰ってするということは
よほどせっぱつまってのこと。

 少しでも負担を軽くしてあげようと思い、食器洗いをした。
本当は、今月は息子の役割だが、忘れていたようだ。

 あっという間に30分が過ぎ、自分の仕事にとりかかる。
朝の仕事は、夜の仕事に比べるとその能率は、2倍とも3倍ともいわれている。
1時間あまりで次々とこなし、メールチェックにブログ書き。

 「いい習慣は、天才に勝る」
早寝・早起きの習慣を身につけると、時間が大切に使えそうだ。

 ちなみに平礒の農家の朝は早い。
朝6時、おそらくもう畑仕事をしている人はいるだろう。

 田舎の人は、自然な暮らしを営んでいる。


                   岬人(はなんちゅう)

佐田岬、平礒の田舎の朝

2014-06-10 | ブログ
 昨夜は10時前にコトッと寝てしまった。

 レポートがあったので、朝3時に目が覚めた。
寝ぼけ眼をシャキッとさせるため、朝風呂に入る。

 さらにコーヒーをつくり、ベランダに出て体をひやす。
頭も体も完全に目を覚ました。
朝4時前。
 今日は曇りなんだろう。
星も少なく、いつもよりも暗い。

 パソコンに向かい、レポートをすると思いきや、
メールやファィスブックのチェック。

 気がつくと朝5時前。
ウグイスやツバメ、スズメの鳴き声が響き、それが気になり再びベランダへ出る。
 曇りだが、気持ちのいい朝。


                               「東の釜木を望む」


                               「お気に入りのわが家の前の小径」

 そんな様子をブログに記しておこうと思い、今にいたる。
書き始めて15分、間もなく書き終わる。


                               「母が植えたスイカとトマト」


 はて、今朝は何のために早起きしたのだろうか。
だが、ゆったりとした田舎の朝の時間だった。

 まだいっこうに進んでいないレポート。
今から1時間でしあげる。

 というイメージは、できているのだが。
はたして。

                   岬人(はなんちゅう)

佐田岬の太陽

2014-06-09 | ブログ


 職場からの風景。
碧い山々に青い空。
雲1つない梅雨の晴れ間。

 佐田岬の太陽によってたくさんの恵みがもたらされる。
柑橘栽培が盛んな佐田岬には、3つの太陽があると言われている。
1つは、真上からの太陽。
1つは、海に反射した太陽。
1つは、石垣に反射した太陽。

 これら3つの太陽の光と熱によって、おいしい柑橘ができる。

 また風車公園に次のような説明看板があった。

 「日本は、世界一太陽光発電を取り入れている国。
地上に降りそそぐ太陽エネルギーを100%使うことができれば、
世界で使うエネルギーの1年分を、
何と1時間でまかなうことができる!」



 そしてその太陽の光がどれくらい強いかを全国的に見てみると、
何とこの佐田岬半島は最高レベル。

 伊方町は、風のまちであり、太陽のまちなのだ。





 持続可能なエネルギーづくりをめざしてほしい。

 湿度が低い、さわやかな風がとても心地いい。

                岬人(はなんちゅう)

梅雨晴れやところどころに蟻の道    正岡子規

2014-06-08 | ブログ
 こちら佐田岬は2日前から雨が上がり、さわやかな天気となっている。

 雨によって草木の汚れも洗い流され、ますます深い緑となっている。
そんな緑を見ながら職場までの曲がりくねった道を運転するのが楽しい。

 時速20㎞ほどの速度で、周りを楽しみながらゆっくりと運転。
スピードが出ていたら絶対に気づかないことにも気づく。

 梅雨時期、蟻の行列を見ることが多い。
歩くことが多かった幼い頃はよく見かけたものだが、車の運転が多い大人になってからは目にすることが少ない。
車から下りて、童心にかえりしばらく蟻の行列を見ていた。

 カメラにおさめようと思ったが、今日に限って持っていなかった。
残念。
でもまだちょくちょく見ることができるだろう。
 田舎の楽しみの1つ。

 愛媛といえば俳人、正岡子規。
こんな俳句を残している。

「 梅雨晴れやところどころに蟻の道 」

 まさに今足元に目にしている光景。
楽しくなる。


                    岬人(はなんちゅう)

三崎港を出発した名児耶君

2014-06-07 | ブログ
 フェイスブックをしていない名児耶君に替わり、その様子を書きとめておきたい。

 昨日6月6日、大分県佐賀関行きのフェリーに乗り、三崎港を出発した。
その前にすぐ近くの天然記念物あこう樹の下で記念撮影。
ちょうど落ち葉清掃をしていたところだった。

 

 朝9時30分発のフェリーに乗りこむ名児耶君を見送る。
「じゃあ、また。 行ってらっしゃい。」
いつもの見送りの言葉。

 



 何度もこちらをふり返り、大きく手を振る名児耶君。



 その姿を見ると、いつものことながら何かもの寂しさがわいてくる。

 彼と約束していたことがあった。
それはヒッチハイクで北九州をめざすということ。

 このヒッチハイクは、先日出発したネパール出身のシーロンの影響。
シーロンも同じように九州へ渡り、京都、奈良、東京へ、ほとんどヒッチハイクで行ったとのこと。
すごいと思った。
今の日本人にはあまりいない。

 それを名児耶君が
「シーロンができたので、僕もヒッチハイクで北九州へ行きます。」
と約束した。

 昨夜、名児耶君から電話がかかってきた。
「今、別府にいます。せっかくなので別府の温泉に入り、1泊しようと計画を変更しました。
ちなみに佐賀関から別府までヒッチハイク成功しました。」
との報告。

 実におもしろい。
ヒッチハイクをした名児耶君もどんどんたくましく変わってきた。
そしてそんな見知らぬ若者を乗せてくれたおじさん。
日本もまだまだ捨てなものじゃない。

 別府までの車中でいろんな話に花が咲いたことだろう。
お礼に持っていたうちで穫れた清見タンゴールをプレゼントしたとのこと。

 こんなふれあいって、本当いいなー。
旅がしたくなってきた。

                  岬人(はなんちゅう)

 

梅雨の晴れ間

2014-06-07 | 喜久家の情報
 梅雨入り早々、昨日まで全国各地に記録的な大雨が降った。

こちら愛媛佐田岬半島もかなりの雨。夜には雷も。

 たらふく降った後、昨日から雨が上がり、太陽が顔をのぞかせた。

雨上がりの景色はきれい。

空気中のちりも落とし、緑の汚れも洗い落とし、おまけに鼻につくほどの雨上がりの香り。

命がわきたつような。

 写真は、夕方のそんな1枚。

いつものようにお気に入りの釜木湾をのぞむ。

 いい景色だ。



                      岬人(はなんちゅう)

 

名児耶君の旅立ち

2014-06-06 | 喜久家の情報
 今日、喜久家の仲間、名児耶君が北九州へ旅立つ。
東京出身の彼にとっては新しい生活の場となる。

 三崎から大分県佐賀関へフェリーで渡り、
ヒッチハイクで北九州をめざすとのこと。

 何とも若者らしく、
実におもしろい。

 名児耶君の旅立ちにエールを送る。




                               「写真はシーロンの送別会」


                   岬人(はなんちゅう)

喜久家の仲間、名児耶君

2014-06-05 | 喜久家の情報
 昨夜、東京出身の名児耶君と橋本おやじさんといっしょに飲んだ。
名児耶君は、初めて喜久家ボランティアとしてやって来てから3度目となる。
ただし今回は、アルバイトとして、3月から来てくれている。


                            (写真は、5月中旬のシーロンの送別会)

 早いもので、喜久家国際ワークキャンプをはさんで3ヶ月経つ。
特にネパール出身のシーロンとは長く生活し、親友となった。

 人手不足の時期に力仕事をがんばってくれ、特に良あんちゃんから喜ばれた。
名児耶君がいなかったらこの収穫時期、どうなっていたことやら。
来年もぜひ来てほしいとお願いしていた。
期待されることがここにはある。

 平礒、喜久家を愛してくれる名児耶君。
うれしいことだ。
 明日、北九州へ旅立ち、しばらくゲストハウスで働くようだ。
これからの活躍を願っている。

                     岬人(はなんちゅう)