何気ない風景とひとり言

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上知我麻神社 (名古屋)

2020年03月09日 | 寺社巡り-愛知

【名古屋・昭和区】上知我麻神社は熱田神宮の摂社で、別宮八剣宮の境内に鎮座する。 天武天皇年間(673~686)の創建とされるが、正確な創建年や縁起は不詳。
昭和二十四年(1949)、境外から熱田神宮の八剣宮境内に移築され、昭和四十年(1965)の社殿建立によって遷座した。 拝殿前の左右に大黒天を祀る大国主社と恵比寿を祀る事代主社が鎮座する。 祭神は熱田の地主神である乎止與命。

熱田神宮の正門(南門)の左手に、同じ境内に鎮座する上知我麻神社と八剣宮への伊勢鳥居が立ち、鳥居の中に上知我麻神社の拝殿が見える。 鳥居をくぐって玉砂利の参道を進むと、厳かな空間が広がり、正面に上知我麻神社、左手に社務所、そして右手奥に八剣宮が鎮座する。
熱田の地主神とされる上知我麻神社は、古代の天武天皇年間の創建とされて歴史は古いが、遷座したのは社殿が建立された昭和四十年....新しく簡素な社殿だが、落ち着いた雰囲気が漂う。 拝殿前の左右に、流造りの事代主社と大国主社が鎮座、それぞれありがたい恵比寿と大黒天を祀っている。

△熱田神宮の正門(南門)の左手の上知我麻神社&別宮八剣宮への参道

△玉砂利の参道に立つ伊勢鳥居....五角形の笠木、角柱の貫そして笠木端に襷墨がある....両側に家型の据燈篭が佇む/境内側から眺めた伊勢鳥居....奥の鳥居は熱田神宮の正門(南門)

△熱田神宮境内鎮座する摂社・上知我麻神社....昭和二十四年(1949)にこの地に移築

△切妻造銅板葺の手水舎....見事な円柱に支えられ、直線的な屋根は社殿を思わせる

△手水舎から眺めた樹林に囲まれた上知我麻神社と社務所(左)

△上知我麻神社は天武天皇年間(673~686)の創建とされるが、創建年や縁起は不詳

△上知我麻神社と拝殿前の左右に大国主社と事代主社が鎮座

△入母屋造銅板葺の上知我麻神社の拝殿....社殿は昭和四十年(1965)の建立により遷座....熱田の地主神であるご祭神・乎止與命を祀る

△唐破風の向拝の軒下....組物、木鼻、蟇股、兎毛通などに胡塗が施されている/唐破風に「五七桐竹紋」を配した鬼板、拝の兎毛通は猪目懸魚、奥の虹梁に装飾を施した笈形(と思う)

△左手に鎮座する流造銅板葺の事代主社(恵比寿を祀る)/右手に鎮座する流造銅板葺の大国主社(大黒天を祀る)


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