何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

岡本寺 (奈良)

2016年05月12日 | 寺社巡り-奈良

【奈良・高市郡】寺伝では、飛鳥時代の第38代天智天皇の岡本宮といわれる旧蹟を伽藍として岡本寺が建てられた。 本堂から約400m離れた治田神社の麓に平成六年に完成した岡本寺道場・遍照殿があり、弘法大師像、愛染明王像、不動明王像などが安置されている。 真言宗豊山派で、本尊の木造如意輪観世音菩薩像は平安末期作で「子安観音」と呼ばれる。

バス停「岡寺前」から鳥居をくぐって岡寺への参道を進むと、途中の道沿いに「岡本寺子安観音」と書かれたたくさんの赤い幟が風に揺れている。 寺域七十坪という狭い境内のお寺で、道脇の石段から僅か数歩の位置に本堂が建っている。
右手の狭い庭に錫杖の柵で囲まれた宝篋印塔・阿字石そして涎掛けをした尊名のわからない石仏がひっそりと佇んでいる。 宝篋印塔の前の立札に、錫杖を鳴らしながら心願をもって右回りすると功徳があると書かれているが、合掌だけしてお寺を出た。

入母屋造本瓦葺で三間三戸の本堂..昭和六十三年(1988)に修復

鰐口が下がる向拝の向拝柱に「岡本寺」と「子安観音」の掛札が掛かっている
  
本堂前に屋根に宝珠をのせた珍しい形の八角香炉がある/切目縁に釣灯籠が下がる/境内に置かれた手水鉢

境内右手に錫杖の柵で囲まれて佇む宝篋印塔..錫杖を鳴らしながら心願をもって右回りすると功徳があるようだ
 
4段の台座上の蓮華座に鎮座...台座上段の月輪に半肉彫りの仏像、また塔身の月輪に梵字が刻..隅飾突起が反りかえり大きく開いているので近世の造立と推

狭い庭に「阿字石」「石仏」「鎮守社」がひっそりとたたずむ
 
「阿字石」..子授け、縁結びのご利益のある霊石/赤い涎掛けをした石仏..風化が激しく尊名分からず
 
石の基壇上に建つ珍しい屋根の鎮守社/境内右手に佇む石仏群

境内右手に建つ2棟の切妻造の御堂
 
切妻造桟瓦葺で妻入りの御堂..多分地蔵堂と思う/手前は切妻造銅板葺で平入りの御堂(こちらも地蔵堂か?)
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