対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

極微な冪指数と冪の表示2

2022-07-04 | 指数と対数
極微な冪指数と冪の表示
  
  
において、数kは底aに依存している。

a=10のとき(常用対数)、ごくわずかだけ1を越える数、1+1/1000000(百万分の1)の対数を求めてみると、
  
となる。
  kω=1/1000000
より、
  k=1000000/43429=2.30258
となる。

a=10のとき、k=2.30258である。底が10のとき、冪指数ωの増大に対して、冪は2.3ω増大していく関係である。

底aとして他の数を設定すると、kには別の値が生じる。逆にkの値に対して別の底aも設定できる。冪指数ωの増大に対して、冪もωだけ増大していく関係ではk=1である。このときの底が「自然対数もしくは双曲線対数の底」(e)である。すなわち、
  
  
である。