北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

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「鉄道ネットワーク・WT フォローアップ」会議続報

2018年01月25日 | JR北海道 JR北

先日のブログで書いた北海道の「鉄道ネットワーク・ワーキングチーム
フォローアップ会議(第2回集中審議)」議事概要が北海道新聞に詳しく報じられた。
座長が口をつぐんでも、10名以上の出席者がいる上に北海道民にとっては重要な問題であるから、まったく漏れ出てこないと言うのはあり得ない話だ。

 更に会議に名を連ねる石井吉春北大特任教授の存在も影を落としている。
氏は同日の日本経済新聞に、北海道の鉄道の不要論に近い内容の意見を寄稿している。これはいささか口が過ぎるのではないかと感じた。
完全に効率と採算中心、原理資本主義的な考えだ。氏の意見のままJR北海道を再建するなら、新幹線と新千歳空港のアクセス路線だけが残る意味があるという事になる。
政府系金融機関出身のエリートではあるが、少なくとも「公共」を論じる学者としては過ぎた言い分であろう。

さて、今回の報道の内容は、特段目新しいものはなく、予想されたものである。
札沼線は岸座長が自らバス転換に積極的に動いた路線でもあり、存続の可能性はほとんど消えてしまった。その他日高線、根室線のそれぞれの災害不通区間、さらに留萌線という事で、これから沿線自治体との交渉がと議論が激しくなっていくことだろう。

記事概要は以下に掲載されている
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/stk/180123tetsudouNWgaiyou.pdf