北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

小樽以南の函館本線はどうするのか

2018年01月23日 | JR北海道 JR北

北海道新幹線の札幌新駅の建設について、なかなか結論が出ない状況が続いているが、早晩、何らかの形で決まるであろうし、そうでなければならない。
現駅か東側か、私は引き上げ線を考えると現駅と考える。当面の工事中は在来線に一定の影響が出ると言うが、開業予定の2030年過ぎには札幌圏の人口は、今より30万人程度減少すると推計されているし、その後もどんどん減少していく。
少子高齢化で朝夕の通勤通学にJRを利用する世代の減少はさらに大きいものと考える。
このことでおのずと札幌駅の状態も見えてくるだろう。

ただ、工事中の影響を見ていないと言う声も出るだろうが、わが国の公共事業の悪弊であるピーク時に合わせた議論というのはいかがなものだろう。将来を見通さない議論をしても仕方のないことだ。
ここは列車の運用を考えるのがお好きな鉄オタの方々にお任せしよう。

さて、新幹線開業後の函館本線の小樽・函館間は、JRから離れることになるのだが、その後の運営形態についての議論が全く見えてこない。
私見ではあるが、いわゆる山線(小樽・長万部)は、かなり厳しい経営状況になるのは明らかであるとともに、建設が進む自動車道の存在を考えると、廃線・バス転換が妥当であろうと思われる。
さて、長万部以南はJR貨物が相当便数走っていることを考えると、旅客扱いをやめて貨物専用線にしても良いかと考えるが、極力コストのかからない経営モデルを構築してディーゼルカーを走らせるのが妥当だろう。その場合、駒ヶ岳の内側を走る路線は維持の面からも廃止もやむを得ないと考える。

ところで。苫小牧・室蘭から新幹線を利用する場合は札幌まで出ると言うのは現実的ではないと思う。
多くが長万部で乗り替えることになるかと思うが、その場合、苫小牧・長万部間ディーゼル特急によるシャトル列車という方法が考えられる。
所要時間は2時間と言ったところか。
ただし、今の183系のようになるであろう老朽化した261系を修理しながら使うのでは新幹線への乗り継ぎへの不安もあるので、電車の投入が良いのではないかと夢想してみた。

ところが東室蘭と長万部間は非電化区間である。
それで考えたのがJR東が、男鹿線などで運行しているEV-E801系電車、いわゆる蓄電車である。同区間は80㌔ほどあるので、今の型式では、電池が持たない、しかし、バッテリーの改良で軽量小型化が進んでおり、必ずや実現する時が来るものと思う。編成は3-4両に増結して、シートはボックスシートにするのが良いだろう。
昨春乗ってきたが、なかなか快適な車両であった。なまはげの顔が描いてあったが、北海道では登別の鬼が良いだろう(●^o^●)
北海道でも人気の景勝地の洞爺湖という観光地を沿線に抱える室蘭本線の利用を真剣に考える時かと思う。






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