よかど!鹿児島

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鹿児島市電の湾岸延伸/鹿児島の話題・情報(126)

2012-04-18 08:44:15 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島市電の鹿児島本港区への延伸計画

今年度本格的に検討に入る予定

鹿児島市と言えば、市電の軌道敷き等の緑化で脚光を浴びたが、今度は、本年度、鹿児島本港区に市電路線を延伸するための本格的な検討作業に入るという。

鹿児島市電の路線延伸問題は、これまで何度も浮上したが、そのたびに見送られてきた経緯がある。これを踏まえて、今回検討委員会を設けて、実現可能性の高いルートの絞り込みや運行形態、法的手続きの調査をするということは、本気度が違うのではとの期待もかかる。

新路線計画は、新幹線効果を踏まえ、桜島フェリーや種子・屋久航路の高速船乗り場を結び、さらにJR鹿児島中央駅とつないで観光客らの回遊性向上を図るのが目的だと思われる。天文館地区など商業地域と湾岸間の利便性を高める効果も期待できるノではとのねらいが伺える。

確かに、桜島を背景に走る路面電車が、観光鹿児島を象徴するものになるとの期待は高いが、ただ、最低でも30億~42億円と見込まれる事業費が問題だ。市電は、基本は市民の利便性であり、その延長上に観光手段だろうから、市民の理解を得ることが大切で、費用対効果に十分な検討が必要なことだと思われる。

新幹線効果を一過性に終わらせないために、市電を観光路線化しようとのねらいだろうが、恒常的に本当に観光の目玉になりうるかは、慎重な検討と、中期的な利用見通しをしっかり予測することが必要であろう。

 

 

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