よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

関西の企業(10)

2009-05-29 20:37:40 | 関西の企業

今月16日関西の企業を訪問してきました。

その際に関西北部の会員企業4社の集まりに参加させて戴きました。

 以前にもこのブログで紹介させて戴きましたが、関西北部の会員企業の4社の方々は定期的に集まって情報交換、飲み会を続けておられます。

私は、今月14日の大阪市での総会・講演会や15日の奈良県の日本道経会の総会等への参加に加え、この大阪北部の会員企業の1社が一昨年、会社を新しく枚方市に購入移転されていたので、お尋ねし、工場等を見学させて戴きました。

訪問したアイラテクノス(株)さんの建物は、3階建てで、1-2階部分が大型クレーンが2台配置された工場部分、3階が事務所・会議室部分で、以前の建物からするとかなり大きくなっておりました。
ただ、一昨年末からの大不況で、受注率が極端に落ち込んだので、大変な状況だと思いますが、当社の竹ノ内社長は、不況も吹き飛ばさんばかりの明るさで、工場を案内して戴きました。

また、他3社の方々も集まり、早速経営談義、共通の名刺での営業、受注活動、事務所の共有化など、いろいろな話が交わされました。

                                      アイラテクノス(株)の視察                           工場内の様子

こういう厳しい状況の時に、一緒に忌憚なく、意見交換できる経営者がおり、また何かあると、お互いに相談でき、また駆けつけてもらえる関係が出来ている心強さを感じました

結局、共通の名刺での営業や受注活動など、今回は意見の一致を見ませんでしたが、その後、当協会の大阪支部長も交え、飲み会をやることには意見の相違はなく、すぐ実行に移され、夜遅くまで経営談義は続きました。

この4社が、この厳しい難局を乗り越えられ、更に飛躍されんことを強く望んでおります。

                                                                   枚方4社グループの意見交換に参加                        恒例の交流会にも参加

かごしま企業家交流協会 ◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/ 


どうなる日本経済(5)

2009-05-28 21:58:20 | どうなる日本経済

GM破産申請なら日本企業にも影響

国内取引企業100社超に債権焦げ付き可能性も

米国のGMの破産法申請に対して日本企業が注目しているが、適用申請した場合は、日本の自動車・部品メーカーなどへの影響は避けられないとの見通しが伝えられている。

GMとの取引関係のある日本企業は100社強にのぼり、債権の一部が回収できなくなる可能性があるようだ。 民間調査会社の調査によると、GMとそのグループ企業と取引のある日本企業は114社で、その内、上場企業は38社(東証一部上場34社)あり、多くは自動車メーカーや米国に工場を持つ自動車部品・プレスメーカーの他、商社などだそうだ。

GMの破産法適用申請がほぼ間違いない方向にある中で、大手のブリヂストンやデンソーなど年間売り上げ1兆円を超す一部の大企業ではなく、ほぼ半数を超す100億以下の中小企業への影響が心配である。

不況による減産に追い打ちをかけることにならないよう祈るのみである。

かごしま企業家交流協会

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どうなる日本経済(4)

2009-05-27 22:10:01 | どうなる日本経済

ようやく薄日がさしたのか?

九州の自動車生産底入れするのか?

政府が5月の月例経済報告で景気の基準判断を「厳しい状況にあるものの、このところ悪化のテンポが緩やかになっている。」と下方修正した。

日銀も先週末、景気の現状判断を下方修正し、1-3月期の最悪期を脱し、ようやく薄部が指してきたということが言われる。 ただ、実体経済や経営者の雰囲気は、必ずしも薄日が差してきたとの感じが伝わってこない。 

ただ、トヨタ自動車は27日、ハイブリッド車「プリウス」を生産する堤工場(愛知県豊田市)など2工場で6月から残業を本格再開する方針を明らかにし、新型プリウスの受注が11万台を突破し、納車まで5か月待ちの状況となっているためで、増産態勢を強化する方針である。

トヨタは6月以降、プリウスの生産台数を当初計画より2割多い月5万台にする予定だ。堤工場は4月から一部で残業をし、他工場から1000人規模の応援要員を受け入れているが、今後、残業が本格化する。子会社のトヨタ車体の富士松工場(同県刈谷市)でも約半年ぶりに残業を再開するとしている。  一方、九州の自動車生産に底入れ感が出てきたようだ。トヨタ自動車九州と、トヨタ自動車九州は、今春から減産を緩和し、部品メーカのの経営環境や雇用情勢も悪化にブレーキは掛かりそうだが、このまま順調に底入れし本格的に回復するかは不透明のようだ。

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(33)

2009-05-25 09:06:53 | 鹿児島での活動

会員企業の新たな分野へのチャレンジ

当協会もその新たなチャレンジへのお手伝いをさせて戴いてます。

なかなか景況がよくならない状況ですが、企業の方々もこの不況脱出のために、いろいろな対応策を検討され、この難局を乗り越えようと努力されています。

その一つが鹿児島県の「公募型雇用創出促進事業」へのチャレンジです。 

今回3社の会員企業が、食2社と環境分野で1社が応募されました。 当協会も、この公募型事業の説明会に企業の方々と一緒に参加して、その申請に必要な関係書類の書き方、内容等の相談に応じてきました。特に、5月15日の申し込み締め切り日前の、1週間は企業の皆さんも事業計画書の最後のとりまとめで大変な時期で、一緒に検討の中に参加させて戴いた企業や、いろいろな情報提供やご意見等など、お手伝いをさせて戴きました。

鹿児島県が今年度公募の予算として、5億を準備し、福祉や介護等の部門、環境部門、食部門の3部門で、①継続雇用が見込める。②新規雇用の人件費が経費の半分以上を占める。などの要件に該当する事業を対象にした創出事業の公募でしたが、福祉・介護等の部門で33件、食部門で25件、環境部門で13件、3部門で71件の応募があったそうです。

6月中旬には、この公募型事業の採否の結果が出されることになっています。ぜひ、この3社の事業が採択され、新たなチャレンジがスタートできることを楽しみにしております。

かごしま企業家交流協会

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関西・東海地区での活動(6)

2009-05-22 15:16:47 | 関西・東海地区での活動

橿原市での日本道経会奈良支部発足5周年記念式典に参加してきました。

すばらしい記念式典・講演会・懇談会でした。

当協会の会員企業の社長さんが代表幹事をされている日本道経会奈良支部の発足5周年記念式典に今月15日参加させて戴きました。

なぜ参加できたかというと、今年の2月、この会の代表40人の方々が2泊3日で鹿児島を訪問された際に、同行・案内の機会を得たことがご縁で、案内を戴き参加させて戴きました。

この式典は奈良県の特性がよく出ておりました。 記念講演が薬師寺の山田副住職の講演でした。鹿児島ではちょっと考えられないですが、とても心に残る話をお聞きしました。又、最後に記念品として、副住職のCD付き著書で「般若心経といろは歌」という貴重な本を戴きました。これを機会に少しお経の勉強もしたいと思います。

この式典・懇談会の場には、懐かしい日本道経会の方々や、奈良県・経済界のトップの方々が多数来賓で参加されており、荒井奈良県知事さんを始め、いろいろな方々に紹介を戴き、大変有意義な交流の機会を戴きました。

この関係を今後、当協会の企業メンバーや鹿児島の企業の皆さん方とのネットワークに広げていければいいなと思っております。 また懇談会のアトラクションでは、鹿児島の焼酎も、抽選会で披露する機会も戴きました。

日本道経会奈良支部の益々のご発展を心からお祈りしております。 ありがとうございました。

 

             

       懇談会の様子                           荒井奈良県知事さんともお会いできました。

かごしま企業家交流協会

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関西・東海地区での活動(5)

2009-05-21 18:17:17 | 関西・東海地区での活動

大阪市で3回目の講演会を開催しました。

今回は21世紀の産業と技術という演題でした。

今月14日大阪市の道頓堀ホテルで、当協会主催の講演会を開催しました。

今回は、当協会の21年度の総会の後に、松下電器中央研究所で30年の永きにわたり半導体実装技術やプロセス・応用技術等に係わってこられた(株)アトムニクス研究所の畑田賢造社長に「21世紀の産業と技術」・・・見果てぬ夢、儚い夢・・・という演題で講演を戴きました。

今回の講演で当協会主催では3回目の講演でした。

講演内容は非常に幅広く、現在の金融危機、市場の構造変化など「世界の経営環境」から、加速している産業の構造変化、21世紀をどう考えるか企業のKey Ward 、中でも会社改革の4つの視点、そして21世紀の成長産業はどうなるか!など、非常に大局的な話をわかりやすく講演して戴きました。

畑田社長は、8月には鹿児島に来鹿戴き、県内の高校生に対して、講義とアドバイスを戴く計画が進んでおります。 ぜひ、今後とも益々のご活躍を期待しております。

       

                                畑田社長の講演                            講演会場の様子

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(32)

2009-05-20 23:50:49 | 鹿児島での活動

企業会員のビジネス支援も当協会の大事な業務の一つです。

来鹿された関西会員企業をさつま町に案内しました。

関西で竹を原料とした積層合板材の製造販売をされている企業のお二人を鹿児島空港で出迎え、さつま町に案内しました。

同社は、現在、中国の浙江省に合弁会社を設立され、天然素材ダイヤバンブーフローリング及び建材を製造し、東大阪市で、住友林業やセキスイハウス等に販売されております。

今回の来鹿は、環境問題の意識が高まるにつれ、日本のユーザーの国産竹材によるに対するニーズに対応するために、竹生産面積日本一のさつま町内の積層合板材等の製造販売業者を探すために来られたました。

さつま町の日高町長を表敬訪問し、その後、地元の竹材加工企業2社をさつま町の職員の皆さんに案内を戴き、竹加工品等の製造現場や竹合板材等の製造可能性等についてのビジネス可能性等について、意見交換をされました。

今後、地元企業2社が、商品サンプルを作ってみる。又見積もり積算をする。との話がまとまり、今後、鹿児島から国産竹材利用の可能性が出てきました。 ただ、竹面積日本一のさつま町でも竹山は荒れている感じで、いい竹を使い、効率よく竹材を提供するためには、竹山の整備、林業農家の育成など、課題も多い感じを受けましたが、ただ、今後に鹿児島の竹材を売り込むチャンスと捉える話だと思うので、行政と一体となった体制づくりが大事だと思う。

          

                   さつま町長を表敬訪問                     地元企業との商談  

かごしま企業家交流協会

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関西・東海地区での活動(4)

2009-05-18 21:56:45 | 関西・東海地区での活動

市町村・高校一行の皆さんを関西の企業に案内してきました。

今、話題のジェネリック薬品の製造工場でした。

今月14日、当協会の賛助会員の市町村職員と高校の先生約20人で、大阪府の門真市にあるジェネリック薬品のリーディングカンパニーである東和薬品(株)の製造工場を見学し、幹部の方々と意見交換をしてきました。

同社の南九州市出身の肥後常務さんの協力を戴き、大阪工場での見学は、まずさすがに清潔というか、クリーン度は完璧で、工場内とは完全に透明のガラスで区切られていました。また、工場内も製造過程毎に小さな部屋になっており、そこで働く社員の方々は、頭から完全装備というか、小さなゴミも絶対に出さない体制になっているのには感心させられました。

*ジェネリック医薬品は、厚生労働省が先発医薬品と同等と認めた医薬品です。先発医薬品の特許満了後に、有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果が同じ医薬品として新たに申請され、製造・販売される安価な医薬品です。

同社を訪問し、びっくりしたのは、案内してくださった課長さんが「南大隅町」出身であり、又、対応された人事等の担当取締役の方が、志布志市にある三共ミートの社長が元伊藤ハム時代の上司で、よく志布志のことをご存じだったことは、世間の狭さを感じました。 残念だったことは、山形県に新たな工場建設の方針を当日発表されたとのことでした。 でも、大変勉強になりました。                               

                 

                 牛道課長は鹿児島出身でした。          清潔な製造現場

 

かごしま企業家交流協会

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どうなる日本経済(3)

2009-05-13 09:04:30 | どうなる日本経済

09年三月期の連結決算がでそろう。

それによると電子部品,軒並み収益悪化の模様だ。

昨日の日経によると、電子部品大手7社の09年3月期の連結決算が、11日出そろったが、TDKとアルプス電気が最終赤字に転落し、残る5社も世界的な景気悪化でIT関連の部品需要が冷え込んで、大幅な減益になったとのこと。

各社の連結業績は、次の通りとなっている。(単位:億円)

            売り上げ         営業損益        最終損益

京セラ      11,285(▲13)       434          295(▲72億)

TDK        7,274(▲16)     ▲543(-)        ▲631(-)  

日本電産     6,134(▲16)         518(▲33)        283(▲31)

日東電工     5,779(▲22)         138(▲82)          2(▲99)

アルプス電気   5,389(▲22)        ▲260(-)         ▲693(-)

村田製作所    5,239(▲17)       ▲162(-)          35(▲95)

ローム        3,171(▲15)           105(▲84)          98(▲69)

10年3月期は、多くが増益や赤字の縮小を見込むが、利益は低水準で、需要の本格回復は難しく、構造改革などで固定費の削減を急いでいる状況らしい。

早急な今後の回復が望まれるが、なかなか情勢は厳しい感じである。

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(31)

2009-05-12 09:00:32 | 鹿児島での活動

企業の相談・案内等が増えています。

厳しい時にも、企業経営者の方々は前向きに努力されています。

景気が底を打ったのではないか、いやL字型の底を横打ちをしている状態だ。などいろいろな観測が出されている。 企業経営者、中でも中小企業経営者の方々の実態経済面では、まだまだ厳しいことには変わりがないようだ。ただ、厳しい状況の中で、必死に事業継続のための努力をされている姿には、感銘を受けるし、又、経営者の強さを感じる。日本の大企業を、又ものづくり技術を支えている中小企業の精神力というか、根性というのが伺える。

今、関西や東海地区の会員企業の方々が鹿児島に、又当協会に来所される数が増えている。こういう情勢の中で、県の研究開発の助成についての相談や鹿児島大学との研究課題等の意見交換、中にはこういう厳しい時期にも係わらず、求人の相談もある。

昨日も、名古屋の企業会員の社長さんを鹿児島大学に案内し、いろいろ情報交換の場に同席しました。企業経営者と大学教授、いろいろな情報交換や教授の所有する機器・機材、素材の中から新たな取り組みのテーマであったり、技術向上のポイントがあったりするようだ。

そういう意味では、企業経営者と大学教授の情報交換や、お互いの製造現場や研究現場を見学することは、非常に大事なことではないだろうか。今日のお2人方の情報交換の中にも、お互いで取り組むテーマがあったようであり、又、共感し合えるものがあったようだ。 このようなお2人方の出会いの場を作り、共感されるものがあったことを実感することも、今の私の仕事のやりがいの一つである。

今後も、当協会の業務の柱の一つである「関西・東海の企業と鹿児島の大学、地域の企業、行政機関などとのマッチイング業務」に励んでいきたい。

かごしま企業家交流協会

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