よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

企業の農業参入/鹿児島の話題・情報(41)

2010-01-25 08:20:43 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島県内の企業による農業参入が増加傾向

08年度末の農業参入企業数は100社の大台を超えている。

鹿児島県では、企業による農業参入への関心が高く、参入が順調に進んでおり、08年度末で104社に達しているとのこと。

昨年12月に改正農地法が施行され、これまで農業生産法人に限られていた農地の賃貸が、条件付きだが企業にも認められるようになり、鹿児島県が実施した説明会にも多くの企業が参加しており、企業の関心の高さが伺えた。

08年末の参入企業108社の内訳は、建設業が一番多く55社、食品関連業26社、その他23社だそうだ。

5割以上を占める建設業はサツマイモ生産で、大規模経営の企業も出てきている。現在の鹿児島県の農業従事者のうち65歳以上が6割に達していることから考えると、強力な助っ人になるのは間違いない傾向だと思われるが、個人的な意見で言うと、食を支える若者の参入が望まれる。

若者の農業参入が増えないと、農村の人口流失は防止できないのではないか、農村は活性化しないのではないかとの疑問が消えない。今こそ、国や県の施策として若者が農業に従事できるような環境づくりが求められているのではないだろうか。

 

かごしま企業家交流協会

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就業体験セミナー/関西・東海地区での活動(16)

2010-01-22 14:01:04 | 関西・東海地区での活動

竹の町さつま町で筍は一年中採れる。

大阪での就業体験セミナーでの竹農家の発言に参加者びっくり。

1月17日(日)の大阪市で開催した「鹿児島就業体験セミナー」で、鹿児島県さつま町の竹農家、竹の子村民宿経営の山下さんの話に参加者はびっくりでした。

実は私も一年中とは知りませんでした。早くて年末から7月頃までが生産時期では、その後は竹になるのではと思っていましたので、びっくりした一人です。

筍と言えば、タケノコの代表的なものは中国から伝えられたモウソウチクを筆頭に、 ハチク、マダケ、カンチク、ネマガリタケなどがあり、収穫時期も違うようだ。

山下さんは、50歳を境にそれまでのコンピュータ業界から転職、古里であるさつま町にUターンされ、農業の知識がなかったので、竹に絞って勉強され、完全無農薬、低コスト、高単価の筍の周年生産をされているそうです。数種類の竹を植えて1年中筍を生産する一方、3年前にグリーンツーリズムを知り、この活動でお客さんをつくり、活力を得るために、民宿 “竹の子村” を造られ、受入をされているとのこと。

現在、筍で年収250万だそうですが、その他に竹炭、民宿経営と、経営の幅が広がっているとのこと。

地域農業は人生の楽園ではないと言われながらも、自然と共生され、それでも楽しい農業を目指しておられる山下さんの姿には、多くの参加者が共感を覚えたようです。

                                       

 

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広報紙第12号(新年号)発行/鹿児島での活動(66)

2010-01-20 09:55:33 | 鹿児島での活動

当協会広報紙の新年号(第12号)を発行しました。

タイトルは 「 TAKE ACTION !! 2010 」 です。

当協会の活動状況や鹿児島の市町村、専門高校、誘致企業の状況を紹介する広報紙の新年号を発行しました。

今回で12号になります。年4回発行ですので、丸3年発行を続けております。これまで発行できたのも、楽しみにして戴いている会員・賛助会員各位、更にはスタッフの発行への努力の賜と感謝しております。

小さなNPO法人が、年4回の発行(Aサイズ8ページで構成)は、大変ハードな仕事ですが、Webサイトでの情報発信と合わせて、会員や賛助会員、更には、関西や東海地区の企業、県人会、県内企業や県・市町村等へ1,000部配布しております。

今回は、初めてですが、当協会の役員・スタッフが、顔写真入りで新年のメッーセージを皆様方に発信しております。

ぜひ、ご覧ください。

なお、関心のある方がありましたら、若干残部がありますので、事務局にご連絡ください。送付致します。

 

            

              トップ画面(表紙)            役員・スタッフの紹介

 

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トヨタの黒字化は?/どうなる日本経済(27)

2010-01-19 08:02:11 | どうなる日本経済

トヨタ自動車の豊田社長は「早期黒字化をめざす」と今月初め記者発表している。

その席で、「嵐は嵐でも暴風雨は抜けた」と述べている。

08年秋以降の世界的な景気悪化と自動車販売の落ち込みで、09年3月期の連結営業損益が戦後初の赤字に転落したトヨタ自動車。

豊田社長になって6ヶ月余り経った現在、これまでの「お客様第一の商品開発」「現地現物」といった地域ニーズに合わせたクルマづくりなど、就任後に掲げた一連の改革で、「手応えはまだないが、不安はなくなってきた」と話している。

これを聞いて、少しは景気が上向くか、との期待が掛かるが、あくまで、原価低減で克服していくとの覚悟だそうだ。

そうなると、トヨタに部品供給している中小企業は、価格低減で、現在でも大変な思いをしていると聞いている中で、コスト削減を一段と加速するするトヨタ自動車に納品する部品加工業者は、生き残れるのか、依然として不安が付きまとう。

クルマメーカーが、コスト削減に動くのであれば、部品納入業者の方も、これまで以上のコスト削減が求められる。

依然として、まだまだ大変な状況には変わりないようだ。一期でも早い黒字化が望まれるが、尽きるところはあくまでクルマが売れること。そうなると対策は景気回復。今の混沌とした政治状況の中で、果たして景気が回復するのか、依然として不安は消えない状況は続きそうだ。

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就業体験セミナー開催/関西・東海地区での活動(15)

2010-01-18 08:27:42 | 関西・東海地区での活動

大阪市で就業体験セミナー・モデルツアー説明会開催

参加者の就業体験への関心は高いでした。

1月17日(日)に大阪市の道頓堀ホテルで標記の就業体験セミナー・モデルツアー説明会開催してきました。

かごしま企業家交流協会では、今年鹿児島県の助成を戴き、移住・交流事業を進めております。

事業テーマは、「関西~鹿児島」夢の架け橋サポート支援事業ということで、関西から鹿児島へのU・Iターンを増やすための、4つの事業を進めております。

①関西地区に移住交流サポーターの委嘱

②各種就業体験旅行パッケージの開発・販売

③鹿児島県内での「農・商・工」丸ごと体験受け入れ先の確保

④移住・交流に関する事業をPRする専用Wevサイトの開発・運用

ようやく、その事業実施体制が整ってきたために、大阪市で、これら事業の説明会を開催してきました。当日は、参加者約50名、女性参加者の関心はもちろん、関西地区の皆さんの関心の高さに感動しました。

特に、今回は、就業体験セミナーということで、2人の農家代表を鹿児島から伴い、30分づつ、講演をいただき、それをもとに質疑を行ったところ、1時間以上もじっくり質疑が続きました。特に、さつま町のタケノコ栽培については、取り組みへの関心も高く、特に女性の参加者からいろいろな質疑がありました。

やはり、鹿児島の農林水産業への取り組みの事実を、包み隠さずしっかりと実態を伝えることが如何に大事か痛感させられました。

ぜひ、今度は、現地での就業体験に参加頂き、自分の目で、実態を理解して戴きたいものです。                  

    

  講師「さつま町グリーツーリズム研究会会長」(竹の子村)   講師「(富田農園(Iターン者)」

       

   

        多くの参加者                   多くの方から熱心な質問

かごしま企業家交流協会

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鹿児島に大雪/鹿児島の話題・情報(40)

2010-01-13 17:14:50 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島市で5センチの大雪にびっくり。

出水市では15センチとの報道。鹿児島県内の交通機関が乱れました。

今日は、鹿児島でも2005年以来の大雪に見舞われました。この冬一番の強い冬型の気圧配置の影響で大雪となり、伊佐市大口で11センチ、鹿児島市東郡元町で5センチの積雪を観測したそうです。

鹿児島市が5センチ以上積もったのは05年12月以来とのことで、県内は強風やしけで交通機関が乱れ、スリップ事故も相次いで、大雪に慣れない、鹿児島県民の弱さが出ました。

 鹿児島地方気象台によると、九州南部の上空1500メートルには12日夜から13日朝にかけて、氷点下9度以下の強い寒気が流れ込んだそうです。積雪はさつま町で13センチ、志布志市でも4~5センチとなったようです。

今日は、市内でも雪が降ったり止んだりの繰り返し。いつもは降っても夜降り、昼頃は止むケースが多いですが、今日は違いました。

今夜降ると、明日の出勤にも影響が出るのではと心配です。14日は寒気が残り、県内は場所によって氷点下まで冷え込む見込みとの予測です。

鹿児島はやはり暖かい方がいいというのが実感です。 

           

               南日本新聞(10.1.13) 

かごしま企業家交流協会

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鹿児島のヒット商品/鹿児島の話題・情報(39)

2010-01-12 08:05:11 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島のヒット商品秘話

愛されるには訳があった。こんなタイトルの地元紙の記事が掲載されました。

今月3日の南日本新聞に標記のタイトルで記事が掲載された。興味を引いたので紹介します。

鹿児島には、サツマイモを使った商品は多い。その中で「唐芋レアケーキ」。これは若い人を中心に売上げを伸ばしている商品だ。

鹿児島県の大隅半島の鹿屋市に本社を置く、「フェスティバロ」(郷原茂樹社長)が製造販売しているもので、昨年度は12億の売上げを上げているそうだ。

日本航空系売店では鹿児島空港で12年連続、羽田空港で10年連続売上げ一位を続けているとのこと。

これには、「羽田から鹿児島に着いたスチュワーデスが走って、フェスティバロの前に並んでいた」。日帰りの彼女たちが休憩時間に行列し、釣られるように一般客が後ろに並ぶ。これを見た郷原社長が、「これだ」と思って、1999年に羽田に出店し「スチュワーデスに大人気」と大きく書いた看板を立て、一気に全国区になったそうだ。日本中を飛び回り、味に敏感なスチュワーデスが認めた商品という物語が当たったのだそうだ。

試作品の段階でも、新宿で女性50人に食べてもらい、サツマイモを「唐芋」と表現し、イメージカラーも「黄色」にし、トレンディーな商品に仕上げたもの。

鹿児島には、いい素材の商品が多いが、素材に頼りすぎて、デザイン、名称、さらには売り方が下手と言われ続けている。やはり、まず市場ニーズをしっかりと把握し、売り方を演出するノウハウが大事だということを教えてくれる事例ではないだろううか。

ヒット商品の陰に物語りあり、将にその通りだ。

                     

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鹿児島の日本一企業/鹿児島の話題・情報(38)

2010-01-08 22:25:48 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島県内に日本一の企業・団体が27社あると民間信用調査機関発表

九州では福岡県に次ぐ2番目の多さだという結果だ。

民間の信用機関発表した売上高や販売シェアなどあらゆる分野で「日本一」の企業・団体が鹿児島県内に27社あると発表した。

今のような不景気の中で、鹿児島県内の企業が福岡県に次いで2番目に日本一企業があると言うことは、鹿児島の誇りであり、自信を与える情報だ。

企業の事業内容で見ると、鹿児島しかない、あるいは地域特性を生かした食品企業だけでなく、誘致企業を含めた機械・部品関係の企業、それも大企業ではなく、中小企業が検討しているのをみると、鹿児島の他の企業にやる気や力を与える情報だ。

連続でリストアップされたミネラルウォーターや健康食品の通販を手がける企業等22社の日本一を維持していく努力には感服するが、新たに5社が登場したことには、今後に明るい展望を与える情報だ。

新たな5社とは、

 藤田ワークス(霧島市:ニッケル、チタン材料など部品加工企業) 

 マイクロカット(霧島市:光ファイバー用接合部品製造企業)

 奄美大島海運酒造(奄美市:黒糖焼酎) など

ぜひ、今後、ますます日本一企業を目指す人材養成に力を注いで頂き、鹿児島から更に多くの企業が出てくることを期待しています。

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移住体験モニターツアー/鹿児島での活動(65)

2010-01-07 08:00:28 | 鹿児島での活動

鹿児島への移住体験モニターツアーの募集説明会を開催します。

場所は、大阪市中央区道頓堀ホテル、開催日は、1月17日(日)です。

当協会が、現在鹿児島県の企画課の助成事業での「鹿児島へのU・Iターン事業]

を進めている。U・Iターン希望者が、移住の準備のために、鹿児島での就業・生活等の体験をして頂くためのシステムづくりだ。

内容的には主なものとして、

①都市圏域での移住支援・協力をして頂く組織づくりとして、「移住サポーター」の委嘱

②鹿児島への移住・交流事業推進のための「専用のWeb」サイトの構築

③移住体験のための「受入体制(移住体験先)の確保・整備」 など。

これまでに、その基礎づくりが出来たので、今月17日に大阪市で試験的なモデル実験を行うことにして、その参加者を募集することになりました。

3月1日~7日の1週間の間に、2泊3日で参加者が日程、体験先を選んで、参加して頂くというもので、初めてのツーアー実施です。

この、結果を検証して、4月から、「いつでも、どこからでも、誰でも」、自分が選んだ体験先で就業・生活体験ができるようになるものです。

うまく、実施に持っていければ、常設的な「移住体験システム」としては全国でも初めての試みです。

参加したい方は、当協会で申し込んでください。今回は10名限定です。

                                   

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各社トップの年頭所感/どうなる日本経済(26)

2010-01-06 08:27:00 | どうなる日本経済

3つの環境変化への対応・・・「グローバル化」、「環境」、「M&A」

世界企業への脱皮、「太陽光」に力、再編への準備

新聞報道によると、主要企業トップの今年の年頭所感は、グローバル化、環境、M&Aに対応するため「変革」が必要との決意を表明している。

・まず、国内市場が低迷している中で、グローバル化への対応を訴える経営者が多 いとのこと。

特に、中国やアジアでの販売強化や積極投資を強調しているのが、キャノンの内田社長や信越化学工業の金川社長。日立製作所の川村社長は、「強い日立復活のため、グローバルな視野で人材育成する」と発表している。

・次に、環境問題への対応も今年はより重要な経営課題になるようだ。

東京電力の清水社長は、「低炭素社会の潮流を受け止め、応える」として、「太陽光発電の普及などに一丸となって取り組んで」と呼びかけたとのこと。

・更に、成長を確保し、激化するグローバル競争に勝ち残っていくためには、業界再編がカギを握るととのこと。

独のフォルクスワーゲンが資本参加するスズキの鈴木会長兼社長は、「次世代技術の開発競争が激化するが、変革の好機。世界の自動車産業で生き残るため、提携先と信頼関係を構築する。」との決意を表明している。

主要企業のトップは、大きな変革の決意をしているが、では、中小企業はこの変革をどう乗り切ろうとしているのか。ひたすら景気回復を待つ姿勢ではもたない。やはり独自の変革のための取り組みが大事だ。

ひとえに、社長自ら変革のための決意を表明し、社員と一丸となって、まず変革のための一歩を踏み出す必要があるのではないでしょうか。

かごしま企業家交流協会

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