よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

鹿児島での話題・情報(18)

2009-08-28 09:02:11 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島県内で今週2件の企業立地協定が締結されました。

出水市と垂水市に、それぞれ県内企業が新たな事業進出するものです。

関西や東海地区の企業が、操業縮小など厳しい景況の中、鹿児島県では今週2社の県内企業が、他市町村での新たな事業展開をすることになったものです。

まず、27日に立地協定を締結した企業は、出水市に進出する株式会社イーエムエフです。

同社は、南さつま市に本社を置く株式会社エルムの関連企業です。株式会社イーエムエフの母体となるエルムは、光ディスクの修復装置の製造や従来の電球に比べ、10分の1の消費電力で、20倍長持ちするLED電球の開発などで、世界的に高い評価を受けている企業で、県内で活躍している企業です。株式会社イーエムエフの新工場は、エルムの製造拠点ともなり、出水市にある工場団地内に創設され、新規に12人の雇用を行い9月から操業を始める予定で、年内にパートを増員し、3年後には、30人ほどに雇用を拡大していく予定だそうです。

もう1社は、26日に垂水市と立地協定を締結した指宿市のグローバル・オーシャン・ワークスで、垂水市の養殖ブリを中心に切り身に加工、真空冷凍し海外に販売するために、同市に加工場を建設するものだそうです。

同社の加工場は、敷地面積1121㎡、建物は鉄骨平屋420㎡、従業員24人、うち0人以上を同市から採用、投資額1.7億円、1年目の生産額年約6億を見込んでいるそうです。

当協会の賛助会員である出水市は、 NEC・パイオニアの相次ぐ撤退など雇用不安が広がる中での新たな企業の進出であり、これを機会に更に新たな企業進出に繋がることを期待し、又、当協会としても頑張っていきたいと考えております。

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(48)

2009-08-26 16:14:32 | 鹿児島での活動

SPP講座いよいよ3日目。今回の2回の講座も最終日です。

高校生達は、3日目も元気に研修室に揃いました。

○SPP講座3回目の報告です。

8月23日は、2泊3日の2回シリーズでの今回の講座の結果を踏まえ、5グループ毎の改善・改良点、今後の更なる検討テーマ等の集約の日でした。

○今回は、講座のテーマであった「連帯によるエネルギー革命」について

①大学教授、企業のトップ8名の講師(副講師を含む)による講義と実習による講座。

②5回の講義、5回の実験、2回の討議、それに最終の討議・とりまとめでした。

 高校生にとって、たくさんのことを学び、現場を見学し、又、自ら装置を製作し、実験しました。普段の学校での教育とは少し、勝手が違ったことと思います。更には、6校の高校生が机を並べて、しかも現役の大学院生の支援を得て、いろいろな体験ができたのです。この体験は大きいことと思います。

私は後半だけしか参加しませんでしたが、まだ幼顔の残る多くの高校1年生達が、確実に目の輝きに変化を読み取れました。6日間の体験は、本当に楽しかった。良かったとの高校生の声も聞きました。確実に成長した証だと思います。

ぜひ、この経験を今後の高校生活に活かして、鹿児島を背負う人材に育つことを期待してやみません。それに、今回の講座実施にボランティア精神で協力頂いた講師の皆さん、それに夏休みのいろいろな行事で多忙な中、引率頂いた先生方、本当にありがとうございました。このブログを通じて厚く御礼申し上げます。

              

              お2人による最後の講義                   各グループで活発な討議

            

               結構白熱していました。                     企業から高校へ機材の贈呈

             

          小原教授からも高校へ教材の贈呈                各グループ毎の記念撮影

お疲れ様でした。また、できましたら10月24日鹿児島大学での成果発表会で会いましょう。

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(47)

2009-08-25 21:04:24 | 鹿児島での活動

SPP講座2日目も順調にいきました。

22日も晴天で、今回の目玉である太陽光利用装置の絶好の実験日和でした。

 ○2回目の現場報告です。

・朝7時30分朝食。事務処理のための関係者からの書類を配布・受領

・9時~11時30分 ダイツール技研(下橋工場長、中原係長)による太陽光利用装置の製作・実験準備・野外での実験・・・それぞれ悪戦苦闘しながら力を合わせて組立ていました。

・12時~13時   昼食

・13時~14時   野外での太陽光利用装置での実験・・・近くの川で採った魚焼きやコーヒーを沸かすことが出来ました。・14時30分~16時30分 アトムニクス研究所(畑田賢造社長)による「問題解決手法のための技術開発」の講義・質疑・・・沢山の質問がでました。 

・18時~19時   夕食・19時~20時30分 「エネルギーの将来と技術開発」についてグループ討論・発表昨夜に続き、グループで討論、結果を意見発表しました。 グループでの装置の共同製作や討論等を通じ、高校生が少しずつ変わり、成長しているようです。

           

              太陽光利用装置の製作              出来上がりを野外で実験

         

                太陽光集光装置を実験中            楽しい食事の時間

         

           アトムニクス研究所畑田社長の講義           討議の場での畑田社長の助言

         

            討議の結果をグループ毎に発表             堂々とした発表です。

ハードスケジュールでしたが、それにも負けずに若い高校生達は頑張っていました。この人達が、今回の経験を生かし、将来鹿児島を支えてくれる人材に育ってくれることと思います。

次回は、3日目を報告します。

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(46)

2009-08-24 21:55:58 | 鹿児島での活動

高校生向けSPP事業講座の後半の部に参加してきました。

前半(8/7-9)と、同じ後半も2泊3日(8/21-23)の日程でした。

後半の講座の様子を3回シリーズで公開します。

○まず8月21日の様子です。桜島桟橋をマイクロバス2台で出発。10時半過ぎに会場となる県のアジア・大平洋農村研修センター到着。高校性等は、民族館視察。私は講座開講の準備に追われました。

11時半過ぎからオリエンテーション。その後、昼食。午後の講師との打ち合わせなど。

いよいよ講義開始。

13時30分~15時まで、日本ハードウェアー(株)の小川社長の講義。

15時30分~17時まで、(株)ダイツール技研の下橋大崎工場長の講義・実習。

17時30分~19時過ぎまで、野外でのバーべーキューの準備・夕食。

19時30分~20時30分まで、自主研修でのエネルギーに関する学習会・・・

頴娃町や吹上町、更には加治木町など、遠方からの高校生は朝からの参加で疲れているのにも係わらず、5部グループに分かれて、鹿児島大学の院生等のTAの指導のもと、真剣に意見交換や討論に取り組んでいました。

私は、その後、10時前から遅れて参加された引率先生との協議・意見交換。23時前には高校生の部屋巡視。その後も部屋で、翌日の準備等など、本当にハードなスケジュールでした。

でも、このような裏方の仕事も、参加した高校生達の一生懸命な姿を見ると、手抜きはできません。少しでも実りあるものになるよう願って準備にも力が入りました。    

          

           鹿児島をバスで出発                      日本ハードウェア小川社長の講義    

       

         ダイツール技研下橋工場長の講義            研磨に初挑戦する高校生

       

         野外でのバーベーキューを楽しむ             その後の討議・発表

 ハードなスケジュールですが、高校生はよく耐えて頑張ってました。

明日は2日目を紹介します。

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での話題・情報(17)

2009-08-20 22:01:06 | 鹿児島の話題・情報
鹿児島県内の来春中学卒業予定者の進学希望率98.3% 
 
卒業予定者は02年度以降7年ぶりに増加し1万7793人。
 
鹿児島県教育委員会が18日、2010年3月の県内国公立中学校卒業予定者の進路希望状況を発表しました。
 
卒業予定者は、02年度以降7年ぶりに増加し、1万7793人。高校・高専などの進学希望者は1万7486人、進学希望率は98.3%となっている。

県内公立高校への進学希望者は、1万5449人で86.8%(前年度比0.4ポイント減)。私立高校や高専などは11.5%(同0.4ポイント増)、就職は0.29%(同増減なし)となっている。

公立高校の希望状況は、普通科56.5%(同0.1ポイント増)、専門学科40.9%(同増減なし)、総合学科2.6%(同0.1ポイント減)となっている。
高校再編に伴い、10年4月に新設の学校・学科は、明桜館・商業1.26倍、同・文理科学0.42倍、奄美・工業0.86倍となっている。

調査は7月10日、県内の国公立257校の1万7793人に実施されたもの。県教委は調査結果をもとに募集定員を決め、10月中に発表する予定だそうだ。
 
少子化傾向で、中学卒業予定者が減少傾向が続いていたが、約7年ぶりとはいえ、増加したことは喜ばしい。今後とも少しでも増加傾向が続くようしっかりとした対策が求められる。
 

かごしま企業家交流協会

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どうなる日本経済(11)

2009-08-19 23:12:39 | どうなる日本経済

トヨタ自動車が世界生産台数を15万台上積みし、09年595万台に。

また、トヨタは9月もプリウス好調で1~2日の休日出勤を行う。

トヨタ自動車は、昨日09年の生産計画の上積みを主要部品メーカーに提示したとの記事が出ました。これまで、トヨタ本体で580万台としていた世界生産台数を595万台に上方修正したものである。

トヨタは、各国政府の環境対応車優遇による後押しもあり、世界販売台数は当初計画を上回る状況にあり、生産面では昨年末から在庫調整を加速した影響で車両在庫に不足感も出ているとのこと。

 トヨタは公表している販売・生産計画に加え、取引部品メーカーに対しては今後の生産見通しが立てやすいように別途計画を提示しているとのことだが、18日に示された09年の販売計画は、今後の市場の下振れ懸念も織り込んで従来の650万台を653万台とするにとどめているが、今後さらに上積みの可能性があるようだ。

トヨタ本体の08年の世界生産台数は821万台だから、今年は昨年の約72%、世界販売台数は799万台だったので、今年は昨年の81%強になる。

 また、トヨタ自動車は、9月に子会社を含む一部の工場で1~2日の休日出勤を設けるとのこと。7月に続く措置で、ハイブリッド車「プリウス」を生産する堤工場(愛知県豊田市)などが対象で、プリウスは受注が累計25万台を超えるなど好調に推移しており、残業に加えて休日操業で対応するものとのこと。

子会社であるトヨタ車体の2つの工場でも1~2日の休日出勤日を設定する方針とのこと。この状態が今後も続き、部品調達を行う、3次、4次の部品工場に早くその効果が波及することを期待している。

かごしま企業家交流協会

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どうなる日本経済(10)

2009-08-18 23:26:06 | どうなる日本経済

車・電気大手16社でコスト削減が5兆円に達する。

今年度、市場収縮で体質改善

15日の日経新聞の表題である。これは自動車、電気大手が人件費、研究開発費などの固定費と材料費などの変動費を絞り込んだものだ。

大手企業の対応策には、感服させられる。生き残りのためには思い切った決断を行う。果たして行政機関がここまで思い切った決断をし、絞り込めるかは疑問だ。

09年度のコスト削減計画額は、トヨタ自動車が8,500億、ソニーが8,000億円、2社のそれぞれの削減額は鹿児島県の年間予算額よりも大きい額だ。乗用車7社と電気大手9社の合計額が約5兆円に達すると言うから、これまた驚きである。

これは、乗用車7社の今期の売上高予想が前期より約9兆円減るなど市場収縮が続く中、損益分岐点を引き下げ国際競争力の回復を急ぐためらしい。

いずれにしても、企業の市場収縮に伴う、体質改善策については、その早さ、タイミングなど行政も見習う必要があるのではないだろうか。

かごしま企業家交流協会

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どうなる日本経済(9)

2009-08-17 23:26:15 | どうなる日本経済

地方の人口減少止まらず。

九州人口0.28%減、鹿児島県は前年同期に比べ0.6%減少。

総務省が11日公表した住民基本台帳に基づく09年3月末時点の人口調査は、地方の減少に歯止めが掛からない現状を示している。

東京、関西、名古屋の三大都市圏の人口は、6,401万2,618人で、前年同期に比べて0.35%増加。全人口に占める割合も50.37%、0.17ポイント上昇し、地方で暮らす人は、半数に満たないことになり、偏りが鮮明になっている。

口増加率が最も高かったのは東京の0.69%、関西圏も5年ぶりに人口増に転じている。

口が減少に転じたのは、栃木、静岡の2県、いずれも製造業が盛んな地域で、「景気低迷で工場や事業所の閉鎖、縮小が相次いだことなどが影響したようだ。人口減少率が最も大きいのは、秋田の1.07%、次いで青森0.93%減、高知0.89%減、岩手0.84%減、三大都市圏域から離れた東北や四国、山陰が目立つようだ。

九州では、増加は沖縄0.47%増、福岡0.02%増の2県のみ。逆にその他の県は減少しており、長崎0.73%減、鹿児島0.60%減となっている。

鹿児島県の人口は172万人、今のペースで減少すると、10年に10万人規模の市が消えていくというかなりやばい状況だ。

どうすれば人口減少が防げるか、抜本的な対策が求められる。

  

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(45)

2009-08-12 09:35:47 | 鹿児島での活動

鹿児島への移住・交流事業「関西から鹿児島」夢の架け橋支援事業に係る会議開催

関係市町村の交流事業担当者が集まり、今年度の事業取り組みが始まる。

当協会が、今年度、鹿児島県の補助事業として採択を受けた移住交流事業の取り組みが始まりました。 事業実施に向け、関係市町村の担当課長20名が鹿児島の当協会本部に集まり、今年取り組む事業目的、内容、進め方等についての説明を受け、意見交換等が行われました。

今回の事業では、関西地区から鹿児島への移住のための、移住体験ツアーを開発し、フルシーズンで、県内のどこかの地域の農家、畜産農家、水産農家、地元企業等が、体験ツアーの受け入れを行う。そのために、関西地区でのニーズ調査や県内農家等での受け入れ先のニーズ等を調査し、両者の意向をマッチィングした移住体験ツアーを開発しようとするものである。

また、開発した移住交流体験ツアーをPRする専用のWebサイトを立ち上げると共に、チラシやパンフ等でのPRも専門的に行っていこうとするものです。

今後、できるだけ早く鹿児島と関西の架け橋役を実行できるよう頑張っていきたいと思っております。

 

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(44)

2009-08-11 09:02:55 | 鹿児島での活動

SPP事業での2泊3日の宿泊型での前期講座が無事に終わりました。

8月7日~9日の3日間、鹿児島県アジア・太平洋農村研修センターで実施しました。

初めての宿泊型で2泊3日の講座は、県内6高校の40名と、鹿児島大学大学院の外国人3人を含む院生10人のTA,それに引率の先生や講師等を含めた約60人で始まりました。

回は「連帯によるエネルギー革命」という、固い名称の講座名で、鹿児島大学院理工学科の小原教授に加え、当協会の会員企業の日本ハードウェア(株)大崎工場の矢野工場長を講師にお招きして始まりました。

前期講座の目玉は、何と言っても、日本ハードウェア(株)の大崎工場を訪問し、工場内を矢野工場長自らの案内で視察し、第一線の工場現場を体験することでした。自動車部品製作に使われる金型製作の現場の雰囲気を体験できたことは、今後の高校生生活に何らかのインパクトを与えたものと思います。

     

         意見交換                    工場見学

かごしま企業家交流協会

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