よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

東京スカイツリー/どうなる日本経済(210)

2012-04-17 08:55:31 | どうなる日本経済

世界一高いタワーを実現した匠の技

日本の技術のすごさを実証

東京の下町に、「擬似つ界一高いタワーが誕生した。

このタワーは、日本で120年受け継がれてきた一建設会社の確かな「技術」と「こころ」伝承が結実した結果だと言われる。

作業している全員が「日本のシンボルをつくっているのだ」という誇りを胸に取り組むことで「ネジ1つ落とさない」というスローガンを徹底させ、

高さ 634m。 鉄骨総重量 4万1,000トン。鉄骨のピース 3万7,000ピース。関わった人員 58万人。工期 43.5ヶ月

この限られた工期の中で、安全と品質を確保して建設することができたのには3つのポイントがあったという。1つ目はスケジュール管理。2つ目は地域住民の方々の協力、3つ目は安全や品質、施工効率に優れた工法の採用。

特に、この匠の工法が注目される。

1つ目が、ナックル・ウォール工法(地下50m地点に節の付いた壁状の杭を打つ工法)

2つ目が、リフトアップ工法(地上に組み立てたゲイン塔(アンテナ部分)を一気に引き上げる工法)

3つ目が、スリップフォーム工法(塔の制振となる心柱を短期間につくる工法)

5月27日にいよいよこのスカイツリーがオープンする。一般の観光客の関心もだが、それよりも

世界一高いタワーを支える「日本の匠の技術」で完成されたものが、世界にどう評価されるかが注目される。

           

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