ソニーの赤字、過去最大5200億円
ソニー1万人削減構想
今月10日、電機大手のソニーとシャープが12年3月期の連結業績予想をそれぞれ、いずれも過去最大の赤字を計上する見込みだと発表した。
連結純損益の赤字額は、ソニーが従来予想の2200億円から約2.4倍の5200億円に拡大しており、シャープが2900億円から3800億円に膨らんでいる。韓国・台湾企業との競争激化や、テレビ事業の不振などが響いたと言われる。パナソニックも製造業では過去最大規模の7800億円の連結純損失を計上する見通しであり、日本の基幹産業であった電機大手メーカーの衰退が鮮明となっている。
中でも気になるのは、 ソニーだ。
前回発表より、赤字額が約3000億円膨らんでいるが、13年3月期については連結営業損益が約1800億円の黒字に転換すると表明している。これはソニーが、国内外で検討中の1万人規模の人員削減を含め、「聖域なき構造改革」を前提にしている点だ。今日12日には、経営再検策を発表するそうだが、いかに追い込まれているような感じを受ける。
テレビなどエレクトロニクス事業の不振を、12年度中に1万人規模のグループ従業員を削減する方針だそうだが、この半分は半導体部門にも手を付けると言われている。
出水市のNECとパイオニア、日置市のパナソニック系列の子会社の撤退など、まさか霧島市のソニーに影響はないだろうが、とても気になる状況だ。
心配が危惧に終わることを強く願ってやまない。
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