よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

海外企業のM&A増加/どうなる日本経済(260)

2012-10-31 18:49:47 | どうなる日本経済

国内市場は縮小を背景に

日本企業の海外企業のM&A増加

来年3月期の連結赤字がパナソニック7,650億円、シャープも昨年を上回る大型赤字予想がされ、地方の工場も大手ITや家電メーカーなどが工場撤退をするという厳しい現状の中で、

大手企業は、生き残りをかけた容赦ない「選択と集中」化を進めている。

その反面、日本企業による海外企業の合併・買収(M&A)が、2012年1〜9月に前年同期比7.4%増の364件に上ったことが、M&A助言会社レコフ(東京)の調査結果を新聞各社がこぞって発表している。

この調査内容は、今年1〜9月までの結果だが、22年ぶりに過去最多を記録しているという。

国内市場の縮小を背景に、一方で海外に事業展開する企業が増加した結果とはいえ、何か複雑な思いがする。

長引く円高も海外投資には追い風になっているらしい。

この勢いで行くと、10月以降も、先日大々的に発表されたソフトバンクの米携帯電話大手スプリント・ネクステルを約1兆5700億円で買収することなどからすると、

ますます海外企業のM&Aの勢いは衰えていないようだ。

年間を通しても、予測されているのは、過去最高だった1990年の463件を上回る公算が大きいと、報道されている。 

今や、日本経済を支える大手企業は、国内よりも国外に向いているのだろうか。

これからもその動向から目が離せない状況が続く。 

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伸びる会社/どうなる日本経済(259)

2012-10-31 00:01:56 | どうなる日本経済

伸びる会社はここが違う!!

元気企業に学ぶ7ヵ条

先日、市町村の皆さんを案内して関西の企業等を2日間で5社訪問しました。

その中の1社で、大阪府大東市で、乾燥機や炉・乾燥機部品、製缶・板金等を製作されている(株)山田製作所(山田 茂社長)を訪問して、業務内容や3Sの取り組、工場視察等をさせて戴来ました。

同社は、徹底的な3Sにより生き残りを謀っておられ、「良い現場は最高のセールスマン」ということで、業界の中では、知られた企業である。

この山田社長から訪問者の私たちに戴いたのが、「伸びる会社はここが違う!」・・・元気企業に学ぶ7ヵ条・・・という本である。

この本の出筆者は関西の3人の中小企業診断士である。

この本の中に、3人の活動経験をもとに、伸びる会社の要件を7ヵ条としてまとめ、又、実際に30社の成長企業が紹介されている。当然に、前述の山田製作所も30社の中の1社である。

今回は、この7ヵ条を紹介したい。

第1条 明確な経営理念がある。

第2条 社長にリーダーシップがある。

第3条 人を大切にする。

第4条 時流、時代の変化への対応が優れている。

第5条 独自の市場・製品・製造・サービス手法を有する。

第6条 ITを有効に活用している。 

第7条 社会に役立つ。

この7つである。決して目新しいものではない。私でもいろいろ経営者からお聞きしたものばかりであるが、出筆者の3人は、納得性、実効性の高い視点としてこの7つを選んだと言われている。

逆に言えば、誰もが知っているが故に、なかなか実行となると難しい。継続できないものかも知れない。30社の取り組みを知ることから始めると、この7ヵ条が生きてくるのかも知れません。

                

 

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VW[50万円車」を販売か・どうなる日本経済(258)

2012-10-30 08:30:02 | どうなる日本経済

新興国で50万円前後の超低価格車を投入

独のフォルクスワーゲン(VW)幹部の発言

昨日、日本のダイハツがインドネシアで小型車を年内販売見通しと書いたが、価格は100万円内に押さえるとのことだった。

ところが、VWはダイハツの1/2の価格の50万円の超低価格車の投入との話。

将に、世界は次々に新たな展開がでてくる厳しい市場競争の世界だ。

ブラジルで開催された「サンパウロ・モーターショー」でVW幹部が明かしたというから、事実であれば日本にとって厳しい競争相手だ。

現在、ブラジルで最も安いVW車は「ゴル」で、ベーシックモデルで約105万円。この価格の半額だ。

ブラジルや中国など新興国では、世帯年収が5000~1万5000ドル(約40万~120万円)の下位中間層の人口が2010年で14億1000万人に達しているという。2020年には、15億1000万人まで増える見込み。この層が手の届く価格に下げると、車需要が一気に上がる可能性を秘めた層だと判断したのであれば、VWの施策はすごいことになる。

とにかく、世界はとてつもない価格競争の時代に突入していることになる。日本もある面では、今までの常識を越えた経営感覚が求められているのは間違いない事実だと思われる。

       

 

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軽自動車の販売力/どうなる日本経済(257)

2012-10-29 08:10:19 | どうなる日本経済

軽自動車の時代に突入

小型車・普通車を今年は上回る見通し

今や小型車が世界的に進んでいる。米国では大型車が権威の象徴としてその販売を伸ばしてきた自動車。日本でも企業経営者をはじめ、金持ちになればなるほど大型車の傾向があったが。

日本での軽自動車の販売が、小型車・普通車を初めて今年は上回る見通しだと予測されている。

トラックなどを除いた軽自動車の国内販売の比率は、2010年は30%。2011年は32%、今年は、まだ9月末だが、34%に達しており、小型車35%、普通車31%だったとのこと。

この勢いが続けは、軽自動車が初めてトップに躍り出ると予測されている。

世界でも小型化の傾向にあり、特に、新興国から先進国まで小型車が広く受け入れられる傾向にあるようだ。一部の日系メーカーでは、軽自動車の開発を通じて得た技術を1,000CC前後の海外向け小型車に転用し始めている。

例えば、ダイハツは「ミライース」を「アイラ」の名称でインドネシアで年内に販売予定。

軽の技術を世界でどう活かせるか。今後の展開が期待されます。     

              

 

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広報紙第23号発行/鹿児島での活動(186)

2012-10-25 08:43:48 | 鹿児島での活動

当協会広報紙「第23号」を発行

表紙は、「高校生 熱き挑戦」です。

かごしま企業家交流協会の広報紙第23号を10月24日に発行しました。

表紙は、今夏、高校生がチャレンジしたSPP講座の様子を掲載しました。

内容ですが、

2ページは  鹿児島県の大阪事務所の取り組みについて、前田所長のご挨拶を

         いただきました。

3ページは  学校案内で、「鹿児島県立市来農芸高等学校」(いちき串木野市)を紹介。

4ページは  平成24年度の「サイエンス・パートナー・プロジェクト(SPP)事業」を掲載。

5~6ページは モノづくり、人づくり、地域づくりで、「南九州市立地企業等懇話会」と、

          出水市の「進出企業に対する税優遇策」、「移住サポーター」の紹介。      

7ページは、 会員企業「鹿児島金属株式会社」(大阪府羽曳野市)の紹介。

8ページは、事務局のからのお知らせで、「今年の7月から9月の活動実績」紹介など

となっております。

ぜひご購読ください。ご希望の方がありましたら、ご連絡ください。お送りします。

               

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かごしま暮らし・交流セミナー/関西・東海地区での活動(65)

2012-10-24 09:25:41 | 関西・東海地区での活動

かごしま暮らし・交流セミナーが in 大阪市

大阪市中央区のの大阪産業創造館で開催

10月21日午後から、大阪市の大阪産業創造館で開催された「かごしま暮らし・交流セミナー」には、40名足らずでしたが、鹿児島に関心を寄せる方々が出席されました。

当日は、鹿児島県や市町村の担当者10数名が鹿児島から上阪し、出席者に対し、自分の市町村の魅力や移住者に対する支援制度などを説明し、個別の相談に応じました。

特に、今回は県の求人情報を所管する公用労政課のふるさと人材相談員が「鹿児島県の就業情報」について、現状報告を行いました。

個別相談では、各市町村等の担当者へ、移住に関心を寄せる方々が、質問や相談を対面式で応じました。

当協会の窓口でも、移住交流モニターの方を含め、5人の方々が訪れ、やはり鹿児島での就職情報について、相談や情報交換等を行いました。 

ただ、全般的には、50人程度を予定していましたので、参加者の面では、いかに参加者を増やすか、課題も出てきました。

来年に向け、参加者増加の対応をしっかりと行いたいと思います。

 

    

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当協会役員会等の開催/関西・東海地区での活動(64)

2012-10-23 08:20:23 | 関西・東海地区での活動

当協会平成24年度第2回役員会開催

関西曽於企業家クラブ定例会へ出席

当協会の役員は、関西と東海地区と鹿児島地区の3カ所に分散されているために、基本的には、大阪市で開催しております。

先週の19日、当協会の平成24年度第2回の理事会を大阪市中央区で開催しました。

今回の役員会では、総会以降の主な取り組み状況や現在の財務の状況取り組み状況を説明し、又、今後の協会活動の計画や取り組み等と、今後の収支の見込み等について説明し、意見交換を致しました。

また、20日の昼時間には、関西曽於企業家クラブの定例会を開催し、これまでの取り組みや今後の活動や組織維持方策等についても、意見交換を行いました。

役員会は、夕食懇談の場で、関西曽於企業家クラブ定例会は、昼食懇談の場で、忌憚のない意見交換や自社の経営状況等について各自報告を戴き、それを元にして色々な情報交換会を開催しました。

     

         役員会の様子                          定例会の様子

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市町村職員関西企業訪問/関西・東海地区での活動(63)

2012-10-22 17:39:50 | 関西・東海地区での活動

市町村の皆さんを関西企業に案内

「3S」活動を徹底した関西ものづくり企業等を視察・意見交換実施

先週18日~19日の2日間、大阪市の企業4社、大阪府立大学を市町村一行20名で訪問してきました。

18日は、関西の創業以来96年の老舗の機械加工技術の中川鉄工(大阪市)と、製缶板金加工技術力の高い企業である山田製作所(大東市)、そして情報・デザイン企画・開発技術力の高い企業であるレイ・クリエーション(大阪市)の3社を訪問。

19日は、植物工場の研究開発を行っている大阪府立大学と、実証研究をしている丸紅大阪本社、併せて4企業と大学の訪問でした。

特に、18日訪問した企業は、当協会の参加企業である経営コンサルタントとして活動されているOYM(京都市)の大山社長が指導されている「3S」活動を徹底しておられるすばらしい企業でした。

今回は、18日の最後の企業訪問先である「レイ・クリエーション」様のイベントスペースで、「不況時の対応『勝ち残り企業は何をしたのか』という演題で、大山社長に40分の講演をして頂き、この後、市町村職員と訪問記業や鹿児島出身企業等との意見交換会を開催し、これがとにかく盛り上がり、企業とのコミュニケーションやもちろん、各参加市町村のPRも趣向ある内容でアッピールされました。

19日訪問した植物工場については、大阪府立大学で、『植物工場』とは、どんな工場で、どんな用途で、何を作り、どう役立つのか、課題等は何かについて、しっかり学習し、丸紅本社で、その実用化レベルと、現状課題等を視察し、意見交換しました。

 今回2日間の訪問は、かなりハードなスケジュールでしたが、何とか無事に訪問することができました。市町村の皆さん。お疲れ様でした。

      

            3Sの状況                         工場視察の様子

      

           講演の様子                          植物工場の様子

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教材部品寄贈式/鹿児島での活動(185)

2012-10-16 09:19:07 | 鹿児島での活動

鹿児島大学理工学研究科への教材部品寄贈

(株)サンテック鹿児島工場が寄贈されました。

当協会の会員企業である(株)サンテック鹿児島工場(本社:兵庫県尼崎市)さんが、鹿児島大学理工学研究科に教材部品を寄贈されました。

当社は、毎年、工場での機器製作に使わなかったあるいは、部品の規格が合わなくなった装置や残部品などを専門高校の実習・加工教材やロボット製作等に使ってもらうために寄贈されています。

今年も、専門高校へ当協会が募集を掛け、鹿児島大学理工学研究科と岩川高校へ寄贈することになり、昨日午後、鹿児島大学でその寄贈式があり、私も立会人として参加しました。

昨日は、(株)サンテック鹿児島工場の触工場長が、鹿児島大学理工学研究科の小原教授に対し、寄贈品の目録が手渡されました。

寄贈品総額は、一部、岩川高校へ寄贈される分も含め、約360万円相当の機器や部品です。

ぜひ、この部品が有意義に大学教育に活用されることを期待しております。

            

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ピポット化/どうなる日本経済(256)

2012-10-15 10:08:47 | どうなる日本経済

ピボット (pivot)とは?

企業のビポット化とは? どどういうこと。

ビポット。バスケットボールをしていた人、関心を持っている人は、よく聞く言葉だと思います。

この言葉は、バスケで、軸足を動かさずに、もう一方の足を踏み換えて方向を変える動作のことだそうです。

ネットで、調べると、 旋回軸 とか、 てこの支点。

と記されています。

ところが、この言葉、最近企業の中でもよく聞かれるようになっているようです。ビジネスの世界では、ベンチャー企業などが事業を方向転換する際に、この言葉を使っているそうです。

方向転換でも、すべて変えるのではなく、これまで培った資産を軸足として残し、柔軟に方向転回して行くという意味が込められているとのこと。

顧客基盤や人材、何よりその企業の持つ技術は、一朝一夕では築けない、企業固有の資産。それと、軸足がぶれてはいけない企業の理念や志。

今や、日本企業の潮流の変化は、今までとは違うテンポで進んでいます。このビボットを考える際に、じっくりこのようなことを改めて考えることが必要かも知れませんね。

 

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