よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

食料の自給率の話題 / 鹿児島の話題・情報(22)

2009-09-29 09:00:44 | 鹿児島の話題・情報

今、食料の自給率の話題が注目されている。

鹿児島県は、食の日本一が多い県であり、今後の役割が期待できる。

日本の食料自給率は戦後大きく低下の一途を辿り、昭和40年度には73%だった自給率が、平成19年度には40%まで落ち込み、米や砂糖などを除くほとんどの食料の自給率が昭和40年当時に比べて著しく低下し、その分を輸入に頼っているのが現状だそうです。

この数値は、世界の主要先進国の中でも最低水準だそうです。
これは、私たちの食生活がこの数十年の間に大幅に変化したことが大きな原因の一つであると言われております。そういえば、以前は米や野菜などの自給可能な食料を中心とした食生活でしたが、年々冷凍・加工食品や脂肪分の多い食品などの摂取量が増えてきました。そしてそれらの食品は、原料を輸入に頼っている場合が多いのが現状ですよね。

そういう中で、鹿児島県は、食料日本一がいっぱいあります。

・豚飼育頭数(07年) 138万5千頭

・肉用牛(黒毛和種)飼育頭数  32万5千頭

・ブロイラー飼育羽数(07) 1,870万7千羽

・さつまいも収穫量(06年) 401,400トン

・そら豆収穫量(06年)  5,550トン

・ブリ養殖生産量(05年)  28,830トン

・ウナギ養殖生産量(05年)  7,412トン

・カンパチ養殖生産量(05年) 30,697トン

・クロマグロ養殖生産量(05年) 2,000トン  等 など。

農林水産物だけでなく、焼酎の生産量も日本一です。鹿児島が又新しい時代を起こす時がくるかも知れません

かごしま企業家交流協会

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島津斉彬生誕200年 / 鹿児島の話題・情報(21)

2009-09-28 09:05:47 | 鹿児島の話題・情報

今年は、島津斉彬(1809年生まれ)生誕200年である。

島津 斉彬とは、幕末きっての開明君主であったと言われている。

島津 斉彬((1809年4月28日~1858年8月24日)は、江戸時代後期から幕末の外様大名で、薩摩藩の第11代藩主で、島津氏の第28代当主である。

斉彬は、下士階級出身の西郷隆盛や大久保利通を登用して朝廷での政局に関わらせ、明治維新を成し遂げる人材を育成したことで有名である。

だが、幕末きっての開明君主として、功績を残している。

藩主に就任するや、藩の富国強兵に努め洋式造船、反射炉・溶鉱炉の建設、地雷・水雷・ガラス・ガス灯の製造などの集成館事業を興した。土佐藩の漂流民でアメリカから帰国した中浜万次郎(ジョン万次郎)を保護し、安政元年(1854年)、西洋式帆船・いろは丸を完成させ、西洋式軍艦・昇平丸を建造し徳川政府に献上している。

又、日の丸を日本船章にすべきだと献策し、同年に幕府に正規に採用された。以後、日の丸は日本の国旗となっていく。また、帆船用帆布を自製するために木綿紡績事業を興している。

残念なのは、藩主になって7年という期間の短さで、病死したことであり、彼がもう少し長生きしておれば、明治維新も変わったものになっており、西南戦争も起きなかったかもしれない。

いずれにしても、今の経営者にも参考になる藩主(トップ)であり、科学者(技術者)であり、将来を見据えた経営者でもあったのではないだろうか。

かごしま企業家交流協会

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鹿大院生の教育実習 / 鹿児島での活動(54)

2009-09-25 22:27:11 | 鹿児島での活動

会員企業で、鹿児島大学大学院生の教育実習を行っています。

今回は、インドネシア出身のアグス・スカルト・ウイスモグロホさん。東洋ツール工業とダイツール技研での実習でした。

両社の本社は大阪、鹿児島工場で受け入れてもらい、切削工具の製作、及び金型製造の現場で体験をしてもらいました。

特に、ダイツール技研では、同工場の下橋清美工場長の自宅にホームスティさせてもらい、8日間にわたり、金型の設計から加工・製造まで、インドネシアに持ち帰って、実際現地で使える金型のモデルづくりにチャレンジしています。

彼は、今月末には、鹿児島大学での博士課程を修了し、母国へ帰り、インドネシア政府の物理研究所に職場復帰するとのことです。今回の実習で、日本の技術や装置だけでなく、工場現場で働く技術者の仕事に臨む精神面までをも学びたいと意気込んでいます。

彼には、今回の実習成果を持ち帰り、ぜひ、鹿児島とインドネシアとの架け橋役を期待したい。

まだ、鹿児島大学院の理工学研究科の院生の受け入れは、スタートしばかりですが、今後、2人、3人と実習を重ね、企業と大学との人材育成の良好な関係が構築できるこよう、当協会でもバックアップしていきたいと考えております。

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トヨタ世界生産650万台前後 / どうなる日本経済(16)

2009-09-24 18:03:05 | どうなる日本経済

トヨタ世界生産50万台上積み、今年単体650万台前後に。

海外市場でも、在庫の不足感がでているとのこと。

トヨタ自動車が、主要都市メーカーに示した計画によると、ハイブリッド車「プリウス」などの増産に加え、海外市場でも在庫の不足感があり、生産を上積みするとの情報がでている。

トヨタは、部品各社に対し、生産の目安として、当面の生産見通しを提示しており、このほど出された計画によると、09年度の世界生産は650万台前後で、これまでの予想の595万台から、50万台増加しているそうだ。

昨年の金融危機以降、全世界で新車販売が急減し、トヨタも大規模な減産を迫られた。今年に入り、国内生産台数は1日当たり約8千台まで落ち込み、前の年実績から半減したとのこと。今年の11月には、1万5千台まで戻る見込みで、月間生産も08年度実績約28万台を超え、16ヶ月ぶりにプラスに転じるとのこと。

ただ、これも来年の3月頃までは、この生産で推移する見通しらしいが、購入支援策の薄れる来春以降が懸念されている。

ぜひ、中小企業の生産現場に、プラス効果が出てくる来春以降も、ぜひ購入支援策を当面続けてもらうことを新政権に期待したい。

かごしま企業家交流協会

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鹿児島の100歳以上936人 / 鹿児島での話題・情報(20)

2009-09-22 12:09:38 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島の100歳以上の高齢者は昨年から123人増えて936人。全国4位です。

全国では、100歳以上は4万人。女性が86.5%を占めているそうです。

日本での高齢者は年々増加しているようです。98年に1万人突破、03年に2万人突破、07年には3万人突破、わずか2年で09年に4万人台となったとのこと。増加ペースが加速しているようだ。高齢化が急速に進んでいると言うことになる。

都道府県別では、37年連続沖縄県がトップで、次が島根県、高知県、そして4番目が、鹿児島県の順です。

逆に、最も少ないのは、埼玉県、次が愛知県、千葉県、神奈川県となっており、都市圏域が少ないようだ。

長生きするのは、女性が86.5%を占めているから、このペースで行くと全国的に女性を大事にしていると言うことになるのではないでしょうか。

最高齢も女性で、沖縄の114歳、男性は京丹後市の112歳だそうだ。鹿児島県もこれまで最高齢の男(泉重千代:120歳)女(本郷 かまと:116歳)それぞれを出しているので、長寿の県ということができる。

子供手当ではないか、長寿者のための環境作り対策が必要になるのかも知れない。

かごしま企業家交流協会

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職場実習生の受入 / 鹿児島での活動(53)

2009-09-18 09:05:48 | 鹿児島での活動

再就職にチャレンジしようとする若者の職場実習生を受け入れています。

今回の職場実習生で、6人目になり、今回は男性です。

2ヶ月の契約で、雇用促進機構の研修受託を受けている南日本マイクロコンピュータ(株)から受け入れております。

職場実習ということで、今まで学んできたパソコンを使った実践的な事務の仕事について、いろいろな体験をお願いして、実際に再就職された場合に即実践力として役立つように研修をしております。

当協会では、ワード、エクセルでの文書、資料作成はもちろん、メールのやり取り、発行している広報紙のデザイン企画、Webサイトの情報更新等はもちろん、職場で必要な電話対応、お客さんへの挨拶、接遇(お茶接待)、名刺交換等々、実践訓練をしております。

今回の男性の研修生も、ひたすら前向きに、真面目に研修に従事してもらっております。今、鹿児島県内での雇用の場は、かなり厳しい状況ですが、ぜひ、このような鹿児島で働きたいという若い人達の雇用の場を確保してあげることが、行政や企業経営者の責任でもあると思います。

ぜひ、一人でも多くの人達の雇用が実現できるよう関係者の努力を望みます。

             

         名刺交換                       接遇

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(52)

2009-09-16 18:28:16 | 鹿児島での活動

活動の大きな柱に企業や市町村、学校現場からの相談があります。

今年度もやがて6ヶ月、今日まで235人の方々が来所されました。

今、世の中は不況の真っ直中です。依然として、会員企業の景気回復は厳しい状況です。良くて6割、まだ最盛期の5割の回復だそうです。

そういう状況下での、当協会への相談も様々な相談があります。

高校・大学からの就職の相談、企業の融資、新規事業などの相談、市町村からの企業訪問の相談等など。

今の、景況の中では、いずれもなかなか厳しい状況ですが。まず親身に相談に応ずることを基本にしております。2者間のマッチィングをして、最終的には両者間の話し合い、判断になりますが、出来るだけ力添えになれるよう努力しております。この点に当協会の役割があるということを忘れないように。

今日も、学校現場からお2人が来所されました。来年に向けたインターンシップ、出前講義等の相談でした。とても熱心な先生です。先生の気持ちが伝わってきます。

具体的なスケジュール等が決まれば、出来るだけ実現に向け、アシストさせて戴きます。

いずれにしても、出来るだけ早く中小企業、製造現場の景気回復をさせてもらいたい。現在、この一点を注視しています。

 

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(51)

2009-09-15 18:02:54 | 鹿児島での活動

鹿児島大学院の理工学研究科の院生の教育実習を実施しています。

当協会企業会員のダイツール技研の鹿児島工場(大崎町)で受け入れてもらいました

今回の実習生は、インドネシアから鹿児島大学院の理工学研究科で博士後期課程の大学院生「アグス スカルト」さんです。

先週、当協会会員企業の「東洋ツール工業鹿児島工場」で、1日切削工具関係の工場現場の研修を1日受けて戴き、今回は、今日から約1週間、日本の第一線の現場で、金型の現場教育を受けることになりました。

特に、今回はインドネシア人であるアグスさんは、同社の工場長の自宅にホームスティしながらの、本格的現場体験です。

生活習慣も違う、留学生を工場、自宅で受け入れるという、今までの職場実習ではない、初めての受け入れに、非常に興味深い、インターンシップになると思います。

受け入れて戴いたダイツール技研の下橋工場長の英断に非常に感謝します。今回の受け入れ事例は、ダイツール技研さんと、鹿児島大学院の理工学研究科の小原教授とのお互いの思い・気持ちが一体となって、初めて実現しました。県内初めての大学院生、それも外国人というケースは初めてだと思います。今後につながるいい意味でのケーススタディになると思います。

今回、職場実習を受けるアグスさんは、今月末には、日本を後にして、本国であるインドネシア政府の科学庁の物理研究所に復職することになっているそうです。

ぜひ、今回の研修成果が、帰国後の研究所でも役に立ち、将来的には鹿児島とのビジネス交流にも繋がるよう願っております。ぜひ、今後の両国・両者のお互いの初期の目的が達成されるよう期待をしております。

アグスさん、頑張ってください。 

かごしま企業家交流協会

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どうなる日本経済(15)

2009-09-14 23:08:33 | どうなる日本経済

民主党の鳩山代表が、日本の20年までの温室効果ガス排出削減の中期目標「90年比25%減」を実現する考えを明言。

政府目標の「05年比15%減(90年比8%減)」の事実上の政策転換に向けて動き出した。

ただし、「主要国の参加による合意が前提」とも述べているが、民主党の動きに注目が集まっている。

今、日本、あるいは米欧などの先進国が排出ガス削減に向け、エコロジー対策に積極的に突き進んでいる。

ただ、コスト負担を懸念して大幅削減に反対してきた産業界は厳しく受け止めている

鳩山代表は、講演で「炭素に依存しない社会の構築は、日本にとってむしろ大きなチャンス。経済や国民生活はむしろ良くなると信じている」と、積極的に温暖化対策に乗り出す決意を表明している。

「わが国のみが削減目標を掲げても、気候変動を止めることはできない。すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意が、わが国の国際社会への約束の『前提』になる」と、公平で実効性のある枠組み作りを呼びかけている。

最近の、異常気象や国内外での大雨等による大災害を考えると、日本が大きな削減目標を掲げ、そのための先進国になることも、ものづくり先進国日本に、新たな課題・目標に向かって、技術革新や省エネへの新たな取り組み手法が整備されることに繋がり、決して悪いことではないのではないだろうか。

日本がまず厳しい目標を掲げ、お互い連携・連帯していく仕組みを確立することこそ、新たな日本の役割に見える。

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関西の企業(12)

2009-09-11 09:03:35 | 関西の企業

小型の太陽電池中小参入を支援

関西の企業「サンドリーム」、製造技術から装置まで一括

先月末、標記タイトルで日経新聞に記載された「太陽電池製造」への参入を支援する大阪市の小型太陽電池パネル製造の「(株)サンドリーム」によると、製造ノウハウの提供から専用装置の調達まで一括支援するとのことである。

今、日本、いや世界中が「太陽電池市場」に注目しており、そういう中での新たなビジネス方式だと言える。

大手は、自社の製造部門の拡大あるいは買収等によって、市場拡大に対応できるが、中小企業は、そうはいかない。

その意味では、大手がほとんど手がけていない小型パネル部門で、中小企業が製造と販売で連携・協力し合って市場開拓する方法はおもしろい試みに見える。

ただ、同社が、一括支援する事業は、製造に必要な設備機器23種を同社が調達し、参入したい企業に販売することにしており、設置に必要な面積は、約1,400㎡で、20~25人規模を想定し、設備費用と、技術指導料など合わせて4億円、割安な海外の設備を組み合わせても約3億とのこと。相当な資金が必要だ。、初年度で、初期投資を回収できる可能性もあるとしているが、相当な決断を要する提案である。

今、地方への企業誘致は難しい状況の中で、今ある企業が、新たな分野への取り込みが可能であれば、おもしろい提案である。更に、情報収集してみたい。                        

       太陽電池パネル                            カスタム製品     

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