よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

トップ以外はビリと同じ/企業トップの言葉(11)

2010-05-31 08:23:23 | 企業トップの言葉

トップでなければビリと同じ。

2位は儲からず。3位以下は赤字になる。

世界一企業」その強さは、危機との時こそ発揮される。リーマンショック後の世界的な金融・経済危機から真っ先に立ち直った企業を見直せば、その多くが世界一企業だ。

「少子高齢化が進み、ますます国内市場が縮小していく中、日本企業の活路はグローバル市場しかない。」日経ビジネスにこのような記事が掲載された。

まさに、現在の日本の置かれた状況だろう。

「トップでなければビリと同じ」。HDD用スピンドルモーターの世界市場で80%近いシェアを誇る日本電産の永守重信社長がよく言う言葉だそうだ。同社長によると、「グローバル競争時代には、トップ以外は大きな利益は得られない。2位は儲からず、3位以下は赤字になる。」という。実際、日本電産のHDD用スピンドルモーター事業は大幅増益になり、2010年3月期の過去最高益に貢献したが、3番手と言われるミネベアのHDD用スピンドルモーター事業は赤字だそうだ。

だからこそ、やはり、目指すべきは「世界一」なのだそうだ。

と言うことは、日本企業が生き残るためには、やはり「世界一」企業がいくら出来るかに掛かっていると言えるのだろうか。

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軟らかい有機ELディスプレ/どうなる日本経済(47)

2010-05-28 08:32:00 | どうなる日本経済

ソニーがくるくる巻き取れる有機ELディスプレーを開発

液晶より更に薄型化が可能になる。

今日、日本で発売されるアップルの「IPad」が騒がれているが、ソニーが26日にくるくる巻き取れるほど軟らかい有機ELディスプレーを開発したとの報道には驚かされた。

今後どちらも我々の生活や仕事を変える可能性を秘めたものではないだろうか。

開発された有機ELディスプレーは、以前から報道はされていたが、いよいよ現実になってきた。薄く軽く収納性に優れたモバイル機器の実用化を目指すとのこと。

開発したのは、4.1インチのフルカラーディスプレーで、独自の有機半導体材料を使うことで、直径8ミリの太さに巻いたり伸ばしたりしながら、動画を再生することが可能になったとのこと。千回巻き返しを繰り返しても画質に劣化はなく、耐久性にも優れているという。

製品化の時期はまだ未定らしいが、製品化されると、この製品もまたビジネスのスタイルを変えるものになるのではないだろうか。

             

                     ぐるぐる巻き取れる有機ELディスプレー

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株価下落どうなるのか/どうなる日本経済(46)

2010-05-27 08:08:42 | どうなる日本経済

ギリシャ発株安連鎖どうなる。

日本平均株価が急落し、半年ぶりの安値

ギリシャに端を発した世界の株式市場が同時下落の激震に揺れだした。

ようやくリーマンショックから立ち直りだした世界経済が、再び不安定状態だ。欧州では、ギリシャだけでなく、住宅バブル崩壊に伴う不良債権問題に苦しむスペインまで飛び火し、破綻連鎖の思惑が浮上しているという。

スペインの経済規模は、EUの約1割を占め、世界経済への影響がギリシャより格段に大きいから、市場関係者の不安が高まってきているようだ。通貨ユーロへの不信感、外国為替市場での円高の進行、日本企業の輸出採算の悪化の懸念が強まっているようだ

ようやくリーマンショックから立ち直りかけた日本経済が再び不安定状況になるのか、東証急落、半年ぶりの安値、株価連鎖出口見えず、株価9,000円大台割れ現実味、等などと新聞記事も不安を煽っている。

鳩山政権の迷走、北朝鮮の緊迫化、中国の金融問題など、今後どうなるのか、今の状況から目が話せなくなった感じだ。

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総会・交流会開催/関西・東海地区での活動(38)

2010-05-25 10:14:40 | 関西・東海地区での活動

当協会の今年度の総会・交流会を大阪市で開催しました。

当日は約60数名の参加を戴きました。

当協会は、大阪市に設立して7年目、法人化して4年目に入りました。

当協会は、定例の総会は大阪市で毎年開催しております。今年度の総会・交流会は今月13日、大阪市の難波の道頓堀ホテルで開催しました。当日は鹿児島から賛助会員の市町村の方々や高校の先生方18名の参加を戴き、賑やかに開催できました。

開催場所の難波にある道頓堀ホテルには、スーパーバイザーとして、鹿児島出身の方がおられ、経費面を含めていろいろ細かなご配慮を戴き、いわゆる関西地区の鹿児島県人会の拠点(巣)になっているところです。当然、当協会の総会や講演会、セミナー等もここのホテルを利用しております。

ところで、当協会の総会後の交流会で、何と言っても楽しみというか、会を盛り上げる次第の一つに、参加市町村の方が全員登壇され、我が町・市の近況や話題等をアピールされることです。いろいろな話題を楽しく、ユニークにアピールされる話術は年々工夫され、感心させられます。参加企業の方々にも好評で、これを境に一気に情報交換が加速していきます。やはり、ヒューマンネットワークづくりに欠かせないものになりました。

企業誘致は厳しい面もありますが、このような場での人的な繋がりが、誘致に繋がった例もあります。

今後とも、このような人的ネットワーク、ヒューマンネットワークが広がっていくことを期待しております。

   

         アピール中の市町村の皆さん         とてもユニークでした。 

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関西かごしまファンデー/関西・東海での活動(37)

2010-05-24 09:48:16 | 関西・東海地区での活動

第6回関西かごしまファンデーに参加してきました。

関西の鹿児島出身者のパワーはさすがに凄いです。

昨日23日、関西かごしま県人会総連合会主催の第6回かごしまファンデーに参加してきました。

当協会は、関西から鹿児島へ就業体験ツアーの実施PRとツアー参加呼びかけのためのチラシ配布を行いました。大阪は、昨日は生憎の雨、悪天候にも係わらず、会場の京セラドーム大阪は、鹿児島出身者を中心に、鹿児島のファンの方々が、朝早くから、わんさわんさと押しかけてこられ、会場は暑い熱気と歓声で、大変なものでした

実は、前日午後、チラシ等の準備と、会場設営のために会場入りし、翌日は、鹿児島県大阪観光連絡協議会の観光コーナーで朝9時から夕方5時までPR活動を行いました。主催者発表では、入場者3万8千人。これまでの最高の入場者でした。

これまで、県人会の方々がボランティアで積み上げてこられた努力というか、鹿児島への暑い感謝・思いの結晶が花開いた感じで、私も県の大阪事務所勤務時代に、このファンデーに2回参加しましたが、今回は更に圧倒されました。

この関西の方々の暑い思いに応えるべく、地元鹿児島でも何をやるべきか、考える時かも知れませんね。

   

             会場の様子                            PRコーナー 

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講演会開催/関西・東海地区での活動(36)

2010-05-20 20:15:24 | 関西・東海地区での活動

大阪で講演会を開催しました。

今回の演題は「地中熱利用技術と利用システムの事例」でした。

先週13日、大阪市の難波の道頓堀ホテルで、当協会の理事で浪速試錐工業所の後藤 文彦会長を講師にお願いして開催しました。

氏は、「地中熱利用促進協会」の理事でもあり、自然エネルギーを企業や農業等の冷暖房や給水に利活用して、省エネに実現することを推奨しておられます。現在、鹿児島県の農業技術開発センターの果樹部で、ハウスミカンのハウスに地中熱を使用した「ヒートポンプ」を設置され、実用実験中です。

地中熱エネルギーという言葉は、解ったようで解らない。今回の講演でも良く仕組みが解らないが、とにかく省エネに関心が高く、ぜひ利用してみたいとの質疑が交わされ、企業の方々の関心は高いでした。

では、地中熱を利用したヒートポンプとは、地中熱利用促進協会の説明によると、

「ヒートポンプは熱を温度の低い所から高いところに汲み上げ、 その熱を利用するための装置です。使った電気エネルギーよりも多く の熱エネルギーを取り出すことができます。
 一般に普及しているエアコンは、空気を熱源としたヒートポンプです。夏の冷房では、家の中の熱を奪い取り、外の空気に逃がし ます。逆に冬の暖房では、外の空気から熱を奪い取り、家の中に放出します。
 これに対して、地中熱利用ヒートポンプ(GeoHP)は、地中や地下水、河川水等を熱源としたヒートポンプシステムです。空気と違って、地中の温度は年間を通 して大きな変化がありません。そこで、夏の冷房では外の空気より低い温度の地中に熱を放出し、冬の暖房では外の空気より暖かい地中から熱を取り出すことができます。」

となっています。わかりましたか?。まだ解らない方は、下記の地中熱利用促進協会までアクセスしてみてください。http://www.geohpaj.org/

     

            講演の様子                        ヒートポンプの仕組み

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住友電工を視察/関西・東海地区での活動(35)

2010-05-18 09:11:27 | 関西・東海地区での活動

市町村職員一行18名で大阪市の住友電気工業を視察しました。

操業110年以上経っている企業はやはり基盤が違いますね。

先週13日に、当協会賛助会員の市町村一行18名と大阪市の此花区にある住友電工の大阪製作所を視察し、誘致活動を行ってきました。

同社は、創業以来、電力の安定供給のキーテクノロジーである「電線・ケーブルの技術開発」に取り組んでこられ、業界のトップとして、他社に先駆けて、大容量の電力を安定して供給する超高圧電力ケーブルや環境に配慮したエコロジーケーブルを開発されるなど、やはり歴史を感じるすばらしい企業でした。

大阪製作所の規模27万7千㎡、従業員数約2,200人、近くにはあのユニーバーサルスタジオジャパンがあります。

造っている製品は、大規模の電線・ケーブルから光ファイバー・ケーブルなど様々なものでした。

企業秘密の関係で、工場内は撮影できませんでしたが、やはり創業以来の歴史を感じる企業でした。

驚いたのは、この製作所に鹿児島出身者が200~300人もいるという事実です。鹿児島県がいかに人材供給県であるかを思い知らされました。

ちなみに、案内頂いた方々3人の内、1人は曽於市出身とお隣宮崎県の方でした。

    

       住友電工大阪製作所全景                 電線ケーブル

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研修生が終了/鹿児島での活動(74)

2010-05-17 09:05:14 | 鹿児島での活動

9人目の職場実習生が終了しました。

今回も優秀な研修生でした。

これまで、当協会では雇用推進機構の職場実習生を受け入れております。ちょうど、先週で9年目の実習生が終了し、巣立って行きました。

これまでも銀行や法律事務所で勤務経験のある女性の方で、とても接客や情報収集など、テキパキと処理をして頂き、とても助かりました。

当協会のような、県庁や市町村、更には、教育機関等の支援活動を行う公益事業の事務所での勤務は初めてだったため、文書作成や、広報活動のための資料やWeb サイトや定期刊行物の原稿づくりなどは、初めての仕事を経験してもらいました。 当協会に来られる市町村や高校・大学の先生方、企業のトップなど、様々な方々との接客や市町村を集めた会議等に参加頂いたことも、勉強になったようです。

これまで、9人の方々が当協会での研修を終えられましたが、何といっても、その際に就職先が決まらずに巣立って行かれる方には胸が痛みます。

鹿児島で育ち、鹿児島で働こうという若い方々の就職先がないということは、大きな問題です。毎年毎年、県外へ流出していく若者が依然として絶えないこの現象を何とか出来ないか、関係者が最重要課題で考えるべきテーマではないでしょうか。

 

            

                           研修生のプレゼンの様子

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09年度立地協定が増加/鹿児島の話題・情報(47)

2010-05-12 09:01:34 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島県内の立地協定が4年ぶり増加

前年度11社増の26社。食品関係が大幅に伸びる。

鹿児島県内の市町村と09年度中に立地協定を結んだ企業は26社。

昨年度比で11社増で、4年ぶりに増加に転じたとのこと。特に、食品関連企業が前年度の1社から9社と大幅に伸び、全体数を押し上げたためだそうだ。

県産業立地課のまとめでは、26社の内16社は、工場増設などで協定を締結した県内企業で、大隅地域が9社と最多で、北薩・姶良・伊佐地区が画社、鹿児島地区3社、南薩地区2社。新規光陽予定者数は586人で、前年度の約1.5倍だったそうだ。

当協会でも、県外地区からの企業誘致の働きかけをしているが、自動車、電子関連企業の誘致は、かなり厳しい状況である。そういう中で、鹿児島県の特色である食品産業が元気がいいのは、とても有り難い話ではないだろうか。

今こそ、鹿児島県が地域特性を活かし、農工商連携等による食産業の先進県として役割を果たすべく、仕掛けや人材育成など、積極的な取り組みをやるべきタイミングに来ているのは間違いないのではないだろうか。

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太陽電池事業3社黒字/関西の企業(25)

2010-05-11 08:08:02 | 関西の企業

国内太陽電池大手の京セラは100億超、シャープは33億円

政府支援策が追い風となって底上げしたとのこと。

5月7日の日経に、標記の記事が掲載された。

国内の太陽電池大手の業績が堅調だそうだ。2009年度に最大手のシャープが黒字転換したほか、京セラと三洋電機も国内売上高比率を大幅に高めて黒字を確保したとのこと。政府による補助政策が追い風で、各社は10年度以降も国内市場の伸長を見込み、積極的な増産投資を進めるらしい。

京セラは太陽電池で100億円以上の営業利益を稼ぎ、国内売上げ比率は、08年度の3割から09年度は5割程度に上がったとのこと。

シャープは09年度33億円の営業損益黒字。08年度の161億円の赤字から好転したとのこと。理由は住宅用を中心とした国内売上げ高が2.3倍に拡大したことらしい。

三洋電機は、09年度の太陽電池の売上げ高が25%増え、国内が海外の売上げを上回ったようだ。

いずれにしても、この関西3社のうえ挙げ増加は、政府の支援策が底上げの理由だそうだ。各社とも今後とも国内市場の伸びが続くと見込んでおり、積極的な投資を進めているとのこと。そのため、京セラは6月に滋賀県の野洲工場を、三洋電機は10年度中に国内の工場を増強する計画だそうだ。 

ただ、問題は、日本の企業は、政府の手厚い補助制度に依存しており、世界トップの米ファーストソーラーの利益率3割にはほど遠く、いかに収益率を確保するかが課題だそうだ。

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