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高御位山 - 関西

2006年12月21日 | 山歩 - 関西
今年も12月に京都を訪れましたが、昨年の12月中旬にもやはり青春18切符を利用して関西に4泊5日の旅をしています。古寺を訪ね歩くのが目的でしたが、さすがに寺巡りだけではいささか欲求不満になります。そこで、古寺と組み合わせて歩ける小さな山を幾つか歩きました。

このように古寺を訪れる時に周辺の小さな山を幾つか歩いています。今年も予定していたのですが、初日の華頂山(大日堂)だけになってしまいました。後の二日は雨降りでしたので、無理に山に出かけずに他のお寺を廻ることにしたのです。

昨年の場合は京都がメインではなく、播磨南部(兵庫県南部)がメインでした。その最大の目的地は小野にある浄土寺です。幸いにもいい条件に恵まれましたので、浄土寺では素晴らしい体験ができました。

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冬の古寺と山旅 2005 (1)

青春18切符を使用して、自宅から普通列車で関西にやってくると1日がつぶれてしまいます。一泊した次の日からが実際に行動できる日になります。

初日の最大の目的は夕方に訪れる浄土寺です。それまで時間がありますので、まず高御位(たかみくら)山を歩きます。澄み切った青空が広がっていますが、冷たい風が吹いて寒いです。

山頂にある岩場は、かつて磐座(いわくら)だったと思われますので、「御位」は「御座」だったはずです。 付近には他にも岩場を見ることができますが、山頂部の岩場が一番高く目立っていたと思います。 まさに、「高御座」にふさわしい場所といえるでしょう。

行程 【 鹿島神社~鷹ノ巣山~高御位山~中塚山~鹿島神社 】



高御位山頂からの眺め。

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加古川駅からバスで鹿島神社に向かい、そこから登り始めました。



鹿島神社。



百間岩の登り。滑らないので快適に登れます。

鷹ノ巣山から高御位山にかけての稜線は展望がいいです。



高御位山頂。

岩場になっていて、南側が切れ落ちています。 もちろん、展望は抜群です。



高御位山頂からの展望。南の高砂市方面の眺めです。その先には瀬戸内海が広がります。



高御位山頂の岩の上から。



高御位山頂。山頂の北直下には高御位神社があります。

地元の人と思われる軽装の人達が何人か神社の傍で休んでいます。その人達は皆成井の方に下って行きました。



中塚山への途中から高御位山を振返ります。

下へおりてから、再び鹿島神社まで戻ってバスで加古川駅に戻りました。

浄土寺へ向かうにはまだ時間が早いので、加古川で鶴林寺に寄っていきます。



鶴林寺 三重塔と大門。



鶴林寺 本堂・太子堂。本堂・太子堂共に国宝の建物です。本堂は「折衷様」の代表的建物です。

再び加古川駅まで戻り、JR加古川線で粟生へ、そこから神戸電鉄に乗り換えて小野駅から浄土寺に向いました。



浄土寺の浄土堂。「大仏様」という建築様式の建物で、堂内の阿弥陀三尊立像と共に国宝です。

浄土寺では条件に恵まれて素晴らしい体験ができました。

小野駅に戻って、神戸電鉄で新開地に出て、そこで宿泊しました。新開地は電車で移動するのに何かと便利な場所です。
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