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「マイペース登高能力テスト」

2016年07月14日 | その他

楽しく、安全に山歩きをするためには、ある程度の体力が必要です。

自分の体力以上の山に出かけるとつらい思いをすることになります。

しかし、自分の体力がどの位なのかはなかなか分かりません。

最近知ったのですが、一つの目安になるのが「マイペース登高能力テスト」です。

詳しくは以下を参照してください。


長野県山岳総合センター 「マイペース登高能力テスト」について(Rev.2)

URL = http://www.sangakusogocenter.com/topics/docs/mypace.pdf






普段は時間の記録はしないのですが、先日の谷川岳でちょっと試してみました。

基本のコースは「単調な登りが500m以上が続く」コースということです。

天神峠から熊穴沢避難小屋の区間はこれに該当しないので、熊穴沢避難小屋からトマの耳までにします。

ここも必ずしも単調とはいえませんし、標高差も500mぎりぎりです。

ここを休み無しでちょうど1時間で歩きましたので、1時間当たりだと当然500mとなります。






また、よく出かける武甲山の表参道、ここは一ノ鳥居から山頂まで概ね単調な登りが続き、標高差は約785mです。

正確な時間の記録はありませんが、何回も歩いていますので、どの位時間がかかるのかはわかっています。

いつも休み無しで1時間35分から1時間40分の間で歩いています。

中間の1時間37分30秒とすると1時間当たり483mとなります。

当然の事ながら、歩くコースによって値が変わってきます。




以上のことから、現時点ではだいたい480m位だと考えるのが妥当だと思います。

これは競争ではなく、自分の事を知るのが目的ですから、少し控えめに考えておいた方がいいと思います。

そうすれば自己過信に陥らず、より安全に山を歩く事ができるのではないでしょうか。

メッツでは7メッツ台ということになりますが、あくまでも参考値にすぎないと考えています。

それに、怠惰な生活を続ければ直ぐに体力は落ちてしまいます。




先日の谷川岳において疲労困憊の人をかなり見かけたのですが、おそらく体力不足が原因かもしれません。

ここでいう体力不足というのは絶対的体力ではなく、谷川岳を登るにはという意味です。

それに暑さが追い打ちをかけたのだと思います。

夏のマラソンのタイムが冬のマラソンのタイムより劣るのと同じです。




つらいかつらくないかは、その人の体力と山の難易度の相対関係によって決まります。

ですから、山を歩く場合は二つのことがまずわかっていなければなりません。

それは、自分のことと山のこと、この二つがわかっていなければ歩けるかどうかは判断できません。



goo | コメント ( 1 )
 
コメント
 
 
 
俺の登山能力 (安田)
2016-07-26 22:02:05
今年の6月丹沢大室山に道志の久保の吊り橋390mから山頂1588mまで3時間10分ほどで歩いた。400mに少し足りない辺りらしい。4243
 
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