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夫神岳・独鈷山・子檀嶺岳 - 甲信越

2006年12月10日 | 山歩 - 甲信越
長野県上田市の南に広がる塩田平の周辺に特徴的な山容をした三つの山があります。夫神(おがみ)岳・独鈷(どっこ)山・子檀嶺(こまゆみ)岳の三山です。

最初に歩いたのが夫神岳で1985年の12月です。その2年後の1987年12月に独鈷山、最後の子檀嶺岳が1994年12月と、意識したわけではありませんが全て12月に歩いています。友人との忘年山行ということでもなかったのですが、3回共山麓の温泉に宿泊してののんびり山歩きでした。また、山麓に国宝の三重塔を持つ古寺もあり、それらも目的に入っていました。時は違えど、三山とも山中では全く人に会いませんでした。

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最初の夫神岳の時は、青木村の田沢温泉に泊まりました。この時は青木村役場に道のことを問い合わせたのですが、道についての情報は教えてもらえず、別の「十観山」に登るようにと言われました。でも、やはり夫神岳に向かいました。

山麓の細谷で地元の人に様子を聞くと、指でさして「あの尾根に踏み跡がある」という情報を教えてくれました。そこから林道を辿り、最後は藪を漕いで「あの尾根」に上がると確かに踏み跡がありました。後はこれを辿るだけでした。



登った尾根の途中から雲海の上彼方に白い飯縄山が見えました。左手前は大林山。

山頂近くで別所温泉から上がってくる道に合流しました。ちょっとビックリする位いい道でした。そして、山頂付近は前夜の雪が少し積もっていました。

寒い曇り空の日でしたが、展望はよかったです。



夫神岳から子檀嶺岳。



夫神岳から独鈷山。



夫神岳からの展望(クリックで拡大します)。正面白いのは根子岳・四阿山。その右は、角間山、湯ノ丸山、篭ノ塔山です。眼下は塩田平。

下りはいい道を別所温泉に下りました。



別所温泉の安楽寺の三重塔。国宝で、日本で唯一八角形をした三重塔です。

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独鈷山の時は、南側から道があることがわかりましたので、霊泉寺温泉に宿泊しました。宿の車で宮沢の登山口まで送ってもらい、そこから御屋敷沢沿いの道を辿りました。



独鈷山からの眺め(クリックで拡大します)。夫神岳と子檀嶺岳が見えます。

山頂からは平井寺に下り、そこから前山寺に向かいました。前山寺にも三重塔があります。

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子檀嶺岳の時は沓掛温泉に宿泊しました。青木村の村営バスで役場のある所まで戻り、そこから西洞からの道を辿りました。



子檀嶺岳山頂からの眺め(クリックで拡大します)。右側の丸い山が夫神岳です。

下山は南東の当郷に下りました。



子檀嶺岳の特徴ある姿。これは、確か当郷への下山途中で撮ったものだと思います。



当郷の大法寺の三重塔。これも、国宝です。

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三山共に山自体は大きくありませんが、各々個性的です。山頂からはいつも「水墨画」のような雰囲気の展望を味わうことができて印象に残っています。

そして、おまけとして太郎山の写真を一枚。太郎山は上田市の北にある上田市民の山といっていい山です。歩いたのは1995年11月で、この時は別所温泉に泊まりました。



太郎山頂下の太郎神社からの眺め(クリックで拡大します)。右端が夫神岳で、その左に独鈷山が見えます。独鈷山の奥は美ヶ原です。左奥には八ヶ岳・蓼科山が見えます。尚、夫神岳のさらに右にある子檀嶺岳は写っていません。
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