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ワルナスビ

2010年08月30日 | 風香 - 季節の花
ワルナスビ = 「悪茄子」です。



ナスの花に似ており、色は淡紫色~白色です。



地下茎で増え、道端や土手に纏まって生えています。



黄色い葯はまるでバナナのようです。



茎や葉裏の脈上に鋭い刺があります。

繁殖力の強さとこの刺のために「悪」という名をもらってしまったのでしょう。



星型の花はなかなか綺麗だと思うのですが ・・・。

上のワルナスビは荒川の土手に咲いていたものですが、同じく荒川の土手に咲いていたのがオオブタクサとイヌキクイモです。



オオブタクサ - 3m近くまで大きくなり、見上げる程になります。



イヌキクイモ

そして、さきたま古墳公園ではキツネノカミソリが咲いていました。









ヒガンバナの仲間で、花の時期に葉はありません。
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ホトトギス

2010年08月25日 | 風香 - 山の花
ホトトギス - 鳥ではなく花のホトトギスです。



ヤマジノホトトギス


ヤマホトトギスはヤマジノホトトギスと似ていますが、花被片が反り返えり、花が散房状につく点が異なります。











タマガワホトトギスは色が黄色ですので判りやすいです。

タマガワは「多摩川」ではなく、京都の井出の「玉川」にちなんだものだそうです。

そこはヤマブキの名所で、黄色い花色をそのヤマブキに見立てたというわけです。











ホトトギスの他に咲いていたのが ・・・



ツリフネソウ



モミジガサ



ノハラアザミ



ダイコンソウ



タマアジサイ
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女郎花

2010年08月23日 | 風香 - 季節の花
オミナエシは漢字では「女郎花」と表記します。











オミナエシに混じって咲いていたのが、ミソハギです。











オミナエシ、ミソハギ共に明るい草原に咲いていましたが、コバギボウシはやや暗い林の中に咲いていました。












開いた花よりも蕾の方が色が濃く、蕾も綺麗です。



他に咲いていたのが ・・・



キンミズヒキ



ヤマハギ
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甲斐駒ケ岳 (2)

2010年08月18日 | 山歩 - 甲信越
甲斐駒ケ岳 (1) からの続き




最初からスカッと晴れているのとは違い、このように急にガスが晴れて視界が広がるというのは、また別の感動があります。



摩利支天は見えますが、その先は雲で ・・・。

雲は一時的に晴れましたが、いつまでも山頂に留まってはいられません。

ここから駒津峰まで戻ります。



山頂から少し下った黒戸尾根の分岐から青空の下の駒ケ岳



分岐の少し先のちょっとした峰には石碑や祠が祀られています。



その石碑のある場所からの駒ケ岳






登りではガスの中でしたが、今度は明るい陽射しの中を気持ちよく下って行きます。






振り返って見上げると、白い花崗岩と青空が綺麗です。



途中で気がついたのですが、花崗岩に真っ直ぐに線を引いたように他の岩石が混じっていました。



それが交叉している場所もありました。

この方面の知識のない私には何なのかはわかりませんですが、興味深い現象です。



これから戻る駒津峰の左奥には仙丈ケ岳が望めます。

山頂からここまでの間の花たちです。



タカネツメクサ

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タカネツメクサ / タカネヒゴタイ



タカネヒゴタイ



岩陰に咲いていたハクサンイチゲ



オンタデ



ミヤマゼンコ



ミヤマミミナグサ (葉はほとんど見えていません)



駒津峰と六方石 - 左奥は仙丈ケ岳

潅木帯になると咲いている花の種類が変わります。

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クチバシシオガマ・ウサギギク / ミヤマホツツジ

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ミヤマアキノキリンソウ / タカネヒゴタイ

駒津峰まで戻ってきました。

駒津峰には雲がかかっていませんでしたが、周りの山は雲のためにスッキリとした姿を見ることはできません。



鳳凰三山・早川尾根方面



駒ケ岳・摩利支天



山頂の隅に咲いていたタカネコウリンカ

下りは、ここから双児山経由で北沢峠に戻ります。

道は山頂から少し北西の尾根を辿り、左に曲がって双児山に向かいます。

その短い尾根道からは鋸岳や駒ケ岳がスッキリと見えていました。



鋸岳



駒ケ岳



駒ケ岳

やがて、樹林の中の道となり展望はなくなります。



それでも、時折北岳方面が望まれます。



そして、足下にはゴゼンタチバナが ・・・。

少し登り返すと双児山です。



双児山から駒津峰



双児山からは、北沢峠を目指して下るだけです。

途中、セリバシオガマが咲いていましたが撮影は失敗していました。


北沢峠から駒ケ岳山頂までの登りが休憩を含んで3時間20分、同じく下りが3時間ちょっとでした。

帰りに駒津峰でのんびりしたこともあり、今回も下りに時間がかかっています。
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甲斐駒ケ岳 (1)

2010年08月16日 | 山歩 - 甲信越



- 駒ケ岳山頂 -

記事が前後してしまいましたが、赤石山脈(南アルプス)の仙丈ケ岳に続いて駒ケ岳を歩きました。

他の駒ケ岳と区別するために甲斐駒ケ岳と呼ばれますが、その山容はなかなか豪快です。

しかし、標高は仙丈ケ岳より少し低く、3000mにとどきません。

北沢峠を挟んで、対照的な山が二つ並んでいるのは面白いです。

どちらが魅力的かは、その人の好みによると思います。

それに、どのような状況で歩いたかによって、山の印象は大きく変わってしまいます。

北沢峠から歩き始めますが、仙水峠経由で登りますので、林道を少し広河原方面に下ります。

直ぐに仙水峠への道が左に現れますので、これに入ります。



しばらくは沢沿いに登って行きます。



仙水峠が近づくと、ゴロゴロした岩の上を進むようになります。



振り返ると、見えるのは仙丈ケ岳方面です。

そして、仙水峠に到着です。



仙丈ケ岳方面は望めましたが、肝心の駒ケ岳方面はガスの中です。



仙水峠からは駒津峰を目指して、樹林の中を登って行きます。

展望のない針葉樹から潅木に変わると、時折展望が開けます。



仙丈ケ岳方面の眺め



そして、こちらは遠く塩見岳方面の眺めです。

基本的には晴れの天気なのですが、駒ケ岳をはじめ、多くの峰々に雲がかかっています。



そして、とうとうその雲の中に入ってしまいました。

こうなると楽しみは足下の花だけになってしまいます。花の数・種類はさほど多くないのですが ・・・。



ミヤマシャジン



ハナニガナ



コバノコゴメグサ

駒津峰に到着しましたが、ガスで周りは真白です。

少し休憩し、気を取り直して駒ケ岳に向かいます。



一瞬ガスが晴れて、戸台川の谷が望めました。

やはり足下の花たちが慰めです。

帰りに撮ろうと思いつつも、幾つかは撮影してしまいました。



タカネヒゴタイ



やがて、白い花崗岩のザレの道となります。

依然としてガスの中なのが残念です。



タカネツメクサ

黒戸尾根からの道と合わさると、直ぐに山頂です。

山頂には数人の人がいるだけでした。



ごらんの通り、ここも当然ガスの中です。

残念ですが仕方ありません。

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そんな中、私を慰めてくれたのが一羽のイワヒバリでした。

私の周りを歩き回っていて、時折虫を見つけるとヒューと飛ぶように走って上手に虫を捕らえていました。

住んでいる環境のせいでしょうか、警戒心が低いようで、すぐ近くまで平気で寄ってきます。

こうしてのんびりといつもより長めの休憩をしていました。

すると、期待はしていなかったのですが、急にガスが晴れだしました。



心の中で「オーッ!」と叫びたくなる瞬間です。



あっという間に晴れて、頭上には青い空が広がりました。


甲斐駒ケ岳 (2) に続く
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