goo

スミレ - 秩父 その一

2010年03月30日 | 風香 - 山の花



- カタクリ -

秩父へスミレの様子を見に出かけた時のものです。痛んでいる花が多く、綺麗な株は少なかったです。

スミレに興味をもち始めて4回目のシーズンですが、秩父の幾つかの場所では(年によって差はありますが)何が何時咲くか少しずつわかってきました。

まだ未確認の場所はたくさんありますから、それだけ楽しみが残っているということでもあります。

スミレの前に、歩いた里山の雰囲気と他の花を紹介しておきます。



薄暗い植林の中も歩きますが、概ね雑木の中の気持ちのいい道が続きます。



まだほとんどが蕾の状態でしたが、ヤマツツジが少し咲き始めていました。



ミヤマウグイスカグラ



セントウソウ



クサイチゴ

そして、スミレではなく、途中に咲いていた色の濃いカタクリを最初の写真としました。



【 オカスミレ 】

側弁の基部以外には毛のないオカスミレです。













.







【 アオイスミレ 】

花はやや小さく地面に這うように咲いていることが多いので目立ちません。



このような塊で咲いているともちろん直ぐに目に飛び込んできます。

このような塊が三つもあったのですが、元気がなくなっていたり、花が泥で少し汚れていたりと、いささか花の状態がよくありませんでした。








【 コスミレ 】

名前に反して沢山の花や葉をつけた大きな株にしばしば出会います。

最後のものを除いて側弁の基部にわずかですが毛があります。

側弁の基部に毛があるものをヒゲコスミレと呼ぶそうです。













最後は、人家の塀の脇に咲いていたものです。



コスミレの名に相応しい大きさです。花の色が薄いですが、白花ではありませんでした。



【 ノジスミレ 】

麓の里に咲いていたものです。






駅へ向かう道路の端にいっぱい並んで咲いていました。



ノジスミレは日当たりのいいこのような場所が好きなようです。そして、他に邪魔者もいないので、のびのびと葉をのばして花を咲かせています。
goo | コメント ( 0 )

「大手の桜」

2010年03月29日 | 風香 - 季節の花
長瀞町にある「大手の桜」は早咲きの桜として地元では知られています。

場合によれば「秩父地方で一番最初に咲く」などと表現されたりしますが 、これは少し言い過ぎではないかという気がします。

しかしながら、早咲きの桜の先頭集団の中に含まれるのは事実だと思います。



右手に見えるのが「大手の桜」です。



道路脇にありますので、御覧のように電線がなんとしても邪魔です。



枝ぶりのいい桜です。




そして、この「大手の桜」の近くに枝垂桜で有名な法善寺があります。

法善寺は広く知られ、花の時季は大いに賑わいます。

帰りに寄ってみましたが、枝垂れ桜は予想通りまだまだ咲いていません。

しかし、近くにある大きな桜の木が咲き始めていました。



この桜に名前が付けられているのかどうかは知りませんが、これも枝ぶりのいい桜だと思います。



goo | コメント ( 2 )

キュウリグサ

2010年03月28日 | 風香 - 季節の花
葉を揉むとキュウリの香りがするので、この名前をもらいました。



花は非常に小さいですが綺麗です。これも花だけ見ると雑草とは思えません。



どの位小さいかというと ・・・ 緑の○の中に花があります。



少し奥にあるオオイヌノフグリの花と比較しても、その小ささが想像できると思います。

.

はじめはサソリの尾のように巻いていた花序は、花が開くにつれて真っ直ぐになります。

サソリ形花序あるいは巻散花序というそうです。






本当に可愛らしい花だと思います。



もう少し花が大きければもっと目立つと思うのですが・・・。
goo | コメント ( 0 )

コオニタビラコ

2010年03月27日 | 風香 - 季節の花
漢字では「小鬼田平子」となります。

単にタビラコとも呼ばれますが、後で紹介するキュウリグサもタビラコと呼ばれることがありますので紛らわしいです。

一方、春の七草の「ほとけのざ」とは、このコオニタビラコのことで、既に紹介したホトケノザのことではありません。



綺麗な花だけを見ると、とても雑草とは思えません。






「田平子」の名は、田圃に根生葉が平たく広がる様子を表しているようです。

また、この様子を仏像の座る蓮華台に見立てて「ほとけのざ(仏の座)」と呼ばれたのでしょう。










goo | コメント ( 0 )

ノジスミレ その一

2010年03月25日 | 風香 - 山の花



- ノジスミレ -

スミレに興味をもってから4回目のシーズンとなりました。

家の近辺(自転車で30分以内の範囲と思って下さい)では今のところ四種類のスミレが咲くことを確認しています。

ノジスミレ、タチツボスミレ、コスミレ、ツボスミレの四種類です。

平地ですので山に咲くスミレは期待できませんが、ヒメスミレもどこかに咲いているのではないかと思っているのですが ・・・。

このうち一番早く咲き出すのがノジスミレで、現在あちこちで咲いています。

そして、タチツボスミレ、コスミレが咲き始めてきています。

今回はノジスミレの紹介です。

集まって咲いている場所が何箇所かあるのですが、同じノジスミレでも場所ごとにその姿に違いがあります。






ポツリポツリ咲いていた後5日ぶりに訪れたら、一気に咲き広がっていました。










以下の二枚は別の場所に咲いていたものです。

ここのノジスミレは全体に細身でスマートな印象があります。

花弁も先が尖り気味で周辺部の色が薄いものが多いです。







最初のものと以下の三枚は道路の端に咲いていたものです。






真ん中にホトケノザが割り込んでいます。



ノジスミレは日当たりのいいこのような場所を好むようで、他の場所でもこのように咲いている姿を何回も目にしています。



これはまさに道路の端のアスファルトの隙間に咲いていたものです。
goo | コメント ( 0 )
« 前ページ