- レンゲツツジ咲く鍋割山の稜線から -
故障したデジタルカメラも修理が終わりました。レンズ部分の故障で一番費用のかかる修理となってしまいました。もちろん、新たに購入するよりは安いですけど・・・。
本当は遠出したいのですけれど、そうもいかない事情のために、近場で我慢します。赤城山にツツジを見に行くことにしました。ヤマツツジはそろそろ終わりだと思いますが、レンゲツツジが咲き始めたはずですので・・・。
途中の新坂平ではレンゲツツジが咲き誇っていましたが、当然人出も多かったです。そこは避けて、今回は小沼から軽井沢峠へのコースを組み込むことにしました。
行程 【 大洞~覚満淵~鳥居峠~長七郎山~小沼~軽井沢峠~荒山~鍋割山~荒山高原~箕輪 】
赤城山の大洞から歩き始めます。まずは、覚満淵です。
覚満淵
雰囲気がいつもと何か違うなぁと思って歩いていたのですが、途中でそれは風のせいだと気がつきました。
風がなく水面が鏡のような状態のことが多ったのですが、この日は比較的風があって、水面が波立っていたからです。
鳥居峠からの覚満淵と大沼
覚満淵も鳥居峠も何故かひっそりとしていました。ここから長七郎山に向かいます。
長七郎山の稜線に出るとレンゲツツジがちらほらと姿を見せるようになりました。
長七郎山頂から黒檜山 - 左下に大沼、奥は武尊山
長七郎山頂から皇海山方面の眺め - 手前はレンゲツツジ
長七郎山頂からは関東平野も眺められます。
長七郎山からは小沼に下ります。途中シロヤシオが何本かまだ花を開いていました。
小沼
小沼からは軽井沢峠経由で荒山に向かいます。
途中で右下に水面が見えているのに気がつきました。何だろうと思って下っていくと、それは「血の池」でした。
血の池
血の池は二度目ですが、以前歩いた時には確か水がなかったので、そのため記憶から消えていたのだと思います。
血の池に水があるのは雨季だけで、乾季には草原になってしまいます。
気持ちのいい緑の中を緩やかに下っていきます。
そして、ヤマツツジがあちこちに咲いています。
見上げたところで見えないのですが、エゾハルゼミが盛んに鳴いています。
たくさん鳴いているので、結局「ジィーーーーー」としか聞こえません。
そして、このような草原風の所ではレンゲツツジが咲いています。
荒山の山腹を巻く道を進むと、山頂と荒山高原への分岐に着きます。
小沼からここまでは(エゾハルゼミの鳴き声は別にして)たいへん静かでしたが、ここからは急に人が多くなりました。
分岐を山頂に向かいます。着いた荒山山頂は木々のために展望はあまり期待できません。
荒山山頂から長七郎山 - 手前はレンゲツツジ
荒山山頂 木々の間からの眺め - 中ほどに十二ケ岳・子持山、奥は草津・志賀高原の山々
荒山からは鍋割山に向かいます。
途中からヤマツツジ・レンゲツツジの咲く道となりました。
振り返って見上げる荒山
これから向かう鍋割山
荒山と鍋割山の鞍部の四辻をそのまま真っ直ぐ進みます。
四辻から少し登ると鍋割山まであまり登り下りのない稜線歩きとなります。
この稜線もツツジが咲き、何箇所かで大きく展望が開けます。
ヤマツツジ咲く稜線から鈴ケ岳 - その左奥は武尊山
鍋割の稜線から榛名山 - 榛名山の奥に薄っすらと浅間山、その右に四阿山
鍋割の稜線から武尊山 - 手前右が鈴ケ岳
ヤマツツジ咲く稜線から地蔵岳/荒山
鍋割山頂からは広く関東平野を眺めることができます。
そして、鍋割山からは先の四辻まで戻ります。
四辻には鍋割山へ向かう時は大勢の人がいたのですが、今は誰もいません。
時間的に人も少なくなったはずなので、荒山高原一帯をのんびり歩くことにします。
荒山高原一帯もツツジが多いです - レンゲツツジとヤマツツジ
静かどころか誰もいません。
結局、この日通った荒山・小沼の分岐まで誰にも会わずに来てしまいました。
ここから小沼に戻るのはもちろん、荒山に再び登る気もしませんので、来た道を戻ることにします。
ツツジの咲く中を四辻に戻ります。そこからは一気に箕輪まで下りてしまいます。
それにしても、ヤマツツジは上手に写真が撮れません。
【 咲いていた花たち 】
やはり今回の主役はツツジですが、この日歩いたコースに咲いていた花の割合ではヤマツツジが圧倒的に多かったです。
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ヤマツツジ
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レンゲツツジ
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シロヤシオ
他には、ズミ、サラサドウダンが咲いていました。それに、元気のなくなったトウゴクミツバツツジも・・・。
ツツジが多かったので、どうしても目線が下にむかないので、野草は見落としているかもしれません。そのためでもないと思うのですが、あまり目につきませんでした。
タチツボスミレ、クワガタソウ、ウマノアシガタ、ミツバツチグリ、・・・などを見かけました。
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クワガタソウ