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仙丈ケ岳 (2)

2010年07月28日 | 山歩 - 甲信越
仙丈ケ岳(1)からの続き



さて、休憩した場所から、再び山頂に戻ります。

ここで、また少し休んでから、足下に見える仙丈小屋まで下ります。



足下に咲く花たちや駒ケ岳を見ながら下っていきます。



仙丈小屋の前から見上げた仙丈ケ岳

以下は山頂から仙丈小屋までの間に咲いていた花たちです。



ミヤマミミナグサ



ミヤマキンバイ



ハクサンイチゲ



ミヤマシオガマ



イワベンケイ (果序は綺麗な赤色でした)



ミヤマシオガマ



ミヤマキンバイ



アオノツガザクラ



イワウメ



ミネズオウ



仙丈小屋から少し下るとまたしてもウラジロナナカマドが現れました。



そのウラジロナナカマド越しの駒ケ岳

花を見ながら、さらに下ります。



シナノキンバイ



キバナノコマノツメ



コイワカガミ



馬ノ背付近まで下りてくるとダケカンバが現れます。



ダケカンバ



また、この付近にはキバナノコマノツメがたくさん咲いていました。



キバナノコマノツメ

そして、ミヤマキンポウゲもたくさん咲いていたのですが、鹿の食害から守るためにネットが張りめぐらされているのが残念です。



ダケカンバの間に駒ケ岳を見ながら馬ノ背ヒュッテへ向かいます。



馬ノ背ヒュッテ周辺もミヤマキンポウゲがたくさん咲いていましたが、やはりネットの中です。

馬ノ背ヒュッテから少し下ると、水場のある藪沢に出ます。



ここからは藪沢に沿って下って行きます。



下る谷の正面には駒ケ岳が ・・・。



滝となって藪沢に落ち込む支沢



木の橋で藪沢を渡り、道は対岸に移ります。



針葉樹の中の道となり、黙々と下るだけです。



それでも、時折、鋸岳が見えたりします。

やがて、大平山荘の前に出て、そこから北沢峠に戻ります。

以下は、馬ノ背ヒュッテから北沢峠までの間に見た花たちです。



チシマギキョウ



タカネヨモギ



タカネグンナイフウロ



クチバシシオガマ



バイケイソウ



コイチヨウラン


北沢峠から仙丈ケ岳までの登りが休憩を含んでピッタシ3時間、そして、山頂から北沢峠までの下りが3時間ちょっとでした。

今回は下りの途中で馬ノ背方面に花散策に行ったこともあるのですが、下りでのんびり花を撮りながら下りてくると、登りより時間のかかることがあります。

花の撮影で時間がかかったということは、それだけ楽しめたということでもあります。
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仙丈ケ岳 (1)

2010年07月26日 | 山歩 - 甲信越



- 仙丈ケ岳への登りから鋸岳・駒ケ岳 -

「猛暑」あるいは「酷暑」というべき暑い日が続いています。

そんな中、赤石山脈(南アルプス)の仙丈ケ岳に出かけました。

あまりにも暑いからなるべく高い山へというわけではないのですが ・・・。

今回は、北沢峠から小仙丈ケ岳経由で仙丈ケ岳に登り、藪沢沿いに下って再び北沢峠に戻ります。

先に尾根からの展望を楽しみ、帰りは花を見ながらのんびり下るという計画です。

起点の北沢峠が既に2000mを少し超えていますので ・・・



最初からシラビソなどの針葉樹の中の登りです。

基本的に展望はありませんが ・・・



時折、木の間から背後に駒ケ岳が望めます。

そして、左手には北岳も ・・・



さらに登り、潅木が目立つようになると、駒ケ岳の見える回数も増え、鋸岳も合わせて見えるようになります。



そして、ハイマツが現れだすと小仙丈ケ岳が見えてきます。

さらに登り、ハイマツが主体になると、展望はますます広がります。



鋸岳・駒ケ岳



鳳凰三山 / 小太郎山・北岳



駒ケ岳と栗沢山・アサヨ峰



途中、緑の広がりの上に点々と白い花を咲かせたウラジロナナカマドが印象的でした。

小仙丈ケ岳に到着です。



小仙丈カールを抱いた仙丈ケ岳が姿を現します。



もちろん、鋸岳と駒ケ岳の姿もあります。



そして、こちらは 北岳・間ノ岳・塩見岳 方面の眺めです。

素晴らしい展望を目の前にして、小仙丈ケ岳でちょっぴり休憩です。

小仙丈ケ岳からは少し下って、そこから仙丈ケ岳への最後の登りとなります。



その登りから振り返って見た小仙丈ケ岳方面の眺め



山頂が近づくと、右下に藪沢カールが姿を現します。



右奥に見える山頂を目指して、カールの上の縁を巻くように登って行きます。



そして、仙丈ケ岳の山頂に到着です。



展望はもちろん素晴らしいです。

ただ、近くの山以外は雲が結構邪魔をしていて見ることができませんでした。



山頂からの眺め (クリックで拡大) - 北岳・間ノ岳、そして赤石山脈南部の山々



山頂から鋸岳・駒ケ岳 - 足元の藪沢カールの底には仙丈小屋が見えます。

山頂には数人の人しかいませんでしたが、周辺の花たちを見る目的もあって、大仙丈ケ岳の方へ少し下りてみます。



またもや印象的なウラジロナナカマドがありました。 - 後は北岳

さらに下って、適当な岩の上で休憩します。

素晴らしい展望を目の前にし、花に囲まれ一人静かに過ごす時間は、山歩きでの大きな楽しみの一つです。

ここで、小仙丈ケ岳からここまでの間に見た花たちを紹介しておきます。



チングルマ



ミヤマダイコンソウ



イワツメクサ



ミヤマシオガマ



イワベンケイ



ミヤマキンバイ



イワベンケイ



タカネツメクサ



オヤマノエンドウ



ウラジロナナカマド


仙丈ケ岳(2)に続く。
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夏の野草 その2

2010年07月24日 | 風香 - 季節の花
武蔵丘陵森林公園に花咲く野草たちです。



オオバギボウシ



ヤマユリ



フシグロセンノウ



キキョウ



オミナエシ
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谷川岳

2010年07月20日 | 山歩 - 北関東



- トマの耳の稜線 -

一ヶ月ちょっと山歩きから遠ざかってしまいました。

理由の一つはサッカーW杯です。私は熱心なサッカーファンというわけではありませんが、野球よりはサッカーの方が断然面白いと思います。特に、W杯クラスの試合は ・・・。

日本が好成績を残したことについては、世間の評価とは全く反対の考えを持っています。そのことについて書き出すと長くなるので ・・・。

そして、もう一つの理由は天気です。ここしばらくはかなり危険な雨の降り方でした。あれではなかなか出かける気になりません。

ところが予想外にも、連休と同時に関東甲信越も梅雨明けとなってしまいました。

混むのは覚悟で、足慣らしと暑さ慣れのために手ごろな谷川岳に出かけました。

夏の連休に歩いたのは初めてでしたが、渋滞が発生するほどの混みようでした。

谷川岳は、トマの耳、オキの耳の二つの峰からなります。

山頂標識と三角点はトマの耳にあります。

北側 - オキの耳付近から眺めたトマの耳の姿はカッコイイです。

最初の写真と以下の三枚は、そのトマの耳のカッコイイ姿です。









トマの耳

一方、オキの耳の姿はトマの耳に比較すると見劣りします。



トマの耳の方から眺めたオキの耳 - 手前の花はハクサンフウロ

この日、トマの耳、オキの耳共に登山者が溢れていました。

いつものように、少し先に進んで奥の院付近で一休みします。



奥の院付近から茂倉岳・一ノ倉岳



こちらは万太郎山方面の眺め



陽射しが照りつけますが、暑くもなく気持ちがいいです。

ここで、トマの耳から奥ノ院にかけての稜線で見た花たちを紹介しておきます。



ウサギギク



イブキジャコウソウ



イブキジャコウソウ



ミネウスユキソウ



ミネウスユキソウ



ヨツバシオガマ



クチバシシオガマ



クチバシシオガマ

現地で目にした時は、少し変わったヨツバシオガマだと思っていたのですが、どうやらクチバシシオガマのようです。



コメツツジ



ミヤマキンポウゲ



ニッコウキスゲ

他に、タテヤマウツボグサ、ハクサンフウロ、タカネバラ、ミヤマカラマツ、・・・などです。

まだ、安定した天気ではなく、午後は雷雨が予想されますので、早目に下山します。



左下にマチガ沢を見ながら肩の小屋へ、そして、そこから天神平に下ります。

下るにつれて次第に暑くなってきます。

天狗の溜場で一休みです。岩の上に上がると、吹き上げる風がなんとも涼しいです。



天狗の溜場から谷川岳(山頂は見えていません)

岩場で何度か渋滞にあいながら、熊穴沢避難小屋まで下りてきました。

ここで休憩している幾つかの団体を追い抜いたので、ようやく目の前に人の姿がなくなり、自分のペースで歩けるようになりました。



朝日岳や ・・・



谷川岳を見ながら、天神平に到着です。



これは天神平に咲いていたクガイソウ

混雑は予想していたとはいえ、渋滞になるとは思っていませんでした。

そして、この日午後やはり谷川岳周辺は雷雨となりました。

私は土合駅近くで少し降られただけでした。

早目に下山したのが正解でした。

もし渋滞がなければ降られることもなかったのですが ・・・。

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コヒルガオ

2010年07月15日 | 風香 - 季節の花
荒川の土手に咲くコヒルガオです。



藪の中、蔓で他の植物にからんで花を咲かせています。



ヒルガオに比較してやや小ぶりな花を咲かせます。



葉の形も微妙に異なる箇所がありますが、これは決定的な違いとはいえないようです。



花柄に翼があるかどうかで判断するのが間違いないようです。



コヒルガオは花柄の上部に狭い翼がありますが、ヒルガオにはありません。



さて、荒川の土手で今一番目につくのがムラサキツメクサ(アカツメクサ)です。



普通は紅紫色の花を咲かせますが、白花もあります。

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左が白花のムラサキツメクサで、右側はシロツメクサです。

ムラサキツメクサは花序の柄がほとんどなく、花序のすぐ下に葉があります。また、細かい毛が生えています。

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また、ムラサキツメクサは受粉しても花はそのままですが、シロツメクサは受粉した花は下に垂れ下がります。
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