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地蔵岳 ・ 小沼 ・ 覚満淵

2007年10月26日 | 山歩 - 北関東



- 小沼 紅葉 (クリックで拡大)-

前回の記事の駒ケ岳・黒檜山の後、地蔵岳に登り、そして小沼・覚満淵を見て廻りました。

遠くからやってくる友人と待ち合わせてから歩き始めたので、出発の時間は少々遅かったです。そのため、地蔵岳や小沼では陽も傾き、覚満淵は完全に陽が陰った状態になってしまいました。

小沼では夕日を受けた紅葉が綺麗でした。

【 地蔵岳 】



地蔵岳から大沼・黒檜山(クリックで拡大)。

地蔵岳にはかつてリフト・ロープウェイがあって、歩かずに山頂までいけました。しかし、しばらく前にこれらは全て廃止になり、今は残されていた建屋や鉄塔も綺麗に撤去されています。



小沼近くの登山口から登って行くと、小沼と長七郎山がその姿を現します。



山頂には頭の無くなった石仏や五輪塔が並んでいます。



地蔵岳から大沼・黒檜山(クリックで拡大)。



今度は小沼を眺めながら下っていきます。



【 小沼 】



小沼 紅葉(クリックで拡大)。

小沼は湖岸の東側の紅葉が綺麗で、ちょうど夕日を受ける時刻に訪れたので、たいへん綺麗でした。また、わずかな風の影響で湖面がゆらぎ、そこに写る紅葉の姿が微妙に変化していました。






小沼 紅葉(クリックで拡大)。



小沼 紅葉(クリックで拡大)。









【 覚満淵 】



夕刻の覚満淵(クリックで拡大)。

覚満淵は午前中に通った時は風で湖面が波立っていましたが、すっかり陽が陰った今は風もやみ、湖面は鏡のようになっていました。

観光客ももはや帰ったようで、覚満淵はいつになく静かでしたが、やはりこの時期この時刻では、寒さが身にしみます。



鳥居峠からの覚満淵。完全に陽が陰っています。













ビジターセンターの駐車場に戻ってくると、そこには我々の車しか残っていませんでした。

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駒ケ岳~黒檜山

2007年10月24日 | 山歩 - 北関東



- 猫岩付近からの大沼。右奥は鈴ケ岳 (クリックで拡大) -

友人と紅葉の赤城山をのんびり歩きました。

この友人時々下りになると膝が痛いといいます。そこで医者に見てもらう事を勧めたところ、結果は軟骨が少し磨り減っていて、何回かナントカの注射を打つとかということでした。そんなわけで、あまり無理はさせられないということで選んだのが、様子のよくわかっている赤城山です。尚、私は幸い膝が痛くなるようなことはありません。

基本のコースは

【 大洞~駒ケ岳~黒檜山~赤城神社~大洞 】

で、状況によりプラスαがあるよ、と友人には言っておきました。プラスαとして考えていたのは、地蔵岳・小沼・覚満淵で、結局、プラスαは全て見て廻りました。

尚、赤城山の大沼・小沼は「おの」・「この」と読みます。

大洞の赤城山ビジターセンターから歩き始めます。



駒ヶ岳の山肌を眺めながら覚満淵の脇を通っていきます。

鉄製の立派な階段のある道を登っていけば、気持ちのいい稜線にでます。



振り返ると富士山も薄っすらと見える素晴らしい天気でした。



青空に向かって登って行くのは楽しいです。

駒ケ岳の山頂では東から南にかけて展望が広がります。



駒ケ岳の山頂から長七郎山。

駒ケ岳からは一旦少し下ってから黒檜山への登りになります。



駒ケ岳・黒檜山鞍部付近から振り返った駒ケ岳。



黒檜山への登りが始まります。



この登りは階段が多く結構きついですが、紅葉と青空が励みです。



そして、時々紅葉の中から後ろを振り返ります。これは駒ケ岳。



そして、こちらは長七郎山と地蔵岳。白く光るのは小沼。



急な階段道が終わると、黒檜山大神の社に出ます。

ここは南から西にかけて展望が開けますが、休まずに先に進みます。

ほとんど登り下りもなく直ぐに山頂です。



日光・足尾の山々を見ながら笹の中をいつもの休み場所に向かいます。



好天のため今日も素晴らしい眺めです(クリックで拡大)。



八ヶ岳・浅間山から燧ケ岳までの展望(クリックで拡大)。山名付きはここから。



こちらは尾瀬・日光方面の山々(クリックで拡大)。山名付きはここから。



黒檜山からはのんびり紅葉を楽しみながら下っていきます。



所々で大沼や地蔵岳を眺めることができます。



紅葉の道から子持山。



紅葉の枝の間に大沼の水面(みなも)が光っていました。



大沼と地蔵岳。



紅葉の中を下り続けます。



紅葉の間から歩いてきた駒ケ岳が見えていました。



素晴らしい色あいの大沼。右奥は鈴ケ岳。



紅葉の中を下っていきます。

そして、最後は自動車道路に下り立ちました。

そこから大洞まで戻ります。



途中にある赤城神社に寄っていきます。

赤城神社は大沼に突き出た半島にあります。



赤城神社付近の紅葉。



赤城神社境内からの黒檜山。



赤城神社から大洞の間も紅葉が楽しめました。

ビジターセンターに戻りましたが、その後、地蔵岳・小沼・覚満淵を見て廻りました。
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赤城山の空

2007年10月23日 | 風香 - 季節の風景



- 黒檜山大神 (クリックで拡大) -

関東地方の紅葉もようやく山の上から次第に見頃をむかえ始めているようです。好天の一日、友人とのんびり赤城山の紅葉を楽しんできました。

まずは、清々しい秋の空を・・・。



黒檜山。



駒ケ岳の稜線から遠く富士山を望む。



黒檜山頂付近で。



黒檜山頂から。



夕暮れの覚満淵の水面(みなも)。



暮れゆく空。
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コスモス

2007年10月20日 | 風香 - 季節の花




埼玉県鴻巣市大芦の荒川の土手沿いにはコスモスの帯が連なります。

河川敷にもコスモス畑があるのですが、今年は台風9号の大雨で河川敷が冠水した影響でほぼ全滅状態になってしまいました。



荒川の土手沿いのコスモスの帯。



理由はわかりませんが、ほとんどの花が同じ方向を向いて咲いていました。






参考までに、昨年の河川敷のお花畑の様子はこんな感じでした。



2006年10月中旬撮影。
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栗駒山 (3)

2007年10月13日 | 山歩 - 東北



- 産沼 -

栗駒山は秋田・岩手・宮城の県境(今の山頂そのものは三県の境ではありませんが)にあり、秋田では大日岳、岩手では須川岳、宮城では栗駒山、と呼ばれています。

最初の栗駒山へは当時の国鉄の夜行列車で出かけたのですが、検札にきた車掌から「どこに登るのかね?」ときかれ、「栗駒山です」と答えると、「須川岳かね!」と返事が返ってきました。この車掌は岩手出身だったのでしょう。私は須川岳とも呼ばれることを知っていましたので驚きませんでしたが、同行していた友人は怪訝な顔をしていました。

今回のコースからいえば、須川岳と表記するのが自然だと思いますが、あえて栗駒山で押し通しました。この山に最初に登ったのが宮城県側からでしたので、その時以来、私は栗駒山の名前を使っています。それに、今ではこの栗駒山の呼び名が一番広く知れ渡っているようですので・・・。

同じように乳頭山という呼び名は秋田側のもので、岩手では烏帽子岳と呼ばれます。私が乳頭山と呼んでいるのは、いつも秋田側から登って秋田側に下りているからです。まだ、岩手側から登ったことがありません。でも、ただ烏帽子岳と書いただけでは、多くの人は決して乳頭山だとは思わないでしょう。

紅葉の栗駒山、その三

山頂からまず宮城県側の中央コースに入ります。直ぐにある分岐を東栗駒山方面に入ります。

東栗駒山にかけてはなだらかな草原が続いていた記憶があるのですが、その記憶に間違いはありませんでした。



しかし、今日はガスのため白いベール越しの草紅葉です。

本来の目論見は東栗駒山まで行って、付近の紅葉を楽しむということだったのですが、この状態はしばらく晴れそうもありません。

裏掛コースの分岐で東栗駒山は諦めて、裏掛コースへの道に入ります。

道は沢沿いに下って行きますが、ガス越しの紅葉も綺麗ですし、花の時季にも歩いてみたいとも思いました。



今回歩いたコースの中でリンドウが一番咲き残っていたのがこの付近でした。

赤や黄に目が慣れていたので、青紫の花が印象的でした。



かわいらしい池塘もありました。

沢沿いに進む中、またまた分岐です。右が裏掛コースで、ここは左に入ります。

そして分岐から直ぐに沢を横切る道にぶつかります。右に行くのが笊森コースで、ここは左にとって、須川温泉に戻ります。

尚、この分岐には沢の直ぐ脇に水場があります。(柄杓はありませんでした)

本来なら笊森避難小屋付近まで行って紅葉を楽しむ予定でしたが、ガスは一向に晴れる気配がありません。

今回は須川温泉からの周回コースですが、あちこちで寄り道をして、紅葉を楽しみながら歩こうという計画でした。しかし、ガスのために幾つかは諦めざるをえませんでした。



ガスと紅葉の中を進みます。

左手からの道と合わさる傍らに産沼があります。



産沼。

左手からの道は栗駒山頂から下ってくるもので、この道の途中に一箇所私の秘密の場所があります。



再び、紅葉の道を進んで行きます。



まず、小さな沢を渡り、続いて沢を渡れば、昭和湖・須川温泉の道に合流します。



紅葉を眺めながら、のんびり下って行きます。

名残ケ原の端から今度はゆげ山の方に入ります。



ゆるやかな坂を少し登れば、草紅葉の湿原に出ます。



そして、その先には剣岳が特徴的な姿を見せています。



剣岳の下には賽の河原が広がります。



再び湿原付近まで戻って、須川温泉に向かいます。



ゆげ山付近は花とは無縁な感じがしますが、かつて初夏に来た時、咲き乱れるイワカガミの群落に驚いたことがありました。

須川温泉まで戻ってきました。普通なら温泉に入っていくところですが、過去に何回か入浴したことがあるので、今回はパスです。

その代わり、無料の足湯にしました。足湯といっても、ここは温泉の川に足をつけるという感じです。湯量が豊富なのか、宿の脇を温泉が川となって流れています。

しばらく足をつけた後に、靴下・靴をはくと、足がポカポカしてすごく気持ちいいです。何故か足も軽く感じられ、これからもう一山歩けそうな感じです。

そして、最後の寄り道は須川湖です。



須川湖付近はようやく紅葉が始まったという感じで、全体としてはまだ緑の方が多かったです。



須川湖。



須川湖からの栗駒山。

天候のせいで少し残念な部分もありましたが、紅葉の素晴らしさを充分に楽しめたと思います。
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