西洋音楽歳時記

旧称「A・Sカンタービレ」。07年には、1日1話を。その後は、敬愛する作曲家たちについて折に触れて書いていきます。

2007-09-14 08:34:44 | 音楽一般
秋に関する曲はどのくらいあるのだろうか。手元の辞典を見ると、「秋」が11曲ありました。「秋の歌」も11曲。他に、「秋の気配」「秋の夕べ」「「秋の涙」「秋の吐息」などが出ています。歌曲王シューベルトにも、「秋」と題するレルシュタープの詩によるものがあります。D.945で晩年の作品です。レルシュタープは、私の大好きな「セレナーデ」(白鳥の歌の第4曲)の作者でもあります。以前、オランダの名ソプラノ、エリー・アメリングが「四季の歌」と題するLPを出したことがありました。シューベルトのリートから、春夏秋冬それぞれ1曲ずつを取り上げた曲集です。面白い試みと思いました。その秋に取り上げられたのがこの曲です。多くの詩人が秋を歌っています。それを取り上げた音楽家もたくさんいます。これから深まりつつある秋の中、それらについてもっと知りたいと思っています。