怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

桂 宮治独演会

2022-08-02 07:24:53 | Weblog
白鳥寄席に行った時に桂宮治の独演会のチラシを見ました。

まあ、私はそれほどでもないのですが、笑点をいつも見ているかみさんが行きたいというので7月初旬に文振に問い合わせるとまだ60席ほど余裕があるというので早速チケット2枚購入しました。
席は右横ですが、前から6番目。何でも後ろ半分はひとつ置きしか売らないのですが、前半分は空けず全部埋めている。なんとなく前の人は感染してもいい人ばかりということ?

ところが独演会がもうすぐの7月末になるとコロナ感染が猖獗を極めてくる。
かみさんはパート先が老人施設なので,公演に行くのは自粛してほしいと言われてしまう。
チケットが無駄になるので、急遽誰か一緒に行く人を探すことに。
こういう時に頼りになるのは1059さん。うまく予定もなく行きますとのことだったのでチケットを送ったのですが、前日になって奥様がコロナ感染したとの連絡。濃厚には接触していないというのですが、やっぱりこれはまずいだろうといけないとの連絡がありました。
前日なのでもう無駄にするしかないかと諦めたのですが、我が家の豚児が丁度休みで予定もないというので行ってもいいとのこと。
それならばと1059さんと本山で落ち合いチケットを返してもらい、豚児と行くことに。
会場の港文化小劇場へ行くと入口にチケット「完売」で当日券なしとの表示。


さて開演するといきなり宮治がTシャツ短パン姿で出てきたのでびっくり。
簡単な前説をするかと思いきやマイク片手に漫談を20分余り。笑点とか出演した日9ドラマをネタに楽屋裏話に山田たかおとか好楽、円楽さらには綾野剛とかをいじって、これはこれで面白い。ドカンドカンと受けているので、調子に乗るのか話し出すとなかなか止まらない。
次に雷門音助が落語を1席やるのですが、漫談が長くて時間が押しているので私の本来の時間は5分ほどしかないとぼやきつつ、ちゃんと1席演じました。
続いてお待ちかねの宮治の落語。演目は「ちりとてちん」。これは知ったかぶりの若旦那をいじる「酢豆腐」の上方版。いじる相手はちょっと嫌な奴の寅さんになっているのですが、動きがあって会場は爆笑です。宮治は枝雀の落語を見て落語家を志したと言っていましたが、演じ方には枝雀の影響が色濃く見えます。枝雀の弟子よりも枝雀ぽいかもとは言いすぎか。
中入り後は、宮治のもう一席。今度は正統江戸落語の「4段目」ですが、この独演会は90分の予定で帰りの新幹線は21時台が予約されているとかで、もう時間がないと言いながらしっかり演じてくれました。

終わったのは20時30分。結構慌てて着替えて帰らないと間に合わないのでマネージャーが大急ぎで予約を変更したのか。
宮治は今が旬というのか勢いがあって、面白い。劇場全体を宮治ワールドに引き込んで笑いの渦に巻き込みます。コロナ禍と言うこともあって今回の名古屋ではひと月前でもチケットは余っていたのですが、多分近い将来売り出し即完売になるのではないでしょうか。
落語は初めてと言っていた我が家の豚児も面白くて満足したみたいです。もっともその後に行った寿司屋が目当てだったかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする