怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

父の入院

2011-01-19 22:21:52 | Weblog
先日母から電話があって、父が歩けなくなったので市大病院にかかるという。
どうも脳梗塞の疑いのようで、神経内科に紹介状を書いてもらったみたいだ。
たまたま予定のなかったかみさんにも一緒に行ってもらうことにした。
果たして夕方入院とのメールがあった。どうも脳梗塞ではなくて肺炎という??
とにかく帰りに寄ってみることにした。
教えられた病棟に行くと赤い顔をして点滴につながれた父がいた。つい1週間前には一緒に素材屋へ行って酒を飲んだばかりなのに今は別人のように弱って寝ている。
起き上がることは出来ないけど話をすることは出来て、ぼそぼそ話してくる。看護師が来ると若い女性と話すのがうれしいのか結構いろいろ話している。家では母がいつもほとんど話して無口なのに、実際は結構話しすきなのか。
しばらくすると母が来たのだが、医師から家族に話があると言われ一緒に面接室に。
若い医師だったが、その説明は・・
病名は「間質性肺炎」CTの画像を見せてくれたが肺全体が白くなっている。かなり悪いみたいだ。間質性肺炎は抗生物質が効かないので、様子を見てステロイドを投与する。酸素吸入もしていくけど10リットルが限度のためステロイドも効果がなければ最終的に人工呼吸をする。しかしこれはかなり患者に苦痛をもたらすし、年齢(87歳)からいって、そこまでやるべきか家族に一度考えてほしい。
かなり急激に悪くなっているので、近いうちにそのことを聞くことになるかもしれない。
予想以上に悪い説明だったので呆然としてしまった。年齢から言っていつ倒れてもおかしくないのだろうけど、延命治療をどこまでやるかなどということは、即断できない。一応前に父と無理やり生かされるのはどうかというような話はしたことがあるが、現実感のない会話だったのだろう。
母はどこまで理解できたが分からないが、無理な延命治療はやらなくていいんじゃないと比較的平然と言っていた。
自転車で帰る母と病院前で別れて、気持ちを静めるために家まで歩いて帰ったのですが、いろいろなことが思い出されて夜の街の灯りがにじんで仕方ありませんでした。還暦まで後わずかな歳にもなって、いつおかしくなってもいい87歳の父の病気を毅然と受け止めることの出来ない自分のへたれ加減がつくづく情けなくなりました。
しばらく気がざわつく日々となりそうです。
コメント
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