基本的に医療ドラマはよく視る。
今回の「ドクターX」というベタなネーミングも、ここまで視聴率が出れば終わりよければの範囲だ。
原作はないということだが、漫画に詳しい方なら風間宏子作の「ダーク・エンジェル」に共通するものを感じるのではないだろうか。
今回の終わり方は続編の匂いがするがどうだろうか?
風間氏の漫画「ダーク・エンジェル」女性版ブラック・ジャックと思えばわかりやすいか。
基本的に医療ドラマはよく視る。
今回の「ドクターX」というベタなネーミングも、ここまで視聴率が出れば終わりよければの範囲だ。
原作はないということだが、漫画に詳しい方なら風間宏子作の「ダーク・エンジェル」に共通するものを感じるのではないだろうか。
今回の終わり方は続編の匂いがするがどうだろうか?
風間氏の漫画「ダーク・エンジェル」女性版ブラック・ジャックと思えばわかりやすいか。
石原慎太郎氏は日本も核保有を想定するシュミレーションはしてもいいという発言したが、今回の北朝鮮の暴走でその言葉の正当であることを感じる。
平和は武力によって守られているのが現状であることを認めるだけの現実認識がほしい。
不確定情報に振り回された日本政府
TBS系(JNN) 12月12日(水)18時40分配信
日本政府に発射の一報がもたらされたのは発射から2分後の9時51分。アメリカ軍の早期警戒衛星の情報が防衛省に伝えられました。
「沖縄地方上空を通過したと判断されますが、現時点では我が国領域およびその近傍への落下物等は確認されておりません」(藤村修官房長官)
その1分後には総理官邸の危機管理センターに連絡。9時54分には自衛隊のレーダーも探知し、情報は全国の自治体などに今回は瞬時に伝えられました。
午前10時前、沖縄県内では警報システム(Jアラート)の画面に一報が伝えられました。突然のミサイルが上空を通過したという情報に沖縄県内は騒然となり、住民たちが避難する様子も見られました。
一方、沖縄や首都圏に配備されたPAC3(地対空ミサイル)などは迎撃態勢をとっていましたが、破壊措置をとる事態には至りませんでした。
「4月の教訓を経ておおむね順調に対応できたという現時点での認識」(藤村修官房長官)
前回、情報の発信が遅れた反省から、今回は万全の対応がとれたと胸を張る藤村官房長官。しかし、今回も日本政府は不確定な情報に振り回されていました。午前8時、総理官邸に続々と入る関係閣僚ら。11日夜の総理の指示で開催が決まったという関係閣僚会合。「ミサイルの解体作業が始まり、今週中の発射は困難」という韓国政府関係者の見方を疑問視する新たな情報が共有されたということです。
「その後、発射台にいろいろな状況変化が起きて、本日の段階では発射できる状態にあった」(森本敏防衛大臣)
「実はさまざまな情報を総合し分析したところ、北朝鮮は近日中のミサイル発射可能な態勢という認識を共有した」(藤村修官房長官
“近日中の発射”の可能性を共有していたと強調する藤村長官。しかし・・・
「きょうの発射はないな」(閣僚会合のメンバー)
「不意をつかれたが、対応はうまくいった」(日本政府関係者)
朝の会合の後も12日の発射はないという見方が大勢だったといいます。
意表をつかれた形での発射。複数の政府関係者は「技術的トラブルと言われていた1段目が修理されたのか、予備のミサイルを発射したのかわからない」「ばっちりという情報があるわけではなかったから、警戒態勢を維持するしかなかった」と指摘しています。
「極めて遺憾であり、到底容認できるものではありません。北朝鮮には強く抗議したところであります」(野田佳彦総理大臣)
政府は各国と連携して、国連安保理に金融制裁の強化を含む厳しい決議の採択を求めていく方針です。
「日本はまず、国際社会とともに、国連において北朝鮮を厳しく非難する決議を行わなければなりません」(自民党 安倍晋三総裁)
一方、自民党の安倍総裁は「国際社会で北朝鮮に厳しい制裁を科す必要がある」と述べ、「日本単独で行っている制裁措置の強化」を政府に求めていく考えを示しました。(12日17:08)
兵庫の高校の校長が酔ったうえでの痴漢行為。森井清博容疑者のことだ。彼のホームページと思しきサイトを見ると、物理の先生上がりだったようだ。
しかも彼は教員の世界では有名な理科教育グループの会員のようだ。
若いときはそれなりに実践家として名を馳せたようだが、そのようなグループの常で、酒席の誘いは多い、今回は一人呑んでいたというが、齢を重ねて理性もトンでしまったのだろうか。
事実であれば愚かである。
追記:高校の先生の専門性が高いことは言うまでもないが、実践的で研究心のある授業をする方は多くない(授業そっちのけで専門の本を書く方は多いが)。
そのような中で授業実践グループに所属していた氏は、管理職などという“教師”を捨てた道に進むべきではなかったのだ。最後まで授業にこだわるべきだったのではと思うのだ。
かつ、立場を考えれば間違っても若い女性に近づくべきではない、くらいの構えが必要だったのだ。
氏の教え子関係のコメントが複数あり、氏の実践家時代の素晴らしさが伝わってきたので、改めて書き加えた次第。
真相を拙も求める。記事中の赤い部分はおおざっぱすぎて確かに不自然ではあるからだ。
産経新聞 12月11日(火)11時8分配信
通行中の女子大生の上半身をさわったとして大阪府警曽根崎署は10日深夜、府迷惑防止条例違反(痴漢)容疑で、兵庫県立尼崎小田高校校長の森井清博容疑者(58)=神戸市北区淡河町萩原=を現行犯逮捕した。森井容疑者は「よく覚えていない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は10日午後11時ごろ、大阪市北区堂山町の路上で、20代の女子大生の上半身をコートの上からすれ違いざまに触ったとしている。
同署によると、一緒にいた友人の男性が、女子大生の悲鳴を聞き、森井容疑者を約200メートル追いかけて取り押さえた。森井容疑者は当時1人で、酒を飲んだ後だったという。
この記事が本当であることを信じて。
昔から自立できない国家の実態をみよ!だ。
週刊文春 12月7日(金)13時0分配信
今年8月の李明博大統領の竹島上陸を受けて、韓国が緊急時に日本から通貨融通を受けられる「日韓スワップ協定」の拡充措置が打ち切られた。韓国側は「何ら影響ない。困るのはむしろ日本のほう」(韓国高官)と強気な発言をしていたが、早くも韓国経済の雲行きが怪しくなってきた。
そのひとつは、韓国政府と米国系投資ファンド・ローンスターの泥仕合だ。ローンスターは2003年に破綻した韓国外換銀行を救済・再建。
「しかし、ローンスターが再建した外換銀を売却しようとした際、韓国金融当局が認可を遅らせたり、不当に課税したとして、先月ローンスターは世界銀行傘下の投資紛争解決国際センターに提訴。提訴は米韓の自由貿易協定の中の紛争解決制度に基づくもので、韓国にとって初のケースです」(経済部記者)
この訴訟が思わぬ余波を呼んでいる。もともと韓国は97年のアジア通貨危機後、外国資本によって経済を立て直してもらったといういきさつがある。その救世主だった外資ファンドが、身ぐるみ剥がれようとしているわけだ。
「ローンスターにも行儀の悪い面はあったが、投資ファンドが利益を追求するのは当たり前。しかし韓国政府は過度の締めつけを行うため、これまで韓国経済を支えてきた外資の流出が起こりつつあります。ローンスターが提訴にまで踏み切ったのも、もはや韓国市場に見切りをつけたからでしょう」(同前)
おりしも韓国はいま急激なウォン高に見舞われている。
「長期のウォン安がサムスンに代表される輸出企業の大躍進を支えてきた。だが、為替水準が是正されれば、じつは日本の半導体メーカーと生産コストに大差はない。コストに魅力がなければ株価も下がるし、GDPに対する輸出依存度が5割を超える同国経済にとっては大打撃です」(韓国に詳しいエコノミスト)
危機を察してか、韓国側はさっそく態度を翻してきた。11月24日、ずっと延期されていた日韓財務対話がソウルで開催された。韓国の朴宰完企画財政相は城島光力財務相に「今回の対話が関係改善の触媒になればいい」と発言。スワップ協定拡充再開にも含みをもたせた。
外資に依存した不安定な経済の中、また日本に泣きつく日はそう遠くないだろう。
(週刊文春2012年12月13日号「THIS WEEK 経済」より)
大谷について、きっと多くの野球人が思っていることをズバッといったことは、氏らしい。
後半は余計なひと言だが。
森さん、勘三郎さんを追うように、小沢昭一さんも亡くなった。
覚悟はしていたが現実になると。
小沢昭一さん死去83歳…映画、ラジオ、幅広く活動 毎日新聞 12月10日(月)11時21分配信
東京生まれ。早稲田大在学中に俳優座養成所に入所、のちに俳優小劇場の中心的存在となった。「幕末太陽伝」「豚と軍艦」など数多くの映画に出演、1966年の「『エロ事師たち』より 人類学入門」(今村昌平監督)で毎日映画コンクール男優主演賞を受賞。
80年代初めには「しゃぼん玉座」を旗揚げ。「国語事件殺人辞典」や「吾輩は漱石である」をはじめとする井上ひさし作品を上演し、一人芝居「唐来参和(とうらいさんな)」は83年から00年まで全国各地で660回演じた。
また73年から始まったラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」は、江戸っ子らしいテンポのある風刺の利いた語りが広い支持を得て、放送回数が1万回を超える長寿番組に。また、浪花節、万歳、猿回し、女相撲など従来の学術研究の枠に収まらない芸能の出自や役割を探求し、「日本の放浪芸」「放浪芸雑録」などにまとめた。
98年に前立腺がんが見つかり治療を続けていたが、12年9月に入院。「小沢昭一の小沢昭一的こころ」の出演も見合わせていた。
もはや哀れむべしである。野田総理の野党批判演説の内容のことだ。
野党の党首のためにする野次にすぎない。もはや気分は野党なのだなぁ。
安倍総裁は経済立て直しができたら増税するという合意にもとづいて発言しているに過ぎない。その立て直しは自民党なら民主党よりはましにできるだろうということだ。
野田さんは増税したのなら、自民党に政権を還すべきなのではないか?
野田さんよ、今堂々としないとさらに支持率は下がるよ。
今度の選挙のポイントは国家像の再構築だ。国無くして経済もなしだ。
本当に普通の国になるときなのだ。
時事通信 12月9日(日)17時42分配信
衆院選公示後、初の日曜日となった9日、民主、自民両党の党首らは街頭演説に立ち、支持を訴えた。各種世論調査で自民党の優勢が伝えられる中、野田佳彦首相(民主党代表)は安倍晋三自民党総裁の消費増税に対する態度を「はっきりしない」と厳しく批判した。これに対し安倍氏は、北朝鮮が発射予告した事実上の長距離弾道ミサイルへの野田政権の対応を徹底攻撃。16日の投開票日に向け、「非難合戦」も過熱してきた。
長野県上田市でマイクを握った首相は消費増税について「消費税の話は(民主、自民、公明の)3党合意があるのに、安倍さんははっきりしない態度だ」と、経済好転が前提とする安倍氏への不満を表明。さらに、「あの態度を見ると、(衆院議員の)定数削減も守ってくれるか分からない」「一体改革も定数削減も皆の前で約束したことだが、破られる可能性がある」と不信感をあらわにした。
一方、安倍氏は東京都国分寺市内で街頭演説し、藤村修官房長官が北朝鮮による弾道ミサイルを「さっさと上げてくれるといい」と発言したことを重ねて追及。「撃ったら経済制裁を加えるよう世界の世論をリードしなければならないのは日本だ。官房長官がこんなことを言っていて、日本を守れるはずがない」と、外交・安全保障をめぐる民主党政権の姿勢を酷評した。
民主、自民両党に割って入ろうとする「第三極」陣営は、有権者への浸透が不十分とみて危機感を強めている。今後10年での「卒原発」を掲げる日本未来の党の嘉田由紀子代表は大津市内で「自民党、民主党、公明党。本気で原発を止めようと思っていない」と既成政党批判を展開した。
日本維新の会の石原慎太郎代表と橋下徹代表代行は東京・銀座でそろい踏み。石原氏が「私は自民党に25年いたが、嫌になってやめた。全部役人の言いなりだ」と訴えれば、橋下氏も「民主党が駄目だからと、3年前に失望感と不満感の絶頂に達した自民党政治にまた戻そうとしている。もう一度考え直してほしい」と歩調を合わせた。
清盛もあと2回で最終回。今日も静かに視た。新たな源平の解釈で面白い。清盛無くして頼朝なし。これが歴史の事実であり、清盛あっての鎌倉幕府であるのは真実だ。
愚かなマスコミが低視聴率と煽る声がうるさかったが、歴史好きにとっては毎回が楽しみな展開だった。
歴史好き「B層」(戦国・江戸・幕末の勧善懲悪的なお話が好きな層)には向かなかったのだろうし、歴史を知ろうとしないコメンテーターの無能ぶりにあきれもしたが、拙自身は1年間見逃すことのないドラマとなるだろう。
NHKはくだらない批評に腐る必要はない。視聴率批判なんぞまさに「B層」の底の浅い感想にもならないものに過ぎない。
産経新聞 12月9日(日)16時20分配信
視聴率の低迷にあえぐNHK大河ドラマ「平清盛」が今月23日で最終回を迎える。汚いと批判のあった画面を改善したり、人気俳優の起用、解説番組の放送などのテコ入れもむなしく、初回から第47回(2日放送)までの平均視聴率(関西地区)は11・7%と大河としては異例の低さだ。残りの放送はあと3回。ワーストワンを“回避”するためには各回とも約35%の視聴率が条件。大河史上ワーストの平均視聴率13%を下回るのは確実になった。(横山由紀子)
■苦情590件 大河50年記念のはずが…
今年は大河ドラマが始まってちょうど50年目の節目だけに力が入っていた。手堅い幕末や戦国時代ものではなく挑戦的な意味合いもあった。
平安時代末期を舞台に、平清盛という歴史上の“アンチヒーロー”を主人公に据え、土埃の舞う都の雰囲気や宮中行事を綿密に描くなど、「リアルな平安時代」をコンセプトに始まった。
ところが放送開始早々の1月、「画面が汚い」と、清盛ゆかりの兵庫県の井戸敏三知事が発言。逆に話題になって視聴率がアップすることもあるが、違った。NHK広報局によると、視聴者からも「画面が不鮮明で見づらい」などの厳しい意見が1月中に590件寄せられたという。
■あの手この手の試みも…
2月以降は、色彩の明暗をくっきりさせるなど映像を改善。このほか、視聴者には馴染の薄い平安末期という時代や平家、源氏、朝廷の入り組んだ人間関係が複雑で分かりにくいとの指摘に対して、冒頭に歴史的背景や見どころを詳しく解説したり、相関図の表示、人物名のテロップを繰り返し流すなど対応。また、平安末期という時代を読み解く解説番組を別に放送するなど、テコ入れに励んできた。
さらに、番組の磯智明チーフプロデューサー自らが、放送と同時進行でツイッターで解説を行う試みを実施。ツイッターそのものは注目を集めたが、視聴率アップにはつながらなかった。
■視聴者ニーズとの間にギャップ
関西大学の黒田勇教授(メディア文化論)は「平安末期という視聴者が見慣れない時代設定も要因のひとつ。これまで数多く取り上げられてきた安土桃山、元禄、幕末から明治維新の時代は、歴史的な知識があり、何度見ても面白く感じることができる」と分析する。
黒田教授は、「日本人は大河に壮大なファンタジーを期待するもの。しかし、薄汚れた衣装や都の土埃、かすんで不鮮明な映像の今回の作品は、王朝ものはきらびやかであってほしいという視聴者ニーズとの間にギャップがあった。映像でのリアリティーの追求は、新しい大河の地平を切り開いた意欲作として評価できるが、視聴者がその水準に追いついていなかったともいえる」と話す。
今作の放送に合わせ、清盛ゆかりの観光地を盛り上げようと今年1月にオープンした神戸市の「歴史館」(神戸市兵庫区)を監修した園田学園女子大学の田辺眞人名誉教授(歴史学)は「清盛をめぐる個々人の愛憎や怨念に終始した心理ドラマを見ているようで、清盛の国づくりの思いや戦の成り行きなど歴史的なものが見ることができず残念だった。しかし、かつて清盛が改修した港・大輪田泊(同)があった場所には多くの観光客が訪れ、歴史館の入場者数も当初予想の20万人を上回った。地域振興という大河がもたらす効果はあった」と話している。
■低迷のまま最終回へ
ついに10月21日放送の清盛と後白河法皇の確執を描いた第41回「賽(さい)の目の行方」では、関西の平均視聴率が7・5%と、記録がある平成6年以降で過去最低となってしまった。この回までの6週間、1桁台が続いていた。
初回から第47回までの関西の平均視聴率11・7%。この数字は、過去最低だった「春の波濤(はとう)」(昭和60年度)の13・0%からも引き離されている。
NHKとしても、次なる大河「八重の桜」に期待をかけるほかなさそうだが、主演を務める女優の綾瀬はるかさんには、大きなプレッシャーがのしかかりそうだ。綾瀬さんは同志社大学を創設した新島襄の妻・八重を演じ、来年1月6日から放送がスタートする。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関西地区)
わかるようでわからない「B層」という言葉。広告会社(博報堂か)の大衆分類のレッテルだそうだが、この言葉を作った方も、機械的な分類で相当の「B層」だと思う。まあ戦略の一つなので、単純に分類したのだろうが。それはそれで構わない。要はその定義だ。
B層は、『マスコミ報道に流されやすい、比較的IQが低い人たち』で、『具体的なことはわからないが小泉純一郎を支持する層』のことだとか。なるほどと思わせる。するとB層に支持された小泉氏はA層に入る道理か。
さて、それを前回の衆院選にたとえると、『マスコミ報道に流されやすい、比較的IQが低い人たち』で、『具体的なことはわからないがマスコミにあおられて民主党を支持する層』のこと、か?
マスコミにあおられるのは今も昔も同じ。マス情報に接した段階で多くの人が「B層化」してしまうのは、人間の「ヒト」としての性(さが)である。
B層化を知性によっていかに食い止めるかが必要なのだろうが、歴史的にも動物的も無理だろう。
B層ではつまらないという主張には同意だ。
「B層という言葉は、広告会社が作った言葉です。2006年の小泉郵政選挙の前に、自民党がスリードという広告会社に『メディアを使って選挙戦をどう戦うべきか』という分析をさせたんですね。そのときの企画書では国民がA層、B層、C層、D層に分類されています。B層とは、『マスコミ報道に流されやすい、比較的IQが低い人たち』で、『具体的なことはわからないが小泉純一郎を支持する層』のこと。広告会社は、彼らをターゲットに選挙戦を戦うべきだと分析しました」
―このB層が日本をダメにしたと?
「問題は選挙だけじゃないんです。現在流通する商品のほとんどが彼らをターゲットにして作られている。駄菓子みたいな音楽やロクでもないチェーン店が世の中を席巻しています。別にそれは構いませんが、それと一流のものが例えば『コスパ』といった一面的な価値観によって並列に扱われるようになっている。要するに、価値の混乱が発生しているわけですね。アートの対極に位置するジャリタレがアーティストなどと名乗るようになったのも、その一例ですよ(笑)。
A層はB層を相手にしたらお金になるから、マーケティングを駆使して、積極的にB層向け商品を作り続ける。B層はそれにカモられ続けるわけです」
―A層~D層を分類する表では、縦軸は「IQ」ですが、横軸は「構造改革」です。構造改革を支持するかは、現在も有効な指標なんですか?
「有効です。これは『日本固有のシステムを国際標準に合わせることに賛成か』ということで、さらに言えば『グローバリズムに対する姿勢』と読むこともできます。つまり、B層は『近代的諸価値を信仰するバカ』なんです。重要な点は、B層は単なる無知ではないということ。ものを知らないだけではなくて、歴史や社会に対する姿勢、伝統的なものの扱い方がおかしい。彼らは自分たちが合理的で理性的であることに深く満足しながら、『良識』『日常生活のしきたり』『教養』を無視します。
ニーチェもブルクハルトもオルテガも、こうした近代大衆社会のグロテスクな姿を予言していました。現代日本ではそれがB層の暴走という形で顕在化しています」
―世の中にB層向けのコンテンツばかり流通し、B層の人たちも大きな声で発言する。こんな状況に適菜さん自身はかなりイラっときているわけですか?
「まあ、なるべくB層がいないような店で飯を食ったりしています。携帯電話で料理の写真をパシパシ撮るような客のいない店ですね。私は基本的にはC層に向けて本を書いていますが、『何かがおかしい』と洗脳が解け始めているB層の皆さんにもぜひ読んでほしいです。いつまでもB層では人生はつまらないですよ」
(撮影/井上太郎)
■適菜 収(てきな・おさむ)
1975年生まれ、山梨県出身。作家、哲学者。早稲田大学で西洋文学を学ぶ。出版社勤務を経て現職。著書に『バカを治す』(フォレスト出版)など
■『日本をダメにしたB層の研究』
講談社 1365円
広告会社が自民党に提出した「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)」。この分類に出てくるB層と、B層的価値観の広まりが日本を劣化させている……。気鋭の哲学者が、日本で「くだらない」現象ばかり起きている背景をえぐる
衆院選の前半の情勢分析が一斉に発表された。自民が優勢である。民主は「純化路線」が遅かった。もっともその路線は明らかに第二自民党の道であるので、まさに自民党野田派だ。この選挙の当落で、その純化路線はさらに進むので、残った民主党議員の去就が見ものだ。
政界は再編の道に進むべきだ。
今ある政党で、公明・社民・共産以外は、実はかつての自民党の派閥に過ぎないのではと思うのだが。
主要紙がこぞって自民の好調を報道している。これは民主党への逆バネエールになる。
読売新聞 12月5日(水)22時50分配信
読売新聞社は、16日投開票の第46回衆院選を前に、4、5の両日、全国の有権者約10万1000人を対象に世論調査を行い、全国総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。
政権復帰を目指す自民党は小選挙区選、比例選とも優勢に戦いを進めており、単独で過半数(241)を大きく上回る勢いだ。
最終更新:12月5日(水)22時50分
東京都板橋区の主婦荒井久美さん(34)が殺害された事件で、荒井さんのキャッシュカードで現金を引き出したとして窃盗容疑で逮捕された無職松尾元気容疑者(22)が、滞納していたアパートの家賃を事件後に支払っていたことが2日、捜査関係者などへの取材で分かった。
松尾容疑者は9~10月ごろにアルバイトをやめた後は無職で、警視庁高島平署捜査本部は引き出した現金で支払った疑いがあるとみて調べる。
また、11月上旬ごろから、荒井さん宅周辺では空き巣が5、6件発生。いずれも窓を割って侵入する手口が共通しており、捜査本部は松尾容疑者が生活費を得るためこの時期から空き巣を続け、鉢合わせになった荒井さんを殺害したとみている。
捜査本部は2日、同容疑者を送検した。
大方の予想通りだろうが、「紅白」から落選した小林幸子。
日本人が一番嫌う形での、スキャンダルゆえ仕方ない結果だ。
もっとも、かつても、鳴かず飛ばずの時期があったのだから、ここはもう一度捲土重来を期す、だ。
余計なお世話だが、年下の伴侶は「〇〇病神」だったのでは?
とまれ、歌手をとるか妻をとるかは、自由だ!
紅白落選小林幸子 チケットは売れず、営業ギャラも下落予想
11月26日、第63回NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表されたが、そのメンバーの中に小林幸子(58才)の名前はなかった。
今年4月に起きた、個人事務所幹部解任騒動の影響で、34年連続の紅白出場が危ういと囁かれ続けてきた小林。それでも、インディーズレーベルを立ち上げ、さだまさし(60才)作詞作曲の新曲『茨の木』を発表するなど、紅白に並々ならぬ執念を見せていたが、その思いはとうとう実らなかった。
11月15日には、医療関連会社社長の夫(51才)と結婚1周年を迎えたが、大きなイベントもなく、ひっそりと祝ったようだ。また、今回の落選で、12月5日に迎える小林の誕生日は、さらに寂しくなりそうだ。
「毎年この日は、紅白出場祝いを兼ねて、盛大なパーティーをするんです。33年間続いてきたのに、今年はできそうにないですね。小林さんは、派手好きでプライドが高い人ですから、その寂しさも、ひと一倍大きいものでしょう」(小林の知人)
さらに小林を一層寂しくする事態も起きている。12月になると小林は、イベントやディナーショーなどをして全国各地を回るのが恒例。いつもは満員となるが、今年は、そのチケットも余っている状態だという。
「地元の新潟で行うクリスマスディナーショーさえ埋まっていないんです。紅白に出場できないことで、営業のギャラもかなり下がるようですし、小林さんにとっては、泣きっ面に蜂です」(前出・小林の知人)
※女性セブン2012年12月13日号