仮面の告白『雲の上の虹』

この世の誉・不正・不道徳・破廉恥・権力者を追及し、無害なことも記録しつつ、雲の上の虹をめざす枕流亭の日記(日乘)

総選挙:ゲンダイの贔屓の引き倒し、小沢の「未来」があると傲慢に主張する!

2012年12月17日 | 哀れ

 師走選挙も大勢がわかった。自民単独でも過半数を制する大勝。当然民主は大敗。前回の自民の大敗を超える超大敗。その他の政党の当選者の数も事前のマスコミの報道に近いものであった。

さて、この選挙結果の感想は後日述べるとして、ゲンダイネットが事前に流したガセネタを残しておいたのでここで記録しておきたい。

このような適当なメディアが商売ができる日本は不思議な国である。

 

小沢・嘉田連合 脱原発で100人超え  2012年11月27日 掲載

野合の維新を上回る

 正真正銘の第三極が発足する。滋賀県の嘉田由紀子知事(62)が「脱原発」を旗印とする新党結成を27日午後にも表明。新党名は「日本未来の党」になる見通しだ。小沢一郎の「国民の生活が第一」や「みどりの風」、「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」も合流を検討している。共闘が実現すれば、維新の会を凌駕する一大勢力になるのは間違いない

 新党の党首となる嘉田知事はまだ全国的な知名度はないが、市民運動家の間では広く知られている。06年に「もったいない」のキャッチフレーズで新幹線新駅とダム建設に反対し初当選した。原発問題では、橋下徹大阪市長のように大仰な構想をブチ上げたわけではない。地道に「卒原発」を訴え続け、大飯原発3、4号機の再稼働問題について、政府に慎重な判断を求めてきた。そんなぶれない姿勢が歌手の加藤登紀子や音楽家の坂本龍一の共感を呼んでいる。
 生活やみどりとの連携は、橋下と石原慎太郎前都知事の維新みたいな選挙目的の“野合”とは違う。至極当然の流れだ。
「維新と大きく異なるのは、脱原発の政策が一致していること。そして、場当たり的に離合集散しているわけではないということです。新党構想は3カ月ほど前から、生活の小沢一郎代表や脱原発の亀井静香幹事長が水面下で調整を続けてきました。それが結実したのです。小沢や亀井らベテランが裏方に回って汗をかいている点も、維新とは対照的です」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

<第2会派に躍り出る可能性>

 問題は嘉田新党が選挙までに機能するか。「なんらかの連携、協力は模索したいが、即合流までは考えていない」(みどりの谷岡郁子共同代表)という慎重意見もある。比例代表名簿の統一などが検討されているが、難航しないのか。
「最大の問題は選挙区の調整でしょう。でも、小沢一郎は社民党、新党大地、みんなの党と個別にはほぼ調整を終えている。あとはみどりや脱原発との調整があるくらい。テクニカル的にはそれほど難しい話ではありません」(選挙事情通)
 野田は論外だし、安倍や維新のウルトラ右翼もコアな支持層に訴えているだけ。暮らしに密着した問題を争点に掲げる「脱原発グループ」の威力はバツグンだ。政治評論家の伊藤達美氏は「女性を中心に票を伸ばすでしょう。社民、共産も加えれば50~60議席に届く」と見る。前出の鈴木哲夫氏は「みんなの党が新党に合流すれば、維新はもちろん、民主を抜き、自民に次ぐ第2会派に躍り出る可能性を秘めている」と指摘した。100議席を超えるポテンシャルを秘めているのだ。
 小沢のオリーブの木構想がいよいよ現実になりつつある。

 

 

検索件数4000万件「未来の党」異常人気

民主党や自民党が真っ青になっている。「未来の党」がとんでもないブームになりつつあるからだ。11月28日の新党結成から数日しか経っていないのに、グーグルで「日本未来の党」が検索された件数が、あっという間に4000万件を突破したのだ。

 4000万件と聞いてもピンとこないかもしれないが、日本の人口は1億2000万人だから、3人に1人が「未来の党」に強い関心をもった計算である。「日本維新の会」の検索数2600万件と比べても、有権者の関心は圧倒的。
「小沢嫌い」の大マスコミは、「未来の党」についてネガティブな報道をつづけているが、有権者の期待はどんどん強まっている。これには「未来の党」の結成に動いた小沢一郎(70)も驚いているのではないか。
「党本部や小沢一郎の事務所には『ボランティアをやりたい』『カンパしたい』『立候補したい』という電話が殺到しています。とくに幼い子どもを持つ母親が『脱原発を実現して欲しい』と次々に電話をかけてくる。過去の新党ブームは、マスコミが人気を煽(あお)って火をつけたが、〈未来の党〉はメディアの報道と関係なく支持を広げている。公示直前の新党結成だったから、人が揃うか心配されましたが、ボランティアも候補者も間に合いそうです」(未来の党関係者)
 心配された資金不足も、解消されそうだという。すでに昨年から、小沢一郎を金銭的に支援しようという“草の根”の動きが活発になっている。
 30日総務省が公表した2011年の「政治資金収支報告書」によると、小沢の資金管理団体「陸山会」へ100万円以上の個人献金をした人は、前年の10人から109人に10倍以上に膨らんでいた。小沢が「無実」の罪で強制起訴された後、急増している。
 大新聞テレビはまったく報じないが、「小沢を支援しよう」「未来の党に期待しよう」という動きがモノ凄い勢いで加速しているのだ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「未来の党の検索件数が、短期間で4000万件に達したのは、凄いことです。大きな地殻変動が起きている。やはり、女性を中心に、脱原発という思いは強い。未来の党が誕生したことで、『やっと投票先が見つかった』という感覚でしょう。この動きは簡単には終わらないと思う」
 12月4日の公示まで、「未来の党」が何人の候補者を擁立できるか、時間との闘いになってきた