そもそもこの当該世田谷の地のもともとの放射線量はいかほどだったのであろう?というのがニュースに対する思いだった。
今や1億放射線測定家となった日本人は、昨日まで平気で歩いていた道が高濃度放射線の放つ場所であることを知ると放射線というだけで過剰に反応するようになった。それは危機管理としては悪いことではないがパニックの原因ともなろう。
それと知るまで何年もその道を歩いてきた人々には健康に異常があったのだろうか?
この家の住民の関係者が捨て置いたものだとすれば、似たような状態にある場所は他にも多数あるのではないか!?
見えなかったものが見えてしまった時に、正しい知識ほど有効なものはないこと、今回の騒動は教えたのだろうな・・・・・・・
反原発に利用されなかったことがある意味救いだ!
民家の床下の瓶が原因=東京都世田谷区の高放射線量
時事通信 10月13日(木)18時47分配信
保坂展人区長が記者会見し、「ほぼ家の中の瓶が原因ではないかと考えている」と述べた。区によると、委託した業者がこの民家の敷地を含めて調べたところ、家の床下に木製の箱があり、さらにその中の段ボール箱に瓶類が入っていた。線量計を近づけると最大で毎時30マイクロシーベルトを超える値を示したという。敷地内ではほかにも、雨どい横の建屋表面で18.6マイクロシーベルト、雨どい横の床下奧で14.0マイクロシーベルトなど高い数値が測定された。
高放射線量 住宅床下の瓶が原因
10月13日 19時24分
東京・世田谷区の区道の一部から高い放射線量が検出されたことを受けて、世田谷区が専門の業者に委託して隣接する住宅を調べた結果、床下の箱の中にあった瓶から極めて高い放射線量が検出されたということです。世田谷区は、周辺の高い放射線量は原発事故の影響ではなく、この瓶の中の物質が原因とみて調べています。
世田谷区弦巻の区道の一部からは、今月6日の区の測定で、1時間当たり最大で2.707マイクロシーベルトという高い放射線量が検出され、13日に改めて測定したところ、区道に隣接する住宅の塀に近い、地表から高さ1メートルの場所で、1時間当たり3.35マイクロシーベルトという値が検出されていました。現場に隣接する住宅は、ふだんは人が住んでいないということで、区では13日午後から住宅の持ち主らの協力を得て、家の中や敷地内で放射線量を測定するなど原因の特定を進めていました。その結果、家の床下から木の箱が置かれているのが見つかり、箱を開けたところ、さらに紙の箱があり、中に入っていた瓶から極めて高い放射線量が検出されたということです。放射線量は、測定器が検出できる1時間当たり30マイクロシーベルトを超え測定できないほどの高さだということです。問題の瓶は、高さ7、8センチ、太さが5、6センチで3、4本あり、いずれも古い瓶で汚れて黒っぽくなっているということです。区は、この住宅周辺の高い放射線量は、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響ではなく、瓶の中の物質が原因とみて、文部科学省の原子力安全課放射線規制室に調査を依頼し、さらに詳しく調べています。世田谷区は今後、文部科学省などと相談しながら放射性物質の除去を急ぎたいとしています。
文部科学省によりますと、一定量以上の放射性物質を使用したり販売したりする場合は、法律で国の許可や国への届け出が必要です。放射性物質は、原子力発電所以外でも、研究や医療用、工場や農業などの分野で広く利用されています。少ない量であれば特に規制はされていませんが、一定量以上を扱う場合などは、使用したり販売したりする際に、法律で国の許可や国への届け出が必要だということです。許可や届け出が必要な量は、放射性物質の種類によって異なります。しかし、会社が倒産したり、長期間使用しなかったりするうちに管理が不十分になり、思わぬ場所から放射性物質が見つかることがあります。過去には、温泉用に輸入した大量の放射性物質を住宅に保管していたのが見つかったり、人が立ち入らないような倉庫の中から20年から30年前に使っていた放射性物質が発見されたりしています。