ノミ、サーカスへゆく 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2001-07 |
このノミはネコノミ、ネコと自分たちについて語る、ノミは昆虫図鑑のトップに出てて学名はアファニプテラのプリティー(ホントはプリシダエ、ちゃんとネコノミ=felisの絵がついてる)だとか、ノミは変態するがネコはしない(確かに)とか、「ネコをかぶる」とはどういうことか(ホントはすごく凶暴)とか、その後住んでいたネコのトラーを離れてサーカスへ行った(実は駆除されちゃったのだ-作者談)、ノミのサーカスというものは昔確かにあったが使われてたのはヒトノミでネコノミは小さくて見栄えがしないとのことである(でもできないことはないらしい)
他にネコと同じ大きさだったブタが部屋いっぱいのサイズになってとうとうハムにされてしまったという悲しいお話も
ピーター・ラビットの作者ほどじゃないけど金井さんもリアリストなのだ
マイマイとナイナイ (怪談えほん2) 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2011-10-08 |
馬に蹴られて片目を失った女の子を襲うさらに過酷な運命、マジメな子供(特に男の子)だったら「僕が助けてあげる、どうすればいいのか教えて」とか言いそうだ、あれ、それじゃ「眠り姫」になっちゃうね、アタマの中へ流れ込む不定形な悪夢がコワイけどきれい、いやきれいだけどコワイ、文章では書けないこともあるってか・・・
悪いことを教えてあげる、きらいな誰かを消すことを、ああ、それ50年前に(いや30年前でも)教えてくれたらよかったのに、もう手遅れだよ(そんなこと言うか、普通!!)
悪い本 (怪談えほん1) 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2011-10-08 |
高い天井の古い家、梁の上にこわい顔の男がいる、何もしないから見なければこわくない、だけど見ればこわい、いるからね・・・・
男の子が怖がってるのに祖母さんとネコたち(数えられんほどいる)はまるで平然、それがけっこうこわい
いるの いないの (怪談えほん3) 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2012-01-28 |
岩崎書店の愛読者カードには「お子様の年齢」を書く欄がある、子供にこんなん買う親がいるのかねえ、どう考えたって買うのは作者買いする大人だろ、絵だって子供なら気にしないことまでムダに凝ってるし-と思ってAzonのレビューを見たら「子供に読んでやった」ヒトが多いのに驚き、いや確かに子供をナメてはいけない、ハイレベルなものを見せるべきだという考え方もあるかもなあ・・・