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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

Somebody Up There Likes Me

2020-09-08 12:36:24 | 本と雑誌
石原慎太郎、曽野綾子「死という最後の未来
この本自体はさして面白くない、2人とも鋭いヒトで今までさんざん辛辣なことを言いまくって来たハズだが何せテーマが「死」なのでこれは生物にとって最大のナゾ、絶対わからないことなんだからこれほどアタマのいいヒトたちだって何か解決になるようなことを言えるわけはない、と読者にはそれしかわからんのである

ということとは全然関係なくタイトルの一文、これ初めて聞いた(石原が言った)んだが映画のタイトルなんだそうである、調べたら1956(昭和31年)ボクシングのロッキー・グラジアノをポール・ニューマンが演じたモノとのこと、そっか納得「神様に愛された」としか言いようのないヒトって絶対いるもんね、このご両所もたぶんそう(そうは言ってないけど)あるいはパヴァロッティやカレーラスとか(結局これ言いたかっただけ)

だがこの文は前から知っていた「タイタンの妖女」の主人公コンスタントのセリフ「天にいる誰かがオレを気に入ってるんだろうよ」こちらは59年の作品だから作者が映画を知らなかったハズはないが・・・とまた検索してみると「オレついてるね」ぐらいの意味で普通に使われる慣用句でもあるやうな
実はこの男「ついてる」なんてもんじゃない、とんでもない運命(それが天にいる誰かと言えなくもない)に翻弄されてるんだが、でもある意味それは「好かれた」ってことなのかもね、天に好かれるのは必ずしもハッピーなことじゃないという意味で

実を言えば私は自分が「ついてる」と思ってる(「今までのとこはそこそこついてた」が正しいけど)でも「天に好かれた」とは思ってない、そんなオソロシイこと思えるわけないよね?

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