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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

裁判員

2008-07-12 15:53:14 | ニュース

田川のオッチャンにご紹介いただいた法務省のHP、早速行ってみた。いわく・・・

 裁判員制度の対象となる事件
①  人を殺した場合(殺人)
②  強盗が、人にけがをさせ、あるいは、死亡させた場合(強盗致死傷)
③  人にけがをさせ、その結果、死亡させた場合(傷害致死)
④  ひどく酒に酔った状態で自動車を運転して人をひき、死亡させた場合(危険運転致死)
⑤  人が住んでいる家に放火した場合(現住建造物等放火)
⑥  身の代金を取る目的で、人を誘拐した場合(身の代金目的誘拐)
⑦  子どもに食事を与えず、放置して、死亡させた場合(保護責任者遺棄致死)

なるほど・・・量刑について、プロとアマチュアで意見が割れるかもわからんのは、殺人と危険運転致死かな?殺人ではしばしば犯人に同情することがあるし(「法で裁けぬ悪いヤツ」というか「迷惑なヤツ」って絶対いるもの)、逆に飲酒運転で全く関係ない人を死なせるのが、意図的に人を殺すより軽い刑とはシロウトには解せないけど法理論はそうなってるらしい。

とは言え何と言うかこういうのって誰の目にも悪いことで「法律で悪いと決ったこと」じゃないよね。量刑相場はおおむね決ってるんだしわざわざ一般人の意見を聞くことはない気がする、もし有罪が確実であるのなら(ここが重要)。

「陪審制だったら絶対有罪になってる」ところが「証拠不十分で無罪」になった人も確かにいるけど(何年か経ったら誰のこと言ってるのかわからなくなるかも)、日本の裁判はしばしば「疑わしきは罰せよ」になってる。
裁判員制度がそれを変えれるだろか?検察側の論告求刑が事実みたいに報道されるこの環境で、裁判官でない一般人ならクモリのない目で事件を見られるだろか?
あんまし期待せん方がいいような・・・少なくとも私は全然自信ないよ(誰もオマエに頼んでないって?だといいけど)