慶應医学部端艇部 部員日誌

部員の日常を綴ります・・・。

学生生活が延長しちゃいました...

2020-04-01 21:00:49 | 日誌

ちわっす、99回生最後の深瀬です。

国試、海外放浪、引っ越し、と忙しく更新が遅れてしまいました。申し訳ございません。

近況報告致しますと、昨今の感染症により、只今少しお暇を頂いておる次第です。

 

まずは無事に99回生端艇部全員が国家試験に合格致しましたことをここで報告させていただきます。医学の道とボートの道を紛いなりにも両立出来た事は、全て支えてくださる方があっての事です。自分一人で成し遂げたなんて思えるはずがありません。この場が適切であるかはわかりませんが、ボートを一から教えていただいたコーチ陣、偉大な背中を見せ続けて下さった先輩方、頼もしい後輩達、優秀で個性的な同期、そして家族に深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

6年間で様々なレースを体験させて頂けました。

1年生時の東日本選手権は当時ナックルでの出漕。緊張でスタートから失敗。運良く進めた2戦目で椎間板ヘルニアを発症。そこから秋、冬をお休みを頂いてまた0からのスタート。2年から対校に乗らせて頂いてからは、思う様に行かない日々の連続でした。結局、4年の早慶戦、東医体も思う様な漕ぎが出来ずに、泣きのもう一戦の慶東戦。劇的な勝利に恵まれたから良いものの、先の見えぬ練習をしていた当時はただ辛い日々でした。よく先輩方が仰る様に、ボート部の思い出は辛い記憶の方が圧倒的に多いです。寒い、辛い、痛い、暑い、眠い、、、あらゆる苦境が待ち受けていました。一漕ぎでも早く終わって欲しいと感じた練習、レースでしたが、今となってはあの時間こそが幸福を体現したものであったのだと感じます。真夏の太陽を浴び、汗をかき、仲間と共に寝泊まりする。何よりも試合という明確な目標に向かってただ努力を積み重ねられる時間。これに勝るものはありません。キャリアを考え、医学部での部活は遠回りしているかの様にも考えたこともあります。様々な経験を積めるのも学生が最後でしょう。他に旅行したり別の経験を積む事も良いと思います。しかし、その選択肢の一つに部活があっても良いと思うのです。社会的生産性のない活動に専念する、そんな事が出来るのも学生の特権です。それを理解し、自分の意思でその道を極めんとする姿勢に意味があると思っています。最初は周りに流されているだけでも、最後に意味を見出せたのならそれは意味のある事だと思います。だから皆さん、始めから意味がないとか、勝てないとか、つまらないとか、そんな事は考えずにもがいてみてください。ボート部という、人にも環境にも恵まれた部活を、やり切った末に見る事が出来る景色は最高ですよ。

 

それでは、皆さんまたどこかで会いましょう。

東医体明けの日焼けした姿と違って、社会人は努力が可視化しずらいですが、今度会うときは更に成長した姿で会える様、頑張る所存です。

 

ps. 後輩は是非宇都宮に遊びにきてくださいな。

深瀬


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