慶應医学部端艇部 部員日誌

部員の日常を綴ります・・・。

引退して思うこと

2020-01-19 01:33:47 | 日誌

こんにちは、国試勉強真っ最中の北澤です。

6年間ボートだけで勉強サボってたつけが回っていたのですが、ようやく少し遅れを取り戻せてきた気がします。残り1ヶ月を切ったのでラストスパートはレート5枚上げの気持ちで頑張ります!


青木くんからのお題は「北澤の筋肉論」「6年間の思い出」です。

 

「北澤の筋肉論」

鍛えたい、強くなりたい、かっこよくなりたい。だから筋トレする。それだけです。


6年間の思い出」

僕にとって大学6年間の思い出は、ほぼボートの思い出と言ってよいほどボートのことでいっぱいでした。シーズン中はもちろんのこと、オフシーズンもエルゴを漕ぎ、常に頭には次のシーズンのことがあった気がします。ただ、6年間を通じて考えるとうまく行っている時期よりも、圧倒的に辛く厳しい時期の方が長く、常に壁と向きあってきたと感じます。「なぜ上手くならない」、「なぜ勝てない」、と毎日考えながら埼京線を行ったりきたりの日々が続きました。同期に置いて行かれ、後輩にも抜かれ、できない自分を悔やみ、周りの人に迷惑をかけ続けたと自責の念に駆られました。

 

ボートは今までの人生で一番肉体的にも精神的にもきついものでした。だからこそ、そんな時は今ここで逃げたらダメになる、厳しいから逃げた弱虫になるという思いがありました。ボートはきついですがやめようと思ったことはなかったと思います。負けた試合の後には、もう一度勝ちたい、もっといい練習をしたいとよく泣きました。

 

本当にありがたいことに、僕は6年の早慶理工戦、そして夏シーズンまで対校クルーとして漕ぐことができました。負けた後も漕ぐチャンスを頂けました。そしてもっとありがたいことに最後の隅田川での理工戦を勝利で終えることができ、夏も優勝こそできなかったものの悔いはない結果で終わることができました。

 

上手くいっている時期よりも圧倒的に辛く厳しい時期が長いこと、ボートが今までで一番きつかったことも確かです。ですが試合で悔いなく終われればそれも全て良い思い出です。

 

はボートにもう未練はありません。勝ちにこだわる姿勢、ボートの基本を教えてくださった先輩、常にライバルであり、目標であってくれた同期、文句も言わずについてきてくれて、最終的に僕のことを引っ張ってくれるまでになった後輩、そして支えてくださった全ての方に本当に感謝しています。

 

最後に後輩に一言だけ。

負けている時、上手くいかない時は言い訳を考えます。身長や、骨格、才能のせいにしがちでした。ただ、上手くいくこと、勝てることもあるのです。そして勝っている人は大抵とんでもないくらい練習しています。医学部レベルでは骨格とか才能とか関係ないです。どれだけ漕いだか、どれだけ勝ちに拘ったかが重要だと6年間を通じて実感しました。上手くいかない時は迷いや悩みを捨てて全力でやってみるのがいいです。その方がきっと楽しく気持ちがいいです。古臭い根性論もたまには大事です。

 

早慶戦頑張ってね!


このくらいにして次は同期の深瀬に回しますね。お題はなんでもいいですが、「国試の乗り切り方」「後輩に言い残したこと」「6年間の思い出」から好きなやつか、フリートークでお願いします!

 

読み返していて、ずいぶん偉そうなことを言ってるなと思って恥ずかしくなりました。全く6年間を振り返ってないので今まで乗った艇の写真を載せときます。最後まで読んでくださりありがとうございます。