慶應医学部端艇部 部員日誌

部員の日常を綴ります・・・。

6年間お世話になりました!!

2021-03-14 20:10:33 | 日誌

こんにちは、100回生の麓です。
国試の合格発表を明後日に控え、緊張しております。

それはさておき、早速折田君からのお題に入りたいと思います。

1.ボートで学んだこと
高校から始めたボート人生を振り返ってみると、色々と学ぶことはありました。

・エグい練習中にマジ無理、って思ってもなんだかんだで無事に終わる。人体ってまあまあ強いんだなということ。
・隅田川の橋の名前。
・荒川の水はしょっぱい。
・長渕剛を効くと辛い練習も頑張れる。

等々あります。
しかしその中でも1番大きな学びは、仲間と同じ目標に向かって努力することの楽しさでした。
心の底から信頼出来るクルーと、苦しみや喜びを共有し、必死にボートを漕いだ時間は何にも代えがたいものです。エグい練習が終わった後の達成感、それを共に乗り越えたクルーとの連帯感、これは究極のチームスポーツと言われるボートだからこそ体感できたのだと思います。一艇ありて一人なし、この言葉は一生大切にします。

2.医師としてのスタートラインに立って
このお題に関しては一言、"心配"しかないです。深い事は考えずにボートを漕いで、たくさんご飯を食べて、qbを解いて鼻をほじっていれば良かった6年間がすでに愛おしいです。

これからは深く物事を考えて、ボートは漕がずに、ご飯は人並みに食べて、qb以外の教科書を読んで、鼻はほじらずに頑張ります。
そして1日でも早く先輩方のような医師になれるように努力したいと思います。

3.夢 
夢、難しいお題ですね。
今までの夢といえば医者になる事でしたが、これから先の夢はすぐには思い浮かびません。自分の置かれた環境、家族、コロナなどで変化する社会情勢、不確定要素が多すぎてはっきりとは"これだ"とは言えません。

しかし、そんな未来の見通しが立たない状況だからこそ、一生懸命に過ごす毎日を積み上げて行きたいと思います。
進行方向に背を向け、自分の残したオールと艇の波紋しか視界に入らないボートのように、見えない未来に向かって仲間と共に1日1日を刻んでいきたいです。

そして何十年後かにそうした日々を振り返り、"いや〜、マジえぐったわ"と言って燃え尽きたいです。

っとポエジーなことを言ってしまいましたが、とにかく4月からの生活が不安です。お○た君のような金融リテラシーもないし、こ○け君のような悪者をなぎ倒す骨格筋もありません。

今までの医学部の経験、qbの知識、国試の過去問を頼りに、同期と共に、憧れの先輩方の元で2年間の初期研修生活に励んでいきたいと思います。

そして何よりもこれからも医学部端艇部、全塾端艇部、慶應端艇部全体を可能な限りサポートしていきたいと思っています。今後とも何卒よろしくお願いします。

次は石本さんにお願いします。
お題は1.端艇部での思い出 2.国試を終えて 3.四月からの生活に向けて、でお願いします!


魂を磨くこと

2021-03-12 22:26:44 | 日誌

100回生の折田です。

 

部員日誌を書くのはいつぶりでしょうか。

最後の部員日誌なので何を書こうか、ずっと悩んでいたらすごく遅くなってしまいました、すみません。

 

小池くんからのお題に答えていきたいと思います。

 

1. 6年間をふりかえって

僕の大学生活はたくさん挑戦し、たくさん失敗する、そんな期間だったと思います。

ボートでいえば、新しい技練を取り入れてみては失敗し、距離をひたすらに稼ごうと思えば失敗し、、、

企業でのインターンでは、新しい提案をしてみては社員さんにボコボコに論破され、資料を作成してみては一から修正させられたり、、、

 

失敗は多かれ少なかれ常に痛みを伴うものです。

ただ、どんな傷も必ずかさぶたとなり、少しずつ治っていきます。

そして、その傷跡が愛おしく思える日が来るはずです。

 

ぜひ、後輩のみんなにも、ボロボロになるまでたくさん挑戦をしてほしいと思います。

 

これを書いていて思い出したのですが、僕の尊敬する経営者の一人に稲盛和夫さんという方がいます。

この方は京セラ・第二電電(現・KDDI)の創業者なのですが、この方の「生き方」という著書の中で、「人生の目的は、魂を磨くことである」という趣旨の記述があります。

 

今日自分という存在がいなくなっても、ほぼ何も変わらない明日が世界にはやってきます。

自分がいなくなったことを悲しんでくれる人は、家族と何人かの親しい友だちくらいで、結局それもあまり長くは続かないはずです。

 

こう考えると、「自分が生きている意味などないのではないか?」という考えに行き着くのですが、その通りで対外的な意義などないのです。

だからこそ、対内的(つまり自分の中)に人生の意義を見出す必要があるということだと僕は解釈しています。

 

他人にとってどう見えるかではなく、自分の魂を磨くため、そのために挑戦することが不可欠だと感じます。

 

(すみません、偉そうに語ってしまいました)

 

 

2. 後輩にメッセージ

僕は引退して以降、あまり部活に顔を出せなかったので、あまり偉そうに後輩にメッセージを残すことはできません。

 

ただ、そういう立場だからこそ見えた部活動の意義があると思っていて、それはこちらのnoteにまとめたので、お時間があれば読んでみてください。

https://note.com/orikoumaru/n/n6133aeed038e

 

まとめると、ただがむしゃらに頑張った先に見える世界があるはずだということです。

ボート流に言うなら、ローアウトした後に見える光があるということでしょうか?(笑)(←それは失神しているだけでは)

 

コロナウイルスの状況もあり、なかなか部活動に意義を見出しにくくなっている時期かもしれませんが、是非頑張れるところまで努力を重ねてみてください。

 

 

3. これからのおりこー

4月からは浜松にある関連外の病院にて2年間初期研修を行う予定です。

(※全国的には、そこそこ知名度のある教育的な研修病院なので、ぜひ後輩のみなさんも見学に来てください!)

 

もともと初期研修をするかも迷っており、一般の大学生に紛れて就活も行い内定もいくつか頂いていました。

しかし、結局医療が大好きで、実習中に感じた喜び・悔しさが忘れられなくて、「普通(?)」の道に戻ってきました(笑)

 

これからは医療に対して自分が最も喜びを見いだせる、そして自分の能力を発揮できるアプローチをしていきたいと考えています。

 

 

 

次は医学部同期の最後の1人、麓くんに回したいと思います。お題は、「ボートで学んだこと」「医師としてのスタートラインになった今の思い」「夢」でお願いします。