みなさまはじめまして!今年度から医学部端艇部所属になりました、105回生2年の福王嘉浩といいます。出身は慶應志木のボート部です。文章を書くのがあまり得意ではないので読みにくかったら申し訳ありません。
部員日誌を書きますと高らかに宣言してから気づいたら2ヶ月経っていました……本当にすみません……(同期の青木の部員日誌も謝罪から入ってました。奇遇ですね。)
言い訳をさせてもらいますと、実は6月末に気胸という病気で2週間ほど入院してしまい、退院したときにはテスト期間に突入していたので全く書く時間がありませんでした(じゃあ6月一杯は何してたんだって話ですよね。僕も何してたか覚えていません)。僕はあまり大怪我をするような活発な子供時代を過ごしてこなかったので入院の経験がなく、人生で初めて入院を言い渡された時はむしろ「どんなことが待ってるんだろ」と半分楽しみで半分不安でしたが、蓋を開けてみるとご飯を食べてはひたすら雀魂を打つ日々だったので、実際に病院で得た知識は麻雀の役くらいです。情けない限りです。
ちなみに主治医のS先生が僕と同じ慶應志木出身の内部生だったようで、高校もボート部だったと伝えると「じゃあ戸田公園で練習してるのか!!」と埼玉トークで盛り上がることができ非常に親近感が湧きました。これも何かの縁ですね。S先生によると慶医の気胸の患者を診たのが僕で3人目で、それまでの二人は共に呼吸器外科に属したらしいです。数年後には僕もS先生の下で働いているかもしれません。
ここまでつらつらとくだらない言い訳を書き連ねてしまったので、ここから先は少し真面目にボートについて書いていきたいと思います。先述したように、僕は高校の3年間もボート部に属していたので、大学で体育会を選ぶ際に全く初見のアメフト部に入るか、続けてボートをやるか真剣に悩んでいました。ネガキャンのつもりはないですが、やはり同じ部活を3年間も続けてると自然にその部活の自分にとっての良い面と悪い面が見えてしまうもので、僕にとってボート部の悪い面は「練習時間に対する移動時間・準備時間が長い」「同じ動きを続けるのでモチベが下がってしまうと上がりにくい」の二点でした。ただ改めて高校時代を顧みると、自分はボート部の良い面に影響されて成長してきたなと思うことができ、大学でも続けたいという結論に至りました。
具体的に言うと、僕が思うボートという競技の最も良い部分は、「逃げ道を作ることができない点」にあると思います。試合でもエルゴの計測でも、一度漕ぎ始めると手を抜くことができない、手を抜いてしまうと数値として目に見える形で現れてしまうのが、いい意味で頑張らなければならない状況を強制的に作り出すので、常に「諦めたい自分」と戦うことができました。今思えば嫌だったテスト勉強もこのボートで培った精神でこなしてきたのかもしれません。なので、大学ではさらにワンランク上の漕手になれるよう日々自分を追い込んでいきたいと思います。(今でも「アメフトはどうなったの?」と心配して声をかけてくださる先輩方がいますが、今はボート部でいくつもりなのでご心配なく!)
拙い長文になってしまいましたが、5年間頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします!
(たった今卓球混合ダブルスの水谷選手・伊藤選手コンビが金メダルを取ったと両親から報告が入りました。おめでとうございます!)