皆様ご無沙汰しております。たまいです。
部員日誌をまわすのが遅くなって大変申し訳ありません。なに書こうかな〜と思っていたらいつのまにか半年経過してました、ただただすみません。
いま私は千葉県房総半島の先っぽで研修医をしています。なぜだか先輩にボート部出身者が多くて、自宅にエルゴ所有してる方もいらっしゃったりするのですが、ボート部出身というだけで一気に距離が縮まるのは不思議です。
辛い時も、エルゴを思い出したら大抵のことは乗り切れるので、やっぱりボートは偉大だなあと思う日々です。
では澤田くんからのお題候補から「6年間の思い出」と「後輩に伝えておきたいこと」を僭越ながら書かせていただきます。
ボート部でのことを振り返って真っ先に出てくるのは40℃近い炎天下や霜が降りるような寒さの中での、乗艇やエルゴでの辛くて苦しい練習です。こんなに苦しい競技をなぜ続けられたのだろうと考えると、陳腐ではありますがやはり一緒に練習に励んだ仲間の存在と、たまーに掴める水上を滑っている心地良い感覚があったからだと思います。
ボートは決してメジャー競技ではなく、同期部員が沢山いるわけではないので、先輩後輩とも同じ艇で練習することがほとんどでした。そんな中、共に苦難を乗り越えた仲間はただの友だちとは違う何かがあって、今でも心から信頼している人たちです。このような仲間に出会うことができたことに心から感謝していますし、今後もずっと繋がっていたい存在です。末永く宜しくお願いします。
また、単純に見えて奥深いボート競技において4年間では到底その全てを知ることはできませんでしたが、ごく稀に「水を掴めて、水面を滑ってる!」というのを感じることができました。これは辛い練習の中で一筋の光となって喜びを与えてくれるものでした。後輩の皆さんも、漕ぎ続けたら必ずやってくると思うその瞬間を、味わっていただきたいです。
最後に、試合での勝ち負けはもちろん大切だし本気で勝ちを目指すからこそ見える景色はあります。でもプロになるわけではない私たちにとって、それ以上に大事なのはその過程から自分が何を感じ、どう変わっていくか、だと思います。たまにでいいので、目の前のタイムだけではなく、日々の練習の中で自分が何を感じてどう変わっていくのかに感度高く注目してみる時間を取ってみてください。偉そうに書いていますが私も現役の頃はなかなか意識できていなくて後悔しているので、この想いを後輩たちに託したいと思います。きっと充実したボート部生活が送れると思います。
ではまた皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!またね!