慶應医学部端艇部 部員日誌

部員の日常を綴ります・・・。

6年間を振り返って

2014-04-01 22:35:02 | 日誌
更新大変遅くなってしまい申し訳ありません。初期臨床研修医1年目となりました藤井遼です。

6年間を振り返ってという議題です。大学入学以前はそれまでの人生を振り返っても正直辛い記憶しか蘇ってきませんでした。しかし、この6年間は思い出せども出せども楽しかったことしか出てきません。

もちろんその瞬間辛かったことはたくさんありました。故障でテニス生命を絶たれたり、何年も片思いしていた人に振られたり、解剖実習でイ○ニにボコボコにされたり、幹部代でフォアでメダル取れなかったり、内科の試験全部落ちたり、婦人科のポリクリでバ○ちゃんにしごかれたり…

総会の日にもお話ししましたが、これまでの自分は何をやっても長続きしていませんでした。振り返ってみると飽きっぽかったからというよりむしろスランプになったとたんに逃げ出していたんだと思います。

この6年間で、特にボート生活を通じて、どんなに辛くても、不利な状況でも諦めない、最後まで全力でやる、ということを学んだように思います。先輩方、同期、後輩たちの、いかなる状況においてもただ真っ直ぐに勝ちに向かって頑張る姿勢は、僕にとっては非常に新鮮であり、そして勝利をもぎとる姿は大きな励みになりました。

結局、これまでの自分だと単なる辛かった思い出で終わってしまっていたことも、努力と前向きな気持ちでプラスに転じることが出来ました。テニスの代わりにポート部に巡り合ってとても楽しい思い出を作れました。今となってはベストパートナーと言える人に出会えました。解剖は多分学年で1番出来るようになりました。出る予定のなかった6年の東医体出てメダル取れました。内科頑張ったお陰で国試余裕でした。婦人科は模試で全国5位取りました。

「努力は必ず報われる。」などとよく聞きますが、正直、「それはたまたまお前が上手くいったから言えるだけだろ。」と思っていました。しかし、その時に報われなくても、人生長いスパンで見ると、それもそうなのかなと思い始めました。「こんなことやっても意味ないだろ。」と思うようなことも、実は遠い将来役に立つかもしれません。本当に役に立たなかったかどうかなんて自分が死ぬ時にならないと分からないと思います。

最後になりましたが、僕をこのように成長させて下さったすべての方々に感謝を申し上げたいと思います。本当に5年間ありがとうございました。現役の皆さん、辛い時期かもしれませんが、早慶戦頑張ってください。今の頑張りが必ず報われると信じています。

堅苦しい話が続いてしまったので、もう時効?解禁?多分みんな忙しいから何書いてもバレやしないよ(笑)。「93回生の伝説の数々」で、もちろん神谷にお願いします。