6年の加藤です。しげちゃんから部員日誌をよく回される気がします、気のせいかな?
ここ最近の端艇部は、思うようにいかないことや、やりきれないことが多く、なかなか笑顔の見られない日が続いてしまっています。
なので、あえて最後はハッピーエンドを目指して、文章を綴ります。
「6年間での思い出」
1,2年生の時は、先輩が心強く、個性的で、戸田では厳しく指導を受けていました。早慶戦に出たくとも、シートレースは激戦で、ひたすらエルゴやってました。自分の漕ぎをビデオで観て下手だなと思う毎日でしたが、今になって思うことは、自分の漕ぎばかりを見て凹むのではなく、目標とする先輩(や選手)の漕ぎをひたむきに真似するのが、初めの上達には必要なんじゃないかな?(もちろん、マネージャーさんの撮ってくれたビデオは部の財産です)
3年生になって、シングルスカルを漕ぎながら、全塾の試合を見に行ったり、主務としてボート関係者とやりとりをする機会が増え、ボートが次第に好きになってきました。少しずつ、いい漕ぎと悪い漕ぎの要点は、見えるようになってきて、一番自分が変わってきたのも、3年生の頃かと思います。ボートを続けている人の魅力から入って、ボートを好きになることもあるのです。勧誘の参考にしてください。
4年生では幹部として、主務として、東医体の総合優勝奪取を虎視眈々とあの手この手で狙っていました。しかし、台風一過の相模湖で不甲斐ない結果に終わってしまい、お先真っ暗かと思いきや、主務として主管させて頂いた慶東戦で、指導した後輩や同期が鉄の東大に打ち勝ち、部全体が再び明るくなりました。
5,6年生になると、心の余裕はできるので、そのいくつかを後輩のサポートに回し、指導を続けました。現在のコーチと戸田やメールでやりとりをしていると、漕ぎの面で意見の一致することが増え、少しは上達したのかなと実感できたのは上級生になってからです。以前のコーチ、そして監督にもとてもお世話になりましたので、改めて感謝申し上げます。最後までありがとうございました。
「自分と同期の変化」
みんなあんまり変わっていませんね...笑 強いて言えば、慎之助が引退したことです笑
勝てばよしとされがちなボートの世界で、なかなか結果を残すのに苦心した立場から思うことは、なにもせずに、できずに立ち去ることほどもったいないことはないということです。GRITという本があるのですが、成功するための鍵は継続することです。科学的にも証明されています。そりゃそうです。部員が30人前後いる部活で、全員がハッピーな瞬間というのはほんのわずかです。総合優勝しても、負けたクルーもあり、何であんなに練習して、暗い気持ちにならなきゃいけないんだと思うことも多々あります。ただ一度もないわけではありません。早慶戦や慶東戦で勝利したり、歯ごたえある後輩が増えたり、気づいていないだけで、実はその瞬間は訪れていて、そのためには我慢強くならないといけません。他の部活を続けてきた人も、部活がいい思い出にならないとかわいそうと言ってました。別に今のご時世部活やらなくても、理解者はいるのでしょうが、自分自身が許さない面が大きいのではないかな? いくつかあの時やり残したという後悔はあります。ただ、端艇部でいてよかったと続けた人は思うはずです。だから続けているのです。
次はストイックとハートフルとリアリスティックを融合したネクストカミングな後藤Kooにお願いしますw
お題は、「6年間のボート部での過ごし方」「これだけは伝えたい」にします!