慶應医学部端艇部 部員日誌

部員の日常を綴ります・・・。

全力でやるということ

2024-05-22 21:30:00 | 日誌
 こんにちは、医学部2年の森本です。残念ながら首相になる気はありません…

皆振り返りを行っているようなので、流れに乗って僕もここ1年を振り返って見ようかと思います。
去年の4月に入部してから8月まで、福岡・下村と共に新人フォアに乗り、6年生の先輩方の指導で見事準優勝を掴み取ることが出来ました。優秀を目標にしていましたが、自治医が強かったです。
ボートのボの字も知らない状態で入部し、ゼロからボートを教わりました。経験豊富な6年生に教えて頂けたのは貴重な体験で、本当に多くのことを学びました。


続いて9月の慶東戦では対校フォアで駒東出身3人(僕と牧野と長岡)と福王さん、かしきさんと共に漕ぎましたが、結果は惨敗。東大のコンスタントに圧倒されました。来年は結果を出したいですね。そのために、練習日程の確保からしっかりやりたいと思います。


そのままオフ期間に入り、最初の方こそ時々エルゴを引いていたりしたのですが、いつしかやらないようになっていました。全く乗艇しておらず、エルゴだけというのは退屈なもので、飽きてしまったのだと思います。小艇は上級生がいる時以外出してはいけないと言われたので、仕方なかった感じはありますが…
僕はスキー部と兼部しているので、ボート部がオフと言えど、冬は忙しかったです。年末からスキーの合宿に行くようになり、1月の試験を乗り越え、2,3月も平日は解剖して週末は滑りに行くというスケジュールでした。




お陰で口頭試問では苦労しましたが、優秀な班員達が丁寧に教えてくれたお陰で何とか詰め込むことに成功し、全て問題なく終わらせることができました。まじ感謝。
1月末からエルゴを再開し、解剖期間も時々やっていました。解剖後に硬テのN沼も一緒にエルゴをする事があり、彼に負けていた部員は危機感を覚えたのではないでしょうか。2月は自分たち1年生で予定を調整して戸田に行き乗艇しオフが明けた、という感じでした。
3月末にあるお花見レガッタをどうするかを3月に入ってから話し始めたのですが、2年生以上は誰も出場せず、僕らの代の一部のみが出場できるということで、色々悩みました。日程的に出場できそうな1年生は6名であったので、フォアを出すとなると1人余ってしまうから、シングルを出すか、という話で。オフ明けの練習日程から何まで自分たち1年生に決定権があり(入部当初はまさかそんな自由すぎるオフ明けになると思っていなかったのですが)、結構困りましたが、結局僕がシングルにチャレンジすることに決めました。
夏はスイープしか漕いでおらず、ダブルにもクォドにもまともに乗ったことがないスカル経験0から始めるシングルはハードでした。3月はスキーの大会があったのもあり、初めてシングルに乗ってから大会までが約10日、乗艇できる回数は6回ほど。スキーの関東大会の帰りにスーツケースを持ったまま戸田に向かい、初めてシングルに乗った時の緊張感は今でも忘れられません。
自分なりに練習をしたのですが、流石に練習不足。大会は圧倒的な最下位でした。それどころか初日の予選では練習水域にて衝突事故を起こしてしまいました。相手のトップがALTIUSの側面に刺さる形だったので、審判の方に養生テープを貸して頂いて、その場でALTIUSの側面の穴を塞ぎ出場したのですが、大会の進行を止めてしまったのがとても申し訳なかったです。無事故で残りの5年を過ごしたいものです。もっとたくさん練習して、シングルで何かしらの大会に出てリベンジしようと思っています。


3月は解剖が終わってからすぐにスキーの関東大会に行き、帰ってきたその日から戸田に10日連 連勤していたら、春休みが終わってしまいました。激動の4月です。
まずは早慶戦。全塾5名と共に、僕・中野・竹内・福岡でエイトを出しました。僕は昨シーズンではバウサイを漕いでいたのですが、サイドの関係で医学部のうち誰か1人が転サイする必要があったので、僕がストサイを漕ぐことにしました。せっかくなのでどっちも漕げるようにしちゃおう、という短絡的な考えです。
早慶戦の練習では、技術や練習の進行の効率の良さ、ボートに対する考えなど、全塾ボート部の同期から多くのことを学ばせて頂きました。朝6時からの朝練のために日医艇庫に泊まらせて頂いたのも良い思い出です。肝心のレースは、スタートで早稲田理工に少し離されたものの、コンスタントで巻き返し、ほぼ並ぶ所まで行きました。しかしラストスパートにかけて慶應のミスオールが目立ち、最終的に3/4艇身差で負けてしまいました。初めての隅田川は想像以上に波が強く、フォワードで水面をはたく・キャッチですかるなど、苦しめられました。終盤の体力が削れてきたときに、そこら辺の意識が疎かになっていたのだと思います。来年どのようなクルーになるかはまだ分かりませんが、今年の経験を活かして必ず勝利を勝ち取りたいと思います。


早慶戦に並行して、試験もありました。解剖・発生学の試験が2つあったのですが、色々忙しかったのでろくに勉強できず… 半ば諦めかけていて、冬に再試を受ける覚悟を決めていたのですが、結局どちらも何とかなりました。2つ目の試験の方に関しては、前日にボートの新歓が終わってから友達の家に行きシャワーを浴びたら既に1時。とりあえず仮眠をとったら、いつの間にか日が昇っていました(友達は起こそうとしてくれたのですが、僕が起きませんでした…)。直前になってから勉強すればいいやとか考えていたのが間違いです。今回はたまたま何とかなりましたが、このままの感覚では夏の陣で痛い目を見ること間違いなしなので、反省してそろそろ勉強を始めようかと思っています。勿論、なんの行動も起こしていないのですが。
以上の早慶戦、試験に加えて、4月は新歓があります。スキーも兼部しているので、朝からガーラ湯沢に滑りに行って帰りに戸田に寄って早慶戦練習をする日もありました。他にも、夜にエルゴをしてから艇庫に泊まり、朝6時から早慶戦練習をして、一旦家に帰って髪を切ってからまた戸田に行って、シングルを漕いでから信濃町のスキー部の新歓に行き、戸田に帰ってきてボートの試乗会に参加してそのまま艇庫泊するなど、冷静に考えると悍ましいスケジュールになっていました。体調を崩したら一巻の終わりだったので、常にヒヤヒヤしていたのですが、何とか無事に4月を乗り越えることが出来て安心しました。



新歓によって、医学部男子4名と薬学部女子3名、看護医療学部女子2名が漕手として、女子2名がマネージャーとして入部してくれました。それだけでなく、108回生の僕達の同期で、2名も途中入部してくれました。2年の医学部男子は9名になり、薬学部の堀江と水口も合わせて11名となった2年生でこれから頑張っていこうと思います。
現時点では、東医体は対校M4+、M2xA、M2xB、M1xの予定で、医療系レガッタはこれに加えてM2xC、W4x+、W2x、W1xの予定です(変更の可能性あります)。僕は対校フォアのストロークをやる予定です。ウェイト、エルゴもそれぞれ最低週2はやって、乗艇も週3はやることになっています。漕手は早慶戦と同じで、僕と竹内・福岡・中野。coxは牧野なので、全員2年生ですね。優勝目指して頑張ります。
今シーズンは全力で駆け抜けます!

次回はcoxをやってくれている堀江です。乞うご期待。

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